参考文献にググって出ててきたものばかり書いていないかい? 卒論中盤の「煮詰まり期」、是非とも図書館の普段行くゾーンに加えて、新刊図書コーナー、専門雑誌コーナーに行って見ることをオススメします。 他人の著書を引用して論法や資料を学ぶことは、研究(=re-search)の基本ではありますが、長い学位論文を書く過程では忘れがちでもあるのです。 人気記事「卒論が1ミリも進まない4年生におくる,TeX卒論サンプル」でも書いていますが、2章の先行研究、1章のモチベーション、3章の理論に展開する上では、論文を書き始める前に必要な調査と、書いている最中に必要な資料(日付、著者、写真等)、そして過去の著者・研究者による論理展開、当時の社会的背景などへの考察は全く違う切り口になります。 もちろん研究の初期の段階では先生に「図書館を利用しなさい」と言われたはず。 でも習慣的に使っている学生は少ないですよね、Google楽ですし。 Googleと同レベルで便利なのは、大学図書館のWeb検索です。 【神奈川工科大学 付属図書館 Web検索】 http://ufinity01.jp.fujitsu.com/kait/ 神奈川県下トップクラスの蔵書数。このサイトの下の方にある検索データベースへのリンクも大変役に立つサービスばかりです。 Googleで検索できる、という方法だって、使い方次第です。 まずは研究論文検索ならGoogleスカラー、Google特許検索、この2つは最近日本語検索もだいぶ良くなってきました。 でも特許検索なら特許庁IPDL(特許電子図書館) そして日本の論文、文献はNIIが運営している「CiNii」が最もオススメです。 CiNiiは国立情報学研究所が運営していてここ数年で精力的に整備されています。 神奈川工科大学付属図書館はCiNii契約図書館ですから、図書館や大学内LANのネットワークからアクセスすれば大抵の場合は無料でPDFを入手できます。 まずはあなたの指導教員の名前でCiNii検索してみるのが良いのでは? 先生だって自分の論文全部即座に出せるわけではありませんし、意外と名寄せに協力できて、先生も喜ぶのでは。 ちなみに家の近所の公共図書館の検索は「カーリル」 公共図書館は意外に役に立ちますよ、禁帯出が多いのですが、集中して複写引用に取り組むと、 地元の受験生などが一生懸命勉強している姿なども見れて、いい気分転換になりますし。 【関連】卒論が1ミリも進まない4年生におくる,TeX卒論サンプル http://aki.shirai.as/2013/01/tex-sample/