「Carte de Sejour」つまり「滞在許可証」をついに手に入れた。 えらい長かった、6ヶ月! 当初の長期滞在ビザでは3ヶ月しか滞在できなかった上に、途中、ちょうど3ヶ月目の終わりに学会発表でドイツに行かねばならなかったので、理由書を書いて延長してもらったり…本当に苦労した。 よく、パリに滞在している人のBlogなり手記なりを読むと、警察署にえらい並んでたらいまわし、並びなおし…なんて話があるけれど、その手の苦労はあまりしなかった。うちの街は地方都市とはいえ県庁所在地だし、歩いて5分みたいなところにPrefectureがあるし、パリみたいに警察署が管轄ではない(警察もそんなに怖いところではないんだが)。 何に苦労したかって、それは…雇い主。パリの名門大学おそるべし。普通に取得しても「2ヶ月かかる」と言われているんだが、雇用契約書、住居証明、家族証明、健康証明…といろいろ必要だった。一番腹立ったのは健康証明。事業所で雇い入れるときに必要だというのに「え・知らない」というそっけなさ。パリに行って健康診断か?と思ったがバレリー姐さんと地元の労働監督所のおかげでレンヌの病院で済んだ(だから良かった、ということはあまり無いかもしれないが)。 加えて、よめさんと息子の申請もあった。実は私の健康診断のせいで、嫁さんの長期滞在ビザは保留されてた。 まあ何とか取れたからよかったんだけど。 これで携帯電話とか、社会保障とかカルトセジュールがないとできないことができるようになるよ。やれやれ。 再来週のスペインにも無事旅立てるしねえ。 しかし、更新日をみてびっくり。12月に切れるじゃん。 もらって半年しか使えないのかよ!! 私はともかく、嫁さんに至っては長期滞在ビザの印紙代で1年当たり220Euroもかかるのに…! 夏が終わったら来年の在留計画を立てないと、こりゃあまずいなあ、と。 ちなみに子どもは滞在許可証は不要。パスポートはあるけどね。 もしヨーロッパのどこかに置き去りにしてきたら、本当にシェンゲン加入国中探し回れてしまう。それって「母を訪ねて三千里」の世界だな…。 なお、ちょっと古いが滞在許可証の取得に関する詳細についてはこのサイト がまとまっている。
正しい情報は大使館 を見たほうがいいことは言うまでもない。
(追記) ところでカルトセジュールの更新っていつからできるんでしょう?
取得まで6ヶ月かかったってことは、もうそろそろ始めないといけないのかも。。