朝から準備でおおわらわ。メディアセンターのプリンタを拝借して、自分のポスター発表の配布物を印刷してたら秋山さんにあう。リアルタイムエフェクト関係のちょっとした疑問とかを相談。その後、BoFの参加者固めのためにE-Tech会場へ。チェアのDonna Coxに確認を入れると、曜日を間違えているという事実が発覚。あわてて修正、別のミーティングをずらしてもらう。助かった。 そのあとポスター会場へ。やっと学会らしいことができる。デモをやろうかなとも思ったが、まあ小規模なデモにして、ビデオとディスカッションに的を絞ることに。意外と素直に反応してもらえてうれしい。高橋君にもちゃんと説明できたのでそれはそれで収穫。苗村先生現る。あとはとなり近所はみなGPU野郎で、私がやらんとしていたマッチングonGPUも隣のスペインの学生が発表していた。彼はGPGPUで私のことを知っていたらしくWebSiteも見ていた。「きみのマッチングもすごいやん、GPGPU出せば」と進めてみたら『いやぼくシャイだから』とか真顔で言われてしまった。フランス人も時々そういうこと言うが、技術にシャイかどうかなんて関係ないと思うんだがな。このままGPU技術をほったらかしにしておいたら、単なる実装と、実装してみないとわからないことと、実装してみると発見できる新しいことを全部、適当に実装した先行例を見るだけで終わってしまう。share the knowledge, bring your brain.なのである。 で、ポスターセッションを3分早く切り上げてBoF会場へ。恐ろしく人がたくさんいる。関係者じゃない人も来ている。各国から。フランスからの土産は皆に配ることにして、前座を持たせながら、草原先生に頼まれたICC存続依頼署名を配っておく。50は作っておいた印刷物が残らなかったところを見ると、それだけ参加していたってこと?すごい。BoF3回目にして、大快挙かも。 さて、BoFは微妙に遅れ気味でスタート、ただ式次第としてはきっちり正しく進み、無断欠席した人を除く全員がDVD映像をバックに自らのプロジェクトや着眼などを語った。DVD製作していて気になっていた作品には私からも突っ込みを入れさせてもらった。 最後に岩田先生がVolflexを紹介して、その後、チェアのDonna Coxのスペシャルスピーチ。E-Techの審査方式や日本作品に関するちょっとしたコメント、それからルーカスが講演後真っ先にE-Techを見学しに来たこと、さらに日本からの学生「Kobito」をもっとも気に入ったことなどを高く評価していた。さらに会場内にはルーカスのしもべ(パダワンか?)が2名ほど潜伏して、全作品をきっちり見ているという。 Donnaの後は、Laval Virtualから、Jean Francois FontaineとGuy Le Brasがスピーチ。日本のIVRCとすでに行っているコラボレーションや、欧州・フランス・Lavalにおける産業ベースの取り組み、一般市民への展開といったフランスならではの利点をアピールした。 最後に、岩田先生よりi-Tokyo出展者全員にDVDが授与され、喝采のうちに閉会となった。が、実際にはDonnaや皆を取り囲む和気藹々としたいい雰囲気はおわらず、みんなで記念撮影などをしたのであった。 いや、こんな実のあるBoF開催できて、私は幸せ者ですよ。