フランスに来て、フランス語を学ぶのではなくて、工学系を学ぶならやっておいたほうが良いなと思うことを列挙してみる。

・フランス語  日常会話と文法の基礎ぐらいはやっておいたほうが良いと思われます。最低1ヶ月ぐらいフランス語づけになれば、それぐらいは出来るはず。

・フランス語のコンピュータ用語  日本語以上にフランス語には独自コンピュータ用語はありますね。  仏→英→日では無理です。例えば…  poste de travail = マイコンピュータ  直訳したら「work station」ですよ。

・日本の歴史と地理と文化  日本の歴史はまともな教育を受けている人ならざっくりと知っている。文化も。地理はあまりわかってない、人口規模とかも。日本の工学系の学生は、江戸時代や戦争史、近代史に非常に弱いので知らないと非常に恥をかくばかりか、話が進まない。

・自分の研究についての説明(数段階)  これはどこの国に言っても必要だとは思うが、教授向け、学生向け、一般市民向けなど、各レベルでフランス語で喋れるようになってないと非常につらい思いをする。特に教授向けよりも一般向け、学生向けのほうが重用。先生は英語通じるので英語で喋ればよいが、警察官や近所の市民に「chercher」といってもおそらくスパイか何かと勘違いされるかもしれない(というかスパイは普通自分のことを名乗ったりしないと思うが)。日本でも「研究者」という言葉が具体的に何を指すのか想像できないのと同じかも。

・お金  フランスで何困るってお金だと思う。  短期留学ならホテル暮らしするつもりで持ってれば何も困ることはないと思うけど、1年以上の滞在なら、日本以上にお金が問題になることは間違いない。

他には笑顔とか健康とかかなあ。 学んでどうにかなるものではないけれど。