昨日の出来事。

コンビニでOuestFrance(西フランス新聞)の表紙を眺めてたら

「TGV開通25周年」

と書いてあった。

そういえば最近、TGVのヘッドマークに「25ans」とか書いてあったので知ってはいたのだけど、今日が誕生日だったとは。

ミッテラン大統領時代の功績だよね。 中学の英語の教科書に「世界最速はTGV」という節があって、どうしてそこだけ「てぃーじーぶい」ではなく「てじぇヴぇ」と読まねばならんのか謎だったんだけど、20年後に日常的に乗ってるとはおもわなんだ。

で、博士学生のYazidによると「今日の12時から特別に50,000席だけ、フランス国内どこでも5Euro」になるらしい。

すかさずVoyages-SNCF.comを見てみるが確かにそうらしい。 特設ページもある http://www.voyages-sncf.com/leisure/fr/market/promos/promo25ans/page_avant.htm

払い戻し変更不可、と言うことで普通の前売り安売り「Prems」とほぼ同じ条件。これは買わねば、と嫁と息子の学校の休みを打ち合わせて、購入計画。

とりあえず日帰りでParis、行きは5Euro,帰りはCarteEnfant+で安く帰ってくれば良いかな、とかそんな感じ。

ネットでも買えるようだが、そんなものをあてにする日本人ではない。 こういうのはサイト運営側は負荷のベンチマークが取れていいのだが、使う側としては2001年のPlaystation.com以来懲りている。

息子の学校はお昼休みでいったん家に帰ってくるのでその足で、3人で駅に行ってみる。

12時前の段階でこの様子。

というかLaval駅にこんなに人がいるのを見たことがない。 …とりあえず待ってみる。

LeMansならWifiも使えるからこの状態でサイト予約も試せるんだろうけど、隣の青年が仲間に電話しているのを聞いていると、サイトは重すぎて動いてないそうだ。

しばらくするとYazidも新妻つれて後ろに並んでた。

息子と嫁はまた学校に戻らないといけないので、私だけ並び続ける。

PC開いて仕事しても良いんだけど、フランス人にそういう風習はないので(なんか視線が怖い)、かばんに入れてあったDSでひたすら時間つぶしてみる。

前のおばちゃん連中は、完全にマルセイユまで5Euroで行く気になってる。

地元警察から2人ほど警備がでてくる。まあそうだよな。

13時を過ぎたころ駅員が「申し訳ありませんが5Euroチケットはあと10分ほどでなくなります!」とのアナウンス。

列にどよめき。

自分の立ち位置は微妙。

SNCF職員が3人があと10分で処理できる量って6人ぐらいだよなあ…。

とかぼんやり考えながらマリオカートやってたら『終了宣言』。

落胆の声とともにどやどやと崩れていく列。 警備に当たる警察。まあ何もおきませんでしたけど。

その後、週末のEricの家訪問のためのバス券購入で並び続ける。 前のおばちゃんは結局、マルセイユは行くらしい。

昼休みを無駄に使ったなあ、と帰って遅い昼ごはん食べてVoyages-SNCFをみると

「5Euroの席はもうありません」との表示。ちっ。

SNCFとしてはいいプロモーションとWebサイトベンチマークになったのでは。Webサイトはもったりだったけど、オンラインシステムにはまったく異常がなかったみたいだしね(処理は遅かったかもしれないけど)。