長年書き続けてきた、かつご愛読いただいてきた日記ですが、近日中に、一旦幕 引きとなるかもしれません。 理由はいろいろあるんですが、 ひとことで表現するなら 「疲れました」でしょうか。 生活とか仕事とか家族とか。 自分の気持ちの整理をするためにBlogに書き綴ってきたつもりですが、 そろそろ好き勝手に書いても居られなくなってきた、そんな感じです。 もちろん、どうでもいい話題とかお知らせなら書けるんでしょうけど。 少なくともちょっと、充電期間のようなものが必要です。 IVRC2007東京大会の様子です。 http://www.inside-games.jp/news/240/24017.html 行けなくて本当に残念でした。 小野さんのレポートは毎年すばらしくなってきます。 でも、やっぱり行って体験しないとそのすばらしさは判らないと思います。 東京大会で敗退する作品ほど、味が濃くて未完成な素晴らしさがあるし。 来年以降は事前取材を復活させたほうがいいかもしれないですね。広報的にも。 何にも知らないで未来館にやってきた家族連れがいて、 その子供が「かげかみさま」「いれたら」とかに感動して、 その後「なんか記憶に残ってるアレ、なんだっけ」と ずっと引きずるようになることを祈ります。 でもIVRC2007東京予選は未来館の常設展じゃないから、 小野さんのリポートのようなものが残らなかったら、のちに、 その子供たちが「あれ、本当になんだったんだろう?」と思っても 探しようがなくなってしまいます。 自分のあれなんだったんだろう、シリーズ。 電気通信科学館にあった「空気で動く手」、 上野科学博物館にあった「ストロボで残る影」、「落下運動モデル」、 竹橋科学技術館地下にあった「零戦」と「握手の温度を測ってくれるロボット」、 神奈川県立青少年センターのプラネタリウムと星座模型。 http://homepage3.nifty.com/hoshitoishi/kanagawa.html いまはどれも、残っていません。 当時の自分は大人から見ると、 ボタンをおしまくっていただけに見えたと思うんですが、 全部、その後、あれがなんだったか、理解しています。 「心にときめくかどうか」が大事なんです。 ハイテクかどうか、 難しいかどうか、なんて関係ないんです。 ときめくかどうかなんて、 「そんなことどうでもいい」と思う人は多いかもしれませんが、 どんなすごい技術も、難しい技術も、実はほとんどが そんな男の子のときめきの積み重ねで、 積みあがってきたようなもんじゃないかな、と思うんです。 お金とか、事務的なこととか、 世間的な常識とか、時にはそういうった制約すら、 無力になってしまうエネルギー。心の力。 そういうときめきをガシガシ作り出せるような いい仕事、もっとしたいです。 そのためにも、今は、 心休まる場所と時間が必要なんです。 わがまま言って、すみません。