フランスで始めて歯科治療してみた。 夫婦そろって。 いくらかかるかわからないので、あらかじめコンプリモン・サンテという任意保険に入っていたのだが、なんとこれで医療費は100%保証になってしまう。 いわゆる国民健康保険は7割、残りの3割を負担。 しかもICカードで自動的に口座に振り戻される。すばらしい。 なんでハイテク日本でこういうことが出来ないんだろう。 日本の医療保険って、なんかいちいち申請するの後ろめたい感じがするし、入院は5日とか、上皮新生物はダメとか女性特有の病気はダメとか歯医者や眼鏡にいたってはそもそも適応すらされないし。 それにしてもこの国では「30過ぎたら…」という言葉はないらしい。 そもそもそんな激しい働き方はQOLを低下させるだけだし、「働けば働くほど人生楽しい」という生活を20代30代40代と淡々と積み上げていくのが普通の感覚。 30代40代で仕事が激しすぎて酒とタバコが増えて、健康と家族との距離が低下する日本とは大違いだ。 まあそういう日本も、QOL向上にがんばってる人はがんばってると思うけどね、ただ仕事の進め方ってのは一人でどうにかなるものではないから大変だと思う。 はなし戻って歯科だけど、ドイツのうわさに聞いたサイバー歯科ほどではないけど、日本と変わらない近代設備、というか若干進んでるものは進んでる。レントゲンとか。 甘いマスクで身長が高い若くてかっこいい歯医者さんが、ものすごいスピードで点検をし、麻酔をし、レジンを錬り、歯石を取り、整形をし、おしまい。非常に手際が良い。さらにひとり当たり20分ぐらいしかかかってない。 お値段も保険適用前で80Euro弱ってところ。 日本に帰って保険なし治療も覚悟してたのだがぜんぜん取り越し苦労だった。 次は眼鏡かな…。最近、本当に見えなくなってきた。