Skype愛用者です。実は。
ホリエモンはSkypeと提携したわりにはさほどビジネスに生かせているとは思えないんだけど、Skype自体は海外在住者にとっては、なくてはならないツールです。
まず電話機能。IPソフトフォンなんて沢山あるわけですが、音質と安定度とUIが非常によい。
次にSkypeOutという固定電話にかける機能。これは有料ですが10Euroで約10時間話せます。なんといっても安いし、ダイヤルトーンも出せるから、日本のテレフォンサービスも普通に利用できます。しかも国際間はインターネットで国内はIP電話、つまり電話代はバカ安です。日本国内で携帯電話使うより安いです。
あとは強力なチャット機能。MSNなどはウィンドウ間違って閉じようものなら履歴はパアですが、Skypeチャットはずっと残せます。さらにファイル送信機能が強力でファイヤーウォールだろうがNATだろうが失敗しないでファイル送信できてしまいます。これはひとえにSkypeがP2Pという技術で出来ているからです(ファイル交換ソフトの生みの親が開発の中心者です)。
さらに、新機能SkypeIn。これは米国やフランスなどの固定電話の番号(IP電話として割り振られた番号と思われます)をSkypeに割り当てて、一般・携帯電話から着信できる!という機能です。さらにボイスメール(留守番電話)もあって、これが結構役に立ちます。なおこの機能も有料ですが、携帯電話の維持費を月最低20Euroと考えると、留守番電話つきのフランスの電話番号を1年40Euroで買うのは悪くないと思います。てゆーか、早く日本でサービスインしてくださいよホリエモンさん。日本の電話がフランスに無料で転送されるとなると、これはかな~りお得です。
ホリエモンさんは、Skypeとの提携でビジネス利用についてごにょごにょと記事を書いていますが、具体的には、高品質IPソフトフォンにはいろんな利点があります。たとえばビジネスで利用するなら、現在青森とか地方にあるコールセンター、サポートセンターも助かるし(ライブドア証券はSkype窓口というのがある)、そもそも日本じゃなくて中国とか人件費の安いところでやったらいいわけだし、ヨーロッパで言えば英語とかフランス語喋る給料の安い隣国なんて沢山あるので、この手の電話ビジネスにとってはえらい大助かりなわけです。そもそもフランス人とかやたらとおしゃべり、長電話だし。
いいとこづくめなSkypeですが、困ったところもあります。けっこうCPUパワーを食うのでWindows版600MHzだとギリギリです。うちの嫁さんはよく実家Skypeから強襲食らってますが、GUIのボタンが押せなくなるぐらい、重くなります。
あとはサービスが拡充するにつれ、WebサイトとSkypeのパスワード、IDを盗まれるんじゃないかと不安です。これを盗まれると、けっこう痛いと思いますし、ちょっとしたハッカーならやれるかもしれないです。
そもそもパソコンにはパスワード保存されてますしね。
あとタイトルに書いた「vSkype」ですが、ついに期待されていたビデオチャット機能を実現するプラグインが公開されました。
通話相手が居ないので、まだ試していませんが、近々やってみます。それにしてもSkypeにAPIなんてあるんですねえ。サードパーティ製、つまり別会社の別技術をSkypeに移植して利用している、ということです。この記事によるとポート443をあける必要があるようです。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/06/16/8044.html
Skypeはこれからもいろんなサービスを展開していくでしょう。要チェックです。
よく、パリに語学留学している間にフランス人彼氏つくって、日本とフランスで携帯国際電話なんてやってるカップルを見かけたりするわけなんですが、そんなことやってたら飛行機代が出てしまいます。 てゆーかPC買ってSkype入れなよ、ソフト無料だし!
…って突っ込んであげたいわけです。
ちなみにフランス語だと「スカイプ」とは読みません。「スケイプ」と呼ぶ人が多いかな。
インストール率は結構高いです。