今日は市内ESIEAの修士の学生に「日本の企業でスタージュをしたい、出来ればそのあと日本で暮らしたい」という相談を受けていたのをすっかり忘れていて雨の中、研究所にチャリで参上する。 現れた青年は履歴書よりめちゃカッコいい22歳。 日本が好きで好きでたまらなくて4ヶ月独自に研修で都内の貿易商のSEとしてインド人とかと一緒に働いていたらしい。 日本語レベルはまあ、4ヶ月ぐらい。 ちなみにプログラミングとかは日本の大学院生よりはかなりきっちりやってる。C/C++/Java/PHP/VB/C#なんでもござれだ。 で、できればデータベースとかじゃなくてグラフィックスとかのプログラミングの仕事をしたいそうだ。そりゃそうだ(日本でも同じ)。 いろいろ身の上相談してみると、ゲーム会社かなともおもったけど、むしろ「長く勤められるのが大事」らしい。日本に彼女も居るし、日本が好きで好きでたまらないらしい。趣味は絵を描くこと。 というわけでかねてから「長く勤められる玄人プログラマを紹介してください」という某築地の映像系ベンチャー企業の社長にSkypeで電話してみる。 …で縁談成功。 2月から6ヶ月ここでスタージュ、これは学位取得用件だから必須。 そこで働きが認められれば、日本は、この会社は、フランス語も英語も日本語できる、優秀な親日家の人材を獲得したことになる。ブラボー！ コミケの時期だけ日本に来る外人とか、出稼ぎ労働者と違って、こういう人は本当に一生懸命なので、こっちも一生懸命助けてあげようという気になる。 さて人仕事終えて遅い昼飯(といってもケバブだが)を食べながら「どうして日本に出会ったの？いつ？何？」と聞いてみた。 (私がフランス語で聞いて彼が日本語を喋る変な感じ) 「え、うーん、思い出せない…けど多分Dessin Animeだったとおもう。」 『そうかゴールドラックか。』 「もちろん！あとドラゴンボールとか…！」 ふうう・・・ん UFOロボグレンダイザー(ゴールドラック)に感謝だね、日本経済。 …っていうかまあこれで日本の中途半端な学生がまたひとつ職を失ったということになるのかもしれないんだけどね。 ちなみに写真はアヴィニョンの輸入玩具店「NEOTOKYO」で見つけた看板玩具たち。日本でも売ってるんだろうか？ゴールドクロスはともかくこんなキャラまで…。 なおちょうど出発するころに「Goldorak」のDVDボックスが発売されるらしくポスターが貼られていた。 語学学校の同世代の助手に「キャプテンフラム」とともに試しに歌ってみたらめちゃ盛り上がってしまった。 身近にフランス人、イタリア人がいたら試してみることをお勧めします。