NHKスペシャル戦後60年企画 http://www.nhk.or.jp/special/libraly/05/l0008/l0811.html すごい面白かった~。 結構長い番組だけど引き込まれたよ。 資料写真から作った解説CGのクオリティが高くて良かった。 米国批判のような製作者側の恣意的なものは感じないといえばウソだし、特に米軍退役軍人のインタビューは吹き替え訳がちょっと白々しさを強調していたようにおもう。 私は戦争や歴史は専門ではないし、欧州市民側から積極的に勉強しようとしているいわゆる課題のひとつなのであるけれど、これだけ徹底的に調べられた番組を見た末に、やはり再認識する点はアメリカ軍がこの60年においても、 ・「戦争の終わらせ方」を本当にわかっていない ・攻撃する相手の精神、心理をアメリカ人を基準に考えている ・兵器産業とロビーストの強さ ・結果重視主義 という点だろうか。 番組の中では「アメリカのその後の戦争の方法を決める」と紹介されていたが、戦争ではなくて「攻撃の方法」だと思う。 GHQのような占領後の政策教育を含めた戦後の戦いが今行われているのかどうか、知りたい。 もちろんその「文化・生活の侵略」が正しいとかそういうことを言うつもりは全くないけれど、一般市民を巻き添えに、繰り返し、繰り返し都市爆撃を行い、大量虐殺を行う代わりの戦い方、戦いの終わらせ方があるというのであれば、それを知りたい。