またまたTBステーションより。
日本では政治家にサマータイム導入しようとする動きもあるらしいんだが、正直、無理だと思う。
確かにフランスでは数パーセントの電力節約になっているんだが、もとから欧州の電力拠点であり原子力が主力なので、既に節電によるCO2削減は微々たるものであろう。
むしろ、CO2削減ならガス式共同暖房をやめた方がいいと思う。
それはそうと、サマータイムだが、このBlogの人はいいこと言ってる。
http://ameblo.jp/pasopaso/entry-10002670307.html
まあ「早朝草引き」、本当にやれるんだったらいいんだろうけど。
そういや時差通勤も遅い方じゃなくて早い方にしたらいいんだよね。本当は。
それはそうと
日本がサマータイムしないほうがいい理由をいくつか。
・緯度が違いすぎ
四季がはっきりしていて、日照時間と人々の生活時間の季節ごとの対応できてるから。 フランスの夏は22時でも陽は沈まないって知ってるんだろうか。
・時間に厳しく生きる人が多すぎ
「時間に正確な人」がいるということは、時間=絶対で考えている人が多いということ。
待つの嫌い、昼休み長いの嫌い、5分前行動…こんな国はヨーロッパでも他にあるけどね。
電車がストライキで止まったり、キャンセルしたりするのが当たり前な国ならともかく。
・変化に対するストレス
わざわざサマータイム導入することに対するストレスが多すぎると思う。
1時間の違いをノンビリすごせるならともかく、なかなかそうはいかない。
長年染み付いた太陽と生活時間の関係というのはなかなか崩せない。
ちなみに私は、フランスきてから「太陽が沈んだら夜」という感覚がなかなか取れなくて苦労しました(まだ抜けきってないけど)。
夏時間だと、日本だと15時ぐらいの日照がず~と21時ごろまで続くので、普通に働いていると働きすぎてしまいます。
その間フランス人は18時ごろになったら、規則正しくさっさと帰るわけです。
その勇気、というか習慣があるならいいんですけどね。
日本の職場だと、みんなが宵っ張りになるだけだと思います。
しかも部屋の電気は使うわけだし反エコ。
それぐらいだったら、24時間稼動の無意味なサーバを2・3台減らす努力をした方がエコかも。
経済効果について、
サマータイム対応にすることによるIT業界とか家電業界はうれしいかもしれないけどね。
切り替わった日から「テレビが録画できてない!」と叫ぶ人続出の予感。
他の経済効果はどうなんだろうなあ?
上記のようにもとからノンビリちゃってるフランス人にはいいとおもうけど、日本人だと、余計にダラダラ働く人が増えるだけじゃないかなあ。
全部のシステムをサマータイム対応にしたあたりで、また元に戻すんなら、それなりに経済効果はあるんだろうけど、それも馬鹿馬鹿しいしな…。