ぐるぐる歩き回って街の中心部、オテルデビル(Hotel de Village)につきました。 Hotelといっても宿泊施設ではないです。 市庁舎のことをこう呼びます。 他に「オテルデxx」というと、何かの中心的建物であることを指すようです。 また新しい建物の場合はcentreを使うことが多いようです。 さて先週来たときにここではSNCFアビニョン写真展をやってました。 フランス国鉄で働く人々、建物、列車、歴史、事故などかなりボリュームのある写真展でした。 本当はそれをもう一度見たいと思ってきたのですが、残念ながらもう終わっていて、代わりにやっていたのが 「ゴール将軍とフランスの自由」 ゴール将軍とはシャルルドゴールさんです。 CDG空港の名前でしかなじみはないと思いますが、第5フランス帝国将軍。 ゴール将軍はアビニョンにもゆかりがあるらしいんですが、 写真展としては1940-1945年の戦争史についてまとめられていました。 フランスだと「自由のための戦争」とかlibreとguerreが対になった脈説になることが見受けられるのですが、 やはり日本でこういう写真展をやったら「悲惨な戦争」というタイトル以外つけようがないよなあ。 なお、この夜も大家に戦争の話を持ち出されたのですが、 今日は大家の友人の別のマダムまで同席。 見た目はすごいおとなしそうな人だったんですが、 戦争・政治の話と教育・研究の話にやたらとくいついてきて、困った。 彼女らの見解をまとめますと、 ゲール将軍は英雄、それはいいとしましょう。 しかし日本人=アメリカと同じ、 北朝鮮と中国は核を持ってない、 というのはいかがなものか。 確かに国際的な協議ではそうなっているかもしれませんが、 日本国民の北朝鮮への恐怖というのはそんなもんじゃないですよ。 というかその国民の恐怖が日本を自らを戦争に巻き込んでいく引き金になっている というのは明治時代からぜんぜん変わってないわけなんですが。 まあそういった認識は戦中派マダムにはなかったです。 アメリカとイギリスは戦争をやる国。 だからテロに攻撃される。日本も戦争したい国。 ちなみに今日は大家に 「お前は右翼か?左翼か?」と訊かれました。 どこの国のことを聞いているのか、まず言ってくれ、と返しましたが。 また、フランス料理の本では 「フランス料理のマナーでは食事中に、政治と宗教とグルメの話をしない、と書いてあったけど」 と教えておきました。 ただこれも都市伝説のように思えてきました。 これも今日の話なんですが、 ぶどうの種と皮を丁寧によけて食べていたら、 「こうやるのよ!」 といってがしがしとぶどうを皮ごと口に放り込み、 手にぷぷぷっ吐き出し、皿に乗せてました。 手に出すテクニックは知っていたけど、 そこまでデモして指導してくれなくてもいいし、 自分の食べ方も美意識も間違ってないと思うんですが。
アビニョンの週末:ゴール将軍と葡萄
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