ことの起こりはmarche plus(マルシェプリュス)という街の中心にあるコンビニだ。 今日は出る前に冷蔵庫を確認していたんだが、晩御飯にはちょっと心もとない食材。メインがない。ふだん買い物してないからこういうときにセンスのない買い物のツケがまわってくる。 まあ予想していたんだが、21:01にこの店に行っても開けてくれるわけがない。だいたい15分前には入り口を閉めるのだ。中で買い物している人が恨めしい…がすごすごと帰る。こうなるとこの街はクルマ無しでは何も買えない。もちろん開いているレストランやカフェもあるし、ケバブやピザだって売っているのだが…さっきまで全開で働いていて、一分一秒も惜しいよ!と言う感じで働いていて、店が閉まったのだから、ここで外食するのはなんか負けた気がする。 というわけで、ピザ屋の前で「今日はピザにする!」と決意。 そういえばこんなときのためにピザ生地だけは買っておいたのだった。 しかし冷蔵庫には見事に残り物しかない。 これからピザを焼こうってのに、エメンタールチーズも心細い。 (本当はこのチーズを買いに行ったつもりだったのだが…) まあ、あまり気にせずフィーリングで作ることにした。 まずメインは残った長ネギ様とニンジンで、混載ならぬ「根菜ピザ」とする。 パイ皿に溶かしたバターを塗って、生地を貼り付け。やはり角は余る。 溶かしたバターのフライパンでベーコンをいためつつ、フライヤーでザク切りにしたネギ様(ポワロー)と、ニンジンスライスを軽く揚げる。別に炒めてもいいんだが、やたらとネギ様が余っているのと、香りが出るのでやってみた。長ネギが旨い。 生地の上に、粒マスタードを塗る。これはバレリーに教わった技。そのときは焼きトマトだったが、今回は根菜でいってみよう。 ベーコン、揚げネギ、ニンジンを一緒に炒めて塩コショウを振る。この辞典でいいにおーい。生地の上にあける。 チーズが沢山ないので、トマトペースト代わりに、昨日の残りのボロネーゼソース(ミートソース+チーズ)を大さじ5ほど塗る。反省としてはこれは3ぐらいでもよかった。 さらに上からエメンタールを敷き詰めて、駄目押しに大きいサラミを4枚のせてオーブンへ。 嫁さんがいつも使いこなしているオーブンだが、はっきりいって熱い。 でも日本の家にもオーブンは欲しいなあ…と思った。 余熱は強めで20分焼いた、が15分でもよいかと思います。 出来は…うまー!馬馬馬でした。 ですが後から気づいたんですが、さすがに2-4人前は夕食にはヘビーすぎます。 残りは明日の朝食にします。 ちなみに所要時間、約50分。 焼き時間が20分とはいえ、もうちょっと手を抜いてもよいかと思います…。