カレーは元からそんなにたくさん残らなかったので、昼ごはんでほぼ片付いてしまった。
イエローカレーの鶏を焼いて、タンドリーチキンで食べてもいいかなと思ったが、もうこれ以上痛めつけるのはかわいそうなので、ぺろりと食べる。
犬がものほしそうに見ている…が、あげない(事故になるから)。
鶏とバゲット(フランスパン)だけでは若干足りない感じだったのだが、もう12時。あまり重いものは食べたくないので「セップ茸」のオムレツ、それもちょっと大きめのやつを作って食べることにした。
---- 【目標】「セップ茸のオムレツ」1人前+ セップ(Cepes)とはフランス料理に使われる高級きのこで、南仏~イタリア、スペインあたりにあるらしい。イタリアではポルチーニと呼ばれる。秋の味覚。マツタケ同様栽培が難しく野生のものが販売されている。巨大なものもある。写真はすでに南仏のマルシェで撮ったのだが、今はないのでまた今度。生のセップなどこの時期には手に入らないので、今回は、いや今回も(いつも)乾燥セップを使う。香りは独特だが、あえて近いものを挙げると椎茸に近い。
【材料】 ・卵     小4個 ・セップ茸  6かけほど ・生クリーム 大さじ1  今回の使用品はフランス製15%のもの,今回はスジャータ製の生クリームでもよいはず、量は好みで ・塩     小さじ1 ・オリーブオイル 少々
![](http://akihiko.shirai.as/modules/bwiki/index.php?plugin=ref&page=Blog%2F2006%2F01%2F31&src=cepesextra.jpg)
【調理】準備15分+調理5分程度 1.卵を溶いて、乾燥セップをお湯で戻す。  セップはものによるだろうけど、軽く水で洗うか洗わずに等量のお湯で15分ほど戻す。茶色の出汁が出る。卵は白身と黄身で分け溶きするのもうまいが、今回は4個ともしっかり溶いてよい。塩はここで入れておく。 2.大き目のフライパンを熱する。オリーブオイルを引く。 3.中火にして卵を半分引く 4.セップの出汁を半分溶き卵に混ぜる。戻ったセップの身のほうは、焼いている卵の上へ。 5.生クリームを溶き卵の中にひとさじ入れて、軽く混ぜる(激しく混ぜる必要はない)。 6.フライパンの上の卵の周辺が固まってきて、ひっくり返せそうな雰囲気が出てきたら、円形の下半分めがけて残りの溶き卵(+出汁+生クリーム)を投下する。身が寄ってたら適当に左右に均等に。 7.適当な美的感覚で、上半分を折り返して出来上がり。
【食べ方】  とにかく熱いうちにどうぞ!絶対ケチャップなどはいらない。残ったセップの煮汁でソースを作るという高度な技もあるかもしれないが、とりあえずセップの味わいをまずはどうぞ。
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【考察】  生のセップ、もしくは冷凍輸入のセップはとんでもない値段がするので乾燥ものをつかっているが、50gで500円はしない、結構気軽に使える値段である(今回は5g程度しか使ってない)。  このメニューを作ったのはまだ2回目だが、まだ納得いく仕上がりになったことがない。  オムレツだけなら上手に作れるのだが、出汁の水分が制御できないのでちょっと苦労する。出汁巻き卵と同じ要領で、四角いフライパンを使えばいいのかもしれないが(ない)。  セップのソースについては、これはもうフランス料理店に行って舌で盗んでくるしかないかも。白ワインを足して…つい醤油をたらしてしまいそうだが。。。  セップと椎茸は似ているので、日本でも近いメニューは作れると思う。さすがに乾燥椎茸を戻して同じようなオムレツが作れるとは思えないが(できたらやってみてほしい)、椎茸とチーズは合うので、エメンタールなどを混ぜれば椎茸嫌いの子供も喜びそうな?メニューになるのではないだろうか。  なお、オムレツに生クリームを入れるテクニックはうちの母親の技術。前回のカレーピラフで嫁に「生卵禁止」を宣告されてしまったので、硬めに焼いた卵でも、舌に芳醇な旨みが残るように工夫したつもり。今回はバターをまったく使っていないが、腕に覚えのある人は、非テフロン加工フライパン&バターで作ってみてほしい。難しいから。