講演にお呼ばれしてナント(西の大都市)のデザイン大にむかうTGVでの出来事。 近くの席に座ってた若い男性2名(20歳ぐらい)のうちのひとりが おもむろにPSPを取り出して映画を見始めました。 フランスではいまPSPのプロモーションが真っ最中、 TVCMなどでさまざまな「PSPのある生活」を描いています。 http://yourpsp.fr/ フランスでPSPを持っている人を見るのはこれで3人目です。 ・うちの学生(新物好き) ・ゲームショップ店員 ・この人 この人はPSPを愛しているみたいでUMDを4-5枚積み上げて、 大音量で仲間と映画を見ています。 (後で訊いてみたら19歳と21歳、働いているそうです) 私は別に気にもしないで講義の準備をしていたんですが、 早朝の便ということもあり寝ている人もいたのでしょうか、 すぐに品のいいマダムが「音量を下げていただけますか?」と彼らに。 普通のフランス人なら『あ、はいはいすみません…』というところですが どういうわけか彼らは音量を下げもせず、相変わらず映画を楽しんでます。 「ヘッドホンぐらい使えよ…」というのが私の意見ですが、 彼らはあくまで「このスタイルで仲間で映画を楽しみたいんだ」という感じです。 しばらくしてマダムとその後主人が再度やってきて、 「なあたのむよ、そのプレイヤーの音を下げてくれよ」 『プレイヤーじゃないよ、PSP(ぺえすぺ)だよ』 近くに座ってたPCで仕事をしていた老紳士が、 「フランス語わからないのか?そのファイルを閉じろと言ってるんだ!」 『ファイルだってさ、ハハハ!』 …という感じでいつまでも映画を楽しんでます。 まあ彼らは携帯電話かかってきても通話禁止車両内でも平気で喋ってるので、 元からマナーの悪い若者であろう…というのはわかるのですが… (日本製品であるということを考えるとなぜかちょっと恥ずかしい気も) 日本の車内ではこういう光景、ないんですかねえ? PSPの大画面で映画が見れるだけに、ついわいわい楽しんでしまう、という感じ。 まあ当初のCMのように通勤しながら無線マージャン大会開いているとも思えないんですが。