■SIGGRAPH ASIA 2009で見かけたNiCT前川氏の”浮いてる”光学系。 空中映像(Floating Image)というらしい。 ナノ加工技術を用いた特殊な受動光学素子、簡単に言えばものすごく小さな角柱のような加工をした鏡を、液晶画面などの上に置いてあげるだけで、「透過する鏡」として働き、宙に映像が浮く。 凸レンズや凹面鏡による実像光学系と違って、ゆがみや大きさの変化がない。 宙に浮いた自分、つまりドッペルゲンガーや、さわれる火の玉といったオカルト映像を作るのにもってこいの技術であるが、空中に光線空間のような理想的な眼鏡なしディスプレイを構成する基盤技術にもなりえるはず。 YouTubeに動画おいておきました http://www.youtube.com/watch?v=3VbX32nEgxs ■NiCTによる解説 http://www.nict.go.jp/publication/NICT-News/0612/research/index.html