今週末、職場のクリスマスパーティがあります。 フランス語だとArbre de Noelというらしいです。 本当はTechnopoleのクリスマス会なのだけど、LavalにおけるVirtual Reality関係者 の人口に比例して、毎年関係者人口が上がっていて、100人超えたあたりから会場が うちの研究所になってます。 最初の年は着たばかりと言うこともあってホント、大変だった。 嫁が買ったばかりのオーブンで初めて抹茶ケーキを焼いたのもこの時期だった。今は ケーキはかなり上手になってるけど、当時は読めないマニュアルを頼りにがんばった ものだった。 Guyの奥さんのMarieがお話の朗読をしてくれていたんだけど、息子は大泣きして冷や やかな視線を当てられたのを覚えています。本当はそうじゃないかもしれないんだけ ど、息子はたくさんの子供たちに囲まれるのも初めてだし、自分と違う言語をしゃべ る人々の社会に入れられるのも初めてだし、風邪気味だったので当然と言えば当然だ と思う。でもその後PapaNoel(サンタクロース)が出てくるころには手を叩いていた。 順応力ある子だよな、ほんと。 去年はそういった子供関係の問題とかはほとんど無かったのでかなり冷静にいろいろ 見ていました。 イベントとしては、AnimazooEuropeの人が、サンタクロースのリアルタイムCGを出し て、Guyが声優をやるという出し物。 作品自体はまったく問題が無いんだけど、見ていて問題だなー、と思ったのは、子供 たちへのインスタレーション。 とにかくプロジェクタが珍しくて、スクリーンではなく、プロジェクタで遊んでしま う。 (1)プロジェクタで影絵をする (2)プロジェクタを直接覗く この2つについて完全に問題を取り払わないと、子供向けのインスタレーションは失 敗する。 あまり難しい話ではない、プロジェクタの設置位置を高くするとか、低い位置の投影 をしなければならない場合は黒いエリアを作るなどして調整すればいいことなんだけ ど。 で、対策しないとどうなるかと言うと、子供たちの一部が(1)をし始める→映像が見 えなくなる→子供がプロジェクタを探し始める→(2)直接覗く→作品を全然見なく/見 えなくなる→インタラクションが成立しない…ということになる。ほんと要注意だ。 これぐらいならプラズマとか使ったほうが賢いよな、と言うときもある。でもサンタ クロースの魔法にプラズマディスプレイってちょっと無粋すぎる。 まあ何でそんな考察をしているかというと、今週末のクリスマス会に新作インタラク ション作品をこっそり準備しているから、なので。 メインのイベントはHaptionの技術のボスの奥さんが、その手のプロなので何かスペ クタクルをやってくれるらしい。 ちなみにその娘のManonちゃんは最近、うちの嫁に日本語を教わりにきている、いい な、時間があるなら私も教えたいよ…。 で、私の余興なんだけど、プレゼント金が無いなら自分で作れってことなんだけど、 まあ世界にひとつしかない作品だからそれはそれでえらいこと。がんばります。 そんなわけでOpenCVのHaarlikecascadeのVirtoolsBB化なんてことをやっています。 (もちろん研究とかなーり近い内容なのです、遊び100%ではない…) コンテンツは研究室所属博士学生のGregoire(Ecole Atlantic NantesのHyperMediaの 先生でもある)とコラボ。 いいものができるといいんだけど…てゆか、自分次第だなあ。 しかし時差ぼけもあって眠い。 サンタクロースのように、妖精さんたちが働いてくれたら良いんだけど。 眠い中に書くプログラムコードって次の日になると何だか分からなくなりますね。 全然関係ないけど、iTuneでClassicFMを良い目のヘッドホンをがっちりかけて音量高 めで作業してます。 シューベルト「魔王(D328)」ドイツ語版とか、クリスマス音楽とかポピュラーな名作 がかかってて聞き流すには良い感じです。でもどういうわけかコンサート録音なのか 「誰かが咳き込む声」が随所に入っていてびっくりします。 深夜の背後に突然誰かの咳き込む声が聞こえるって、ちょっとホラーですよ。