久々映画評です。 仕事に関係大ありなので速攻みてきました。 #推薦してくださった大口さん「AVATAR」、ご推薦の通り3Dで見てきました。ありがとうございます。 場所は、TOHOシネマズ南大沢でここはXpanDが入ってました。 りんかい線ユーザーとしては広告戦略的に109シネマズ川崎あたりでIMAX3Dで見てもよかったんですが、 TOHOシネマズ南大沢の音響も、画質もすばらしかったです。 配給の広告戦略的には「AVATAR」よりも、 「ここで3Dがコケたら困る、お正月はぜひ映画館に来てくれ!」 という気概を感じます。 さて作品『AVATAR』ですが、いろんな意味でエポックメイキングな作品でしたね。 ストーリーはごった煮感はありますが、 もののけ姫的世界観のアメリカ映画的最新の再解釈としてはよいのではないでしょうか。 古いところでは「Dance With Wolves」がそっくりで、 さらに古いところでは「アラビアのロレンス」なども彷彿するシーンがあります。 アフガン問題や単一視点文明の野蛮さ、 生命とネットワークの考え方、従来あったサイバネティクスSFのタブーを解決した点など、 日本人にとってはあまり山場を生まないドラマツルギーかもしれませんが、 今後のSF映画の一般常識を塗り替えるエポックメイキングさがあると感じました。 小道具的なところでは、もののけ姫の森の精や、 ポケモン的感覚(モンスターデザインも!)も見受けられますが、 そして、ものすごいVFXの画質です。 #プロモで流したFF13が本当にプロモーションになっているのだろうか、と感じるぐらい。 ワールドデザインやメカなど、一部FFやガンダム、ポケモンやもののけ姫、そして現在の米軍を参考にしたものが多数出てきますが、逆にそこのVFXでの再現性が半端ないですね。 また3Dをいろんなシーンで試しているんだろうな、と感じるシーンも多いです。 どれも成功していますが、いまのところ一番効果があるのは「ジャングル+弾幕飛び交う戦争映画」ではないかなと感じました。これはFPSゲームでも同じ路線ですけれど。 ただ泣けそうな盛り上がりでも泣けない、ビヘイビアキャプチャーの限界も感じます。 今回は惑星開拓SFなのに、宇宙のシーンがほとんど出てこなかったので、3D映画的には「スタートレック」に期待です。 総評 A 本質的にはB級映画かもしれないが、あらゆる面でエポックメイキングな作品なので四捨五入してA。 『業界関係者は絶対見た方が良い、正月は混みそう!』