元ネタはまたしてもmixiニュース。
<警察庁研究会>「子供に安全なケータイ」提言 業界に要請 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=90786&media_id=2
いいじゃねーか、登録番号のみ発信できる携帯で。 子供にいらん金を渡すな、携帯は玩具じゃないぞ。 親が子供を制御できてない時点で、すでにあきらめないといけない部分があるとおもんだけどもどうだろう?
変な携帯やインフラ作るぐらいならNintendoDSと無料ホットスポットでセキュリティ通信ソフトつくればいいじゃん、とか。
で、いつかは突っ込まねばならないと思っていたこの研究会。
■バーチャル(仮想現実)社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会 http://www.npa.go.jp/safetylife/syonen29/Virtual.htm
やってることはまともなんですが、タイトルが。
「バーチャル(仮想現実)」「弊害」
日本語がおかしいよ。 まず「バーチャル」≠「仮想現実」ね。 せめてVirtual Realityを「仮想現実」と訳すなら直しようもあるんだけど。
東大舘先生の有名な言 http://www.star.t.u-tokyo.ac.jp/column/vr.php ほぼ日刊イトイ新聞(ご近所OL) http://www.1101.com/OL/1999-12-26.html
あと「弊害」ね。 へいがい 【弊害】 他に害を及ぼす物事。害となる悪いこと。 「―を除く」「―を生ずる」 三省堂提供「大辞林 第二版」より
この研究会で扱うものはTVやゲーム、アニメなどの「娯楽産業の弊害」とか「悪影響」とかではなくて、単なる「現代の犯罪と教育環境」。少なくとも委員会の組織で語れるのはその範疇でしかない。
まあ正しくネーミングするなら 「バーチャル(本質)社会のもたらす犯罪と教育研究会」 ってところかもしれない。
まあ教育委員会と警視庁少年課が作った研究会ならそうなるのも仕方ないよな。
ちなみに研究会の検討項目は以下のとおり ○ 子どもを性の対象とするアニメ等について ○ インターネット上に氾濫する性・暴力情報について ○ 子どものインターネット、ゲーム依存について ○ その他
はっきり言って、これらの問題を前向きに解決しようとするなら
「サイバー社会でもよいこ/青少年を育てる研究会」 といった委員会にしないといけないような。 で、できれば経済産業省と文部科学省の共催で。 さらに委員会は、学識者だけでなく、実践教育者と、ゲームやアニメーションのディレクター、プロデューサ系の方を加えたほうがいいですね。あと、サイバー技術教育のプラス面を導くためにもメディアアーティストも加えたほうがいいと思います。 …というとIVRC(国際バーチャルリアリティコンテスト)の構成がまさにそれなんですけど…
実行委員会 http://ivrc.net/2006/about/executive.php 審査委員会 http://ivrc.net/2006/about/gifu.php
というわけでこの手の研究会を結成する予定のあるお役所方面のかた。その際はぜひご相談くださいね。
…ふう…またつまらぬものを斬ってしまった…。 仕事しよっと。