昨夜は気がついてたら寝てた。

気を失っていたとも言う。

ゲストハウスの部屋は良過ぎる、NAISTありえない。 家族寮や夫婦寮の待遇のよさはうわさでは聞いていたが、ゲストハウスは予想以上のクオリティ/値段比だった。

なんというか 「スイートとっておきましたよ」 とか言っても通じると思う。

まあキッチンと冷蔵庫と、広めのユニットバスと木製の雰囲気のいいデスクとAV機器とクローゼットといい椅子とラウンドテーブル、ナイトガウンがあって、ラーメンまで売ってるような自販機や談話室やフィットネスルーム、それからインターネットにオートロックが完備されてるだけなんですけどね、十分。てゆかジュニアスイート。

去年、NAIST→IVRCに向かったフランス学生チームはスイート→畳雑魚寝の落差にさぞかしショックだったかもしれない。 (ちなみにスポーツプラザも十分綺麗で低コストなのだが、畳、大風呂共有、門限厳しい、ネットなし、アメニティ?なにそれ…という感じ、これはこれで刺激的でフランス人学生に受けはよい、人によるけど)

で、朝からプレゼンだったわけですが、準備もイマイチ終わってなかったのですが、発表順が若干変わったのをいいことに、しっかり仕上げてうまく乗り切りました。

というか昨夜の時点で「これでよろしく」と言って渡された研究室紹介「英語版」のPPTは見事にフランス人英語+フランス語が残っていて、オリジナルのフランス語版が無ければ逆コンパイル不可能な状態。周りにいる学生に聞きながら、適切なフランス語を口伝アセンブルして、新しい英語版を作り直すという作業に(もちろん始まる前、リハーサル中だけど)。

さらに言うと、元のプレゼンが、対・大学教授/お役所方面の記述で、イマイチ技術志向のNAIST聴講者にはたがわないと感じたため、内容を大幅に書き換え、自分のプロジェクトも少しは話すことにした。

エンタテイメントシステムの定義と評価について、少し時間を少なめに割いたけど、賢い聴講者が「どうやって評価するか?」について訊いてくれたので予想通り。なかなか満足のいくプレゼンができた。

プレゼンの後はデモ訪問。これもいろいろ興味深い。やはりNAISTの画像処理はかなりの積み上げがあるなあ。 しかし今後予想されるOpenCVとの対比をどうつけていくかと言うのも課題かもしれない。 少なくとも母国語でいろいろ質問できるのはいいな。 フランス学生もかなりいい質問する、また純工学系、体育会系込みの日本のVRと、応用・産業・映像が強いフランスのVRの違いを目の当たりにする最高の場だったかもしれない。とにかくおなかいっぱいデモを見た。

後で聞いたのだが「あるアート系の学生は、下手なテーマパークに行くより面白い」と表現した。そりゃたしかに。安いし。

IVRC2003「フレグラ」を試すESCIN(ウチの美大)の学生、Sylvain。

夜は研究室が飲み会を設定してくれた。日本の研究室のスキヤキ!すばらしい!いろいろ準備してたら昼飯も抜きだったのも手伝って、しばし堪能してしまった。

それにしても千原先生いいひとや~。

研究室の雰囲気が教授の性格とうまくシンクロしていると感じた。

さて、飲み会も二次会三次会と(場所は変えず)盛り上がり、さらにAceSpeeder2顔コントロール版も即興デモ展示してみたところなかなか好評。適度な難しさが良いのかも。もちろん技術的な検討はもっと突っ込んでやられるべきだけれども、千原研の学生さんたちにはCVのエンタテイメントシステムへの使い方の一例をうまく示せたように思う。

学生の交流もなかなか。任天堂を愛してやまないフランス学生と任天堂に就職するIVRC学生の交流から、大阪の任天堂ワールドに12日参加してWiiを触りにいくことになったり、「京都に行きたい!」「任天堂本社をひとめ拝みたい!」という野望を満たすため、明日早朝、早起きして急遽、京都嵐山の「時雨殿」を見に行くことになったりした。

その後、岐阜方面に移動、JFFとRDV。

というわけで今3時半なんですけど明日6時半起きなんで、寝ます。

千原研の皆さん本当にありがとうございます!!