ああ…せっかく2日もかけて書いていたこの連載原稿が、なにかの拍子で消えてしまった…! (リンクをHTMLで書いていたら…うかつに変なところをクリックしてしまったらしい) すごいダメージ!…というわけでこれから安全のために分けて投稿します。


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前回までのお話 ・目的、期間をきめよう ・記録をつけよう ・衝動に駆られたらスクラッチ ・くだらない「投資まがい商品」に騙されない …ということで、特に初心者が騙されやすい投機(投棄?)と「投資まがい商品」について紹介しておきました。『私のこれってもしかして…』と思う人は、コメント・トラックバックでご相談ください。 投資はもちろん自己責任ですが、相談に乗るぐらいはできるでしょう。 【この回のポイント】 ・用語集を使おう ・初心者がカモネギなわけ ・どうやったらよい投資になるか 【用語集を使おう】 株取引には専門用語がつき物です。私も全てを網羅しているわけではありませんが、専門用語が読めないと、話が通じませんし、ちょっと知っているだけで、新聞記事などがグングン読めるようになります。 ちょうど今日、野村證券のサイトがリニューアルしましたが、そこから「証券用語解説集 」を紹介しておきます。利用してください。 【初心者がカモネギなわけ】 さて今日は「バーチャル株式取引」の話題ですが、その前に「投資初心者が何故、失敗するか」について話しておこうと思います。 「私は絶対失敗しない」という自信がある人もしくは「勉強もかねてやっている」という人ばかりだと思いますが、そういうひとこそ、まずは読んでみてください。 株式投資は競馬や宝くじと違って「テキトーに買って儲かる」というものでは絶対ありません。 また多く誤解されている「買って持っていれば儲かる」というものでもありません。 昨今の日本市場は初心者にお勧めできるような、少ない資金で長期投資が向いた市場ではなく、乱高下を利用して巨大な資金を使って1日で稼ぎあげるヘッジファンド や・デイトレーダー向きの市場です。 「長期・ノンビリ」と運用しなければ、日経平均を代表とする株式指標は右肩上がりにはなりません。しかし彼らは小額の資本を保証金にして、多額の「株先物」で取引しているので、ノンビリしていると大損です。大掛かりな仕込みをする「仕手株 」を除いて、2日もすれば、買ったものは全部売り払ってしまうからです。対して機関投資家個人投資家 は、気をつけなければ彼らの「思う壺」になってしまいます。 仕手株などはいい例で、小さな取引が、徐々に大きな波を呼んで、買いが集まり、まるで初心者には「自分が自力で儲かっている・いい銘柄を選んだ」と感じてしまいます。そして損益分岐点手前までじわじわと上がるので、下手をすると、ボーナスや次の月の給料まで突っ込んでしまいます。で、すばやく「利益確定の売り」を入れておけばいいのに、回りの様子を見ているうちに売りそこない、その後、下落が始まるとパニックになり、下落の本質を見抜かずに売ってしまいます。 みえみえです。もっとひどい例になると、ヘッジファンドやデイトレの方は下落した上に、Yahooファイナンスの掲示板などで「ここはもうだめだ」とか「利益出せ!利益!」みたいな書き込みをしたりします。 初心者には全然わからないかもしれませんが、彼らはさらに下落を狙っているのです。どういうことかというと、彼らの取引は現物(現金で即時決済する普通の個人投資家と同じ方法)ではなく、信用取引や先物取引ですから、株価が上がり切ったあたりで初心者が「えっ!?」とパニック売りを始めるだけの引き金を引く「売り」を出しています。でドカっと下がって、実際の評価額よりもかなり低い額面になったところで大量に買い付けて、借りたものを全部返して仕事終了です。詳しくはここ「用語:先物」 を読んでみましょう。 【どうやったらよい投資になるか】 少なくともこんな投資をしていたら、日本の株式市場はちっとも健全にはなりません。法的な規制などが必要ですが、政府はなぜかこの問題に取り組もうとはしません。 おそらく「美味しい思いをしている人」がたくさんいるからだと思います。政治家の資産だけではありません、東証大証といった株式市場や証券会社はその取引手数料で利益を出しています。 日経新聞のような情報屋・メディアも似たようなところがあります。 外国為替などの国の将来が関係する市場と違って、株式市場や商品先物などは、 「個人投資家のなけなしのストックが水泡に消えても、誰も困らない」という点に気をつけなければなりません。 むしろ、仕手株に使われても防げない、つまり株価対策ができていないような企業は消えてしまったほうが健全である、と考えられているのかもしれません。 …ということですから、皆さんは、こんな極悪な投資環境にボーナスを突っ込んだりしてはいけません。 ちょうど大企業などでは6月10日にボーナスが出ることでしょう。 ヘッジファンドはその日を狙っています(多分もう仕込みは終わっています…)。 仕手株、萌え株、ブランド銘柄、株主優待、この3種については、特に初心者が狙われやすいと思います。 【今日の宿題】 ここに、あるところから引用してきた銘柄をリストしておきます。 1 4753 ライブドア 2 7203 トヨタ自動車 3 6758 ソニー 東証1部 4 7211 三菱自動車工業 5 4755 楽天 6 4676 フジテレビジョン 7 9984 ソフトバンク 8 7201 日産自動車 9 4660 ニッポン放送 10 2502 アサヒビール 11 9861 吉野家ディー・アンド・シー 12 4661 オリエンタルランド 13 6753 シャープ 14 9437 エヌ・ティ・ティ・ドコモ 15 7267 本田技研工業 16 4689 ヤフー 17 9205 日本航空 18 9684 スクウェア・エニックス 19 9202 全日本空輸 20 8267 イオン このリストが何を示しているか、が今日の宿題です。 …Part2に続きます…

★上記の内容はすべてバーチャル株式に関する内容です。  実際の取引の参考にされましても、当blogは一切責任を取りません。

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