たかが就職活動。されど就職活動。 世間的には夏休みです。 「バカンスはどうだった?」とか知人とか近所の人に聞かれます。 『えーと、昨日から入ったかもしれません』…とか謎の回答をしています。 ごめん息子。ごめん家族。 …と心では言っているいうのに、広い意味で働いているわけです。研究者に休みなし。 というか普通に4徹とかしてます、ありえん。

そんなわけで魂のこもった履歴書&応募書類を 日本の某大学とかに送ろうとしたわけです。

しかし、こんなに事務書類の多い大学、その後働けるんだろうか、と素で不安になったり。 1ページあたり1日かかりそうな書類が全部で8種類。 そのうち「過去の主要な論文を5編程度(各6部)」っておーい!!なんですか そのカッコ書き。 普通に配布する手間あるんだろうから先方でコピー機使ってくださいよ…。 先方のコピー代より安い志願者の国際郵便…。 で…全重量1,361g。 …重すぎ、というかそれ以前にその重さでは「普通の郵便」で送れるか微妙。 そもそもLavalから日本に「普通に出せる郵便」を送ると7~10営業日かかるし、

間に合わない。

こんなに事務作業の多い大学、その後働けるんだろうか、と物理的に不安になったり。 まあでもクリエイティブな研究活動の2割程度の時間と労力をこの種の事務作業に費やしている先生方って多そうだよなあ。

秘書とか雇っても、結局作業量って減らないような気もするしねえ(経験談・以下略)。

事務員さんとか役人さんが賢い場所ほど、規定化されている分、事務作業の量は多くて、 事務員さんとかがそんなに賢くない場所ほど、先生のボランティアは多いんだよね。

あああ、なんか悟ったような事実っぽいことを書いてしまった(略)。 とにかく頑張れ自分。 不可能を可能にせよ。 あ、でも郵便所要日数とか、短縮するの無理ですから。 そんなわけで、気を取り直して、とっても高い国際クーリエサービスを調べて使ってみました。 まあ、あと5日ぐらい余裕があれば普通に出せて安かったんですが、しかたない。 FedEx、UPS、色々ありますが、やはりフランスはChronopost(クロノポスト)が 安くて便利。 そもそも郵便局で出せるし。土曜も集配しているみたいだし。安いって言っても 100Euro超えてますが。 で、例によってトラッキングナンバーがついているので安心です。 Date et heure Evenement Complement sam 18/08/2007 10:50 LAVAL MAGENTA Depot au bureau ven 17/08/2007 18:55 BOBIGNY CHRONOPOST Tri agence de depart effectue おいおい…なんで土曜日に郵便局に出した郵便が金曜日にBOBIGNY(CDG空港の横)にいるんだよ…。 さすがクロノポストだけに時間を超越した…ってオチでしょうか。 休む暇も無く、次の応募締め切りに向けて履歴書を書いております。 結局いける場所は1箇所しかないわけなんですけど、どういうわけか採用関係は 時期が集中しているようなので、仕方ない。 さくっとした書類で、さっさと決まってくれないかなあ…。 まあそんな「さくっと決まってしまう職場」ってそれなりにリスクなんですけどね。 日本はうだるよーな暑さ(らしい)バカンス明けの月曜の朝なわけなんですが、 フランスの、凍えそうなぐらい寒い日曜の深夜から、重めの話題をお届けしました。

追記1:

 クロノポストはその後、時間だけでなく、出発地から出発地に3日以上かけるという快挙を成し遂げました。

追記2:

 思ったより某大・事務員さんは優しくてステキです。

 というか、彼の優しさがなければ、即死してました。