■アップル、強権発動か–「OSx86 Project」などの掲示板が閉鎖に(CNET) http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20096785,00.htm?tag=nl ついにデジタルミレニアム法の”濫用”が始まってきた、という感じ。 ことの起こりはMacOSXをIntelやAMDなどのx86プラットフォームで動かせるように、という活動なわけなんだけれども。 DMCAはデジタル時代の著作権法をうたうアメリカの法律。 ・コピーをしてはいけない ・コピープロテクトをはずしてはいけない ・コピープロテクトをはずす方法を紹介してはいけない …etc… とにもかくにも、著作権保持者(の企業)にとっても優遇な法律。 逆にオープンソースとか、P2Pで何でも共有とかいった流れとは逆行。 そもそも、今回のケースは「こんなすばらしいMacOSだから、x86で動けば皆嬉しい」というボランティアの活動であるにもかかわらず、DMCA発動。 知り合いにはAppleでインターンシップをしてx86どころかホニャララで動くコアとかを書いている学生もいたりするので、そういう学生がAppleの中でやるか外でやるか、の違いだけであるわけなんだけれども。 まあAppleのビジネス戦略というのもわからなくもないのだけれども、例えば過去の例ではMacintoshエミュレータ「BasiliskII」では、Appleの著作権部分であるROMは、実機から吸い出してくださいね、とかいった回避方法をとっていた。しかしDMCAの下ではこの方法すら利用できない可能性がある。 ますますMac資産がくず鉄になっていく…ウチ押入れ…。 それにしてもDMCA、本当にわけわからん。時代に逆行。 だいたい、この法律をこんな勢いで発動していたら、すぐに独占禁止法と戦わなければならなくなると思うんだが。