[![Image103.jpg](http://blog-imgs-42.fc2.com/a/k/i/akihikofr/blog_import_4f563ea7e7658.jpg)](http://blog-imgs-42.fc2.com/a/k/i/akihikofr/blog_import_4f563ea807721.jpg)

忙しくて旅愁に浸ってる場合も無いのでLes Baux編はこれで最終回。涙。 天守閣(le donjon)からの眺めは本当に忘れられない。 眼下に広がるオリーブ、アルプスに続く山々、地中海、フランスの台地。 強い強い、吹き飛ばされそうになる風、落ちたら絶対に命を落としそうな崖。 そのすべてが自分を世界の王様にしているような気持ちにさせる。 自然が作り出した台地、 人間が作った城、 人間が壊した廃墟、 時間をかけて風と土に戻す、 その途中の清々とした世界。 近景と遠景、さらに無限遠とつづく立体感。 地球の丸さと人間の眼球の収差を感じられる 広大な大地、ランドスケープ。 安全とか危険とか、 城とか戦争とか、 そういうのは、ほんの一瞬の出来事だ。 途方も無い時間をかけて作り出された 奇遇な土地によってうまれたこの視覚。 神、とか普段は感じられない存在がとても近く感じる。 ここでインスピレーションを得た アーティストたちもそんなことを考えたんだろうか。