図書館に移動。健康関係のコーナーの改修作業風景。なぜかモンゴルの遊牧民族風味。
図書館内の「サイエンス時報(Actualite=最新のニュース)へのアンテナ」というコーナーです。
科学雑誌が読めるみたいですね。BIOMAGAZINE、ASTRONOMIE&SPACE, PLANETなどなど、各PCごとに専門雑誌の最新のトピックが読めるような工夫があるようです。
書架です。この「AL」と書いてあるコーナーは「栄養・食物関係」これだけでもかなりのエリアがあります。さすが農業&グルメの国。
上から見た図書館検索コーナー。休館日なのでだれもいません。
回廊スペースに過去の科学者たちのイメージが。レオナルドダビンチ、ライト兄弟、などなど。「日本人はいないねえ」とボディブロー質問。なるほどたしかにこの時代とこのラインナップだと日本人は出てくるのが難しいなあ。
壁画装飾がいちいちすばらしいです。かなりの科学誌に関する知識がないとここまで描けないですよね。
子供本コーナー。窓の外には芝生とLa Villetteの建築が広がっています。
読み聞かせコーナー。背景には球体シアター「La Geode」が。
「コマガタ」という日本の作家の5歳以下向けCDROM。ショーケースに飾られるほど人気な作家なのに日本で知られていない、という状況は実はよくあることだったりします。
そうかとおもえばいきなり「銃夢」が飾られていたりします。ガンムはBDをよく研究していて、こちらでも非常に根強い人気です。
日本MANGAコーナー。ブラックジャック、やきたてじゃぱんなどが並んでいます。銃夢はフランス語に翻訳されるとあんまり違和感ないなあ、とか思う。
「君のカートゥーン・アニメを作ろう!」というワークショップです。11歳以上、月1回ぐらいのペースで開催ですね。個人的にはフランスでのこういう活動はもっと評価されていいと思います。フランスの同人誌クオリティが日本並みに上がる日が来るといいんですが、実際には「マンガの書き方」という本自体のクオリティが低くてどうにも。日本だと鳥山明がかなりマンガの書き方については力を入れている時期がありましたよね。
日本マンガコーナーの裏にあるBDコーナーを紹介してくれるYvesさん。自分のお気に入りを紹介。BDはこのように非常に版が大きく全ページカラー。コレクションする人も多いです。最近はMANGAにおされて、市場としては苦しいところにいるとも聞きます。
La Villette全体を通して感じることは点字の表記が充実していること。Carrefour Numeriqueのパートナーにも弱視者協会などがいたりして、何かコンセプトの中にもそのへんのユニバーサル性があるのかもしれない。この図書館の中にもそんな一角が。“Salle Louis-Braille(ルイ・ブライユの部屋)”。ルイ・ブライユ(1809-1852)はフランス人の盲人で現在世界的に利用されている3点2行方式の点字(写真左のような)を考案、普及させた人物。この部屋では玄関に人がやってきたらブザーが鳴ったり、目が見えない人の暮らしと知恵を学ぶことができる。