在留邦人の皆様へ                                2005年7月7日                テロに対する警戒について  7月7日午前、ロンドンにおいて地下鉄及びバスの爆破事件が同時多発的に発生し、多数の死傷者が発生しました。  この事件に関連し、「欧州のアル カイダ秘密組織」を名乗る組織が犯行を認める声明をイスラム系ウェブサイトに出しました。  また、イギリスのブレア首相はこの事件を受け、「これは重大なテロ攻撃によるものであることは明らかである」と声明を出しました。  さらに、ドビルパン首相はこの事件を受け、フランスのテロ警戒レベルを2番目に高い「赤」に引き上げました。  フランスにおいてもこの種テロ活動が発生する可能性は否定されませんので、在留邦人の皆様におかれては、特に以下の点にご留意の上、安全に過ごされますようお願いいたします。 1.地下鉄、RER、SNCF、バス等を利用する際、車内、駅、停留所等に不審な物があったり、不審人物がいる場合には、そこから速やかに遠ざかる。 2.通勤・通学経路、時間帯を家族、同僚などに明らかにしておくとともに、変更がある場合には変更後の時間、経路も伝えておく。 3.万が一、自己の付近で事件事故が発生した場合、無事であるときにもその旨を家族、同僚、知人等に知らせる。現場からはなるべく早く遠ざかる。また、無理に通勤、通学しようとせず、いったん安全な場所に避難する。 4.在留届を提出していない場合には、直ちに在留届を提出する。(提出方法等の詳細は大使館領事部へお問い合わせ下さい)  なお、テロ警戒レベルの引き上げに伴い、特に鉄道関係で警備強化策がとられるなど、皆様の日常生活に影響が及ぶものと見られますので、ご注意下さい。