ここんところ忙しくてまともにBlog書いてなかった理由のひとつひとつを、ゆっくりと紐解いていこうと思います。 そのうちの大きな1件が「テーマパーク開発者募集」です。 知っている人は知っていると思いますが、改めて解説すると、いま私はフランスのLavalという街でバーチャルリアリティをテーマにしたテーマパーク『Parc d’aventure virtuelle (PAV)』を開発する仕事に かかわっています。 もちろん建設作業や運営、ファイナンシングではありません、それらの仕事は毎年開催されている欧州最大のVRコンベンション「Laval Virtual」の運営チームとLaval Mayenne Technopole(LMT)が推 進しており、Laval市がバックアップをしています。 オープン予定は2007年末予定。用地はLMTの裏手、TGV停車駅から車で10分程度の学園都市の一角の広大な緑地です。 7つのパビリオンのスケッチは既に出来上がっており、アトラクションについても、既に市の経済局が開催した公募は終了しています。 私のプロジェクトは運良く公募に残り、現在3件のパビリオンへの企画を詰めているところです。 『バーチャルリアリティ』といってもアミューズメントテーマパークですから、耐久性、わかりやすさ、そしてなんといっても面白いことが求められますし、アートに親しいフランス人の一般市民が相手ですから、映像のクオリティやコンセプト、見た目のアーティスティック具合なども、日本とはずいぶんと違ったものが要求されるのが難しくも面白いところであります。 私が働いている研究所には、他にリアルタイムCGコンテンツを扱う製作会社などもおり、皆がコンペチターであり、協働者(自分の学生がそこで働いている)でもあります。また他のコンペチターは企業であるのに対し、我々は「ENSAM Presence & Innovation/MNRV」として研究室での参加ですから、教授、博士学生、修士学生、留学生、それから私のような客員研究員が全力になって、アートワークや技術リソース、人脈、アイディアを出してがんばっているわけです。 毎日ものすごい数の模造紙にデッサンが描かれていきます。 まあ、そんな毎日なのですが、この後の企画書が通ると、本開発がスタートすることになります。おそらく3ヶ月から6ヶ月。長くて1年といったタスクベースの開発になると思われます。 予算は大型のハードを買うような予算はありません(ハードと内装はPAVが購入)が、開発用人件費は比較的潤沢に提供されるといえます(まあこの手の人件費というのは何を持って潤沢といえるのかは難しいところですが、私の給与感覚では”かなり良い”です)。 さて、本題です。 以下の人物に当てはまる人、もしくは強烈にPAVやLavalで働きたい!というモチベーションがあり、スキルが伴っている人はできるだけ早めにご連絡ください。 ■エンタテイメントシステム開発経験者 ・電子回路技術、メカトロニクス ・デバイス制御技術 ・リアルタイムグラフィックス(キャラクタアニメーション以上) ・リアルタイムコンピュータビジョン ・オープンソース開発経験 ・3DSMax,Flash,Virtools等のツール利用アートワーク ・アプリケーションプログラミング ・ツールSDK利用のコンバータ制作等 ・画力 ・1プロジェクト以上の制作経験もしくは業界3年以上の経験 以上の項目のうち2~3個のスキルのある方で、以下のような方を探しています。 ・モチベーションが高い人 ・3ヶ月以上フルタイムで常駐開発できること(2006年下期~予定)。 ・学生、インターンシップ、出向、重籍可。 ・設計図どおり実装した上で、新しいことに挑戦できる人 ・働ける程度の英語と日本語、日常生活程度のフランス語があれば望ましい 期間、条件、報酬等は応相談ですが、フランス人でも希望者多数なので、まずは英文等のCVやポートフォリオを用意していただくことになると思います。 また、内定した場合、渡航費の一部と、滞在施設等はこちら側で提供します(新築1Rアパートの予定)。 連絡お待ちしております。