日本時間では締め切り過ぎてますが、某国際会議に投稿してみようと思ってまとめています。 いままでいくつも修羅場をくぐってきた自分ですが、今回は風邪引いてるし、機材は日本にあるしで条件悪すぎるわけなのですが、やはりここらでまとめておかないと、いざSIGGRAPHとか投稿するにしても雑然としすぎてて、まとまらないのを思い知ったので、必要なら実験、必要なら他の論文の精読、という行為をしておかないとこのままでは「ただ寝かしただけ」という状態になってしまいますので。 で、間に合わないだろうということを承知の上で、まとめてみることにしました。 結局のところ、このプロジェクトはコンセプトが大きすぎて、ポスターとかショートペーパーとか書いてても、まとまりきりません。というわけできちんと実験をして、フルペーパーを目指してまとめてみようと決意しました。 スタンスもおそらく「インタラクティブアートであること」から逃げないと思います。目的と思想がしっかりしたインタラクティブアートであるにもかかわらず、技術的、科学的な可能性とその実験方法も間違っていないなら、それは非常に価値があるということが、予備調査を重ねるたびに判ってきたからです。ここから逃げないことで、結果的にはインタラクティブアートの(疑似科学ではない)科学的研究を前に進められるようがんばってみたいと思います。 と同時に調べれば調べるほど、GPU Computer Visionはどうやら世界トップレベルの研究をやってるということが明らかになってきたので、こちらについてもしっかりまとめていこうと思います。 おそらくこれについては次のSIGGRAPH2006を戦場にして、OpenVidiaとCMU金出研の研究の上を行くか、彼らがやっていない場所をズバッっとついた研究成果を発表するべきだと考えています。少なくとも今そろってる種と芽はその場所に生えていますので、うまく実験と評価を積み重ねることができれば、何もコンプレックスを感じるようなことはない、ということに気がつきました。 今日の今日を締め切りにすればあまりに遅すぎるわけですが、結果として執筆上、足りない要素を来月や再来月に埋めていけばいいと考えれば、今日という日は良いスタートであると考えます。