実はあまり知られていないことなのかもしれないけれど、私はモチベーションの低い仕事をするのが大嫌いです。 (あ、自明だった?)

具体的にはどういう要素のある仕事かというと…

・頼まれ仕事 ・興味がない ・新しさがない ・人間味がない ・そもそも依頼している本人が何が面白いかよくわかってない

実際の作業としては様々。 時には「メールに返事しといて」だったり、何かを購買することであったり、報告書であったり、執筆であったり、翻訳だったり、映像編集などの制作作業であったり。

プログラミングなどは意外とこういうことが起きない。そもそも私のプログラミング能力を低く見積もられているのかもしれないし、「そういう作業はお金を払ってプロがやるのが当り前」という意識があるからかも?いずれにせよ腹立つな。実際にはプログラミングの方がよっぽど、楽しく作業できるのに。

最近では(ポスドク時代以後)、こういう仕事を受けるときは全力で「いやそーな顔」をするように心がけてきたつもり。

しかし上記のような仕事を押しつけてくるひとは、どうも「押しつけるのが仕事」になっているらしく、いまいちその仕事の毒性がわかっていないと思われる。非常に無理矢理な方法で仕事を投げてくる。時にはその内容すら把握していないことがある。

私ならスキルがあるからきっとぱぱっと片付けられるんだろう、とか思っているらしい…が、それは大間違いである。 スキルがあってもモチベーションがなければ、徹底的に寝かせるだけでなく、他の仕事にも支障が出るのだ。

何度か測定してみたのだが、どうやらこの種の「モチベーションの維持できない仕事」を1件受けると「そうではない仕事」が20件はこなせてしまう時間を失っているようだ。 作業時間自体も非常に遅い。普通なら1日でできることが丸3日かかったりする。そうこうしているうちに、普通のメールが100通ぐらいスタックしてしまい、結果、余計に腹が立つ。

そんな風にスタックして毒が回っているときに、おもしろそうな話を持ちかけられたり、若者の勢い余った企画書のレビューなどを依頼されたり、偉い人に会ったり紹介されたりすると、本当に危険。

顔はストレス満開。 筆には毒がのる。 握手のときにも目は虚ろ。

全然関係ないようでいて、非常に関係あるのだけれど、今日、これからLavalのVR町おこしの中心人物フランソワ・ドベール(Francois d’Aubert,元研究大臣・Laval,Mayenne市長)が前フランス首相のジャン=ピエール・ラファランにメダルをもらうらしい。

■Francois d’Aubert http://fr.wikipedia.org/wiki/Fran%C3%A7ois_d’Aubert 「Lavalの梶原知事」というと話は早いだろうか?

■Jean-Pierre Raffarin http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/france/cv/raffarin.html http://en.wikipedia.org/wiki/Jean-Pierre_Raffarin

しかも会場はうちの研究所「Ingenierium」のギャラリーで行うらしい。普段は市民ギャラリーで、子供達の図工作品などがよく飾られている場所。

内容は、Ingenierium計画やVR発展振興を通した町おこしの成功なのではないでしょうか。壁にはうちの研究所で開発されたデジタルモックアップシステムを利用したミニバスの映像などが飾られています。シェバリエ(騎士)称号授与とかもあるのかしらん。

昨日から役所の人が走り回って準備しているんだけど、もうそろそろ始まる様子。 私の自転車はどかされてしまったが、例のMADRACEの車筐体も、ついにどこかに移動されたみたい。さらに観葉植物とかもおかれてるよ!この調子だと赤絨毯ぐらい引かれるんだろうか?

こっそり写真でも撮りにいきたいけど、カメラ忘れた・・・。 それより雑用おわらさないと、顔が疲れきってる…。