まずはYvesさんの担当である「Carrefour Numerique(カルフール・ニューメリック=Digital Crossroad)」を案内されました。ここはCyber-Baseと呼ばれている無料エリアで、コンピュータに関わるクリエイション、発見、自習、ブラッシュアップを提供しています。右下のほうにスポンサー&パートナーのロゴがあり、自治体、銀行がお金を出しているようです。 Carrefour Numeriqueの多くのゾーンはこのようなPCが並ぶワークショップスタイル。ここは無料でインターネットが利用できるエリア。 ここはワークショップエリア。ポスターには「コンピュータと数学を復習しよう」と書いてあります。毎週水曜17時から18時30分開催。機材は1-2年前のDELLの上位機種でした。 Carrefour Numeriqueのメインストリートは「アニメーションの歴史」の展示になっています。右側はゾートロープ(回転コマアニメーション)。 フランスやベルギーにはBD(Bande dessinee)という独自のマンガ文化があるのですが、そこからの歴史を紹介しています。日本でアニメーションの歴史といえば、ディズニーと手塚治虫で語られる事が多く、まるで「世界中はそれだけでアニメーションを作ってきた」というような感覚を覚えるわけですが、実際にはヨーロッパでも規模は小さいのですが、数多くの取り組みが成されてきました。 当時のアニメーションができるまで、の紹介ですね。「10分で14,400枚の絵」とあります。秒間24コマですね。 それぞれの時代(epoch)やトピックにあわせて、縦長のパネルがあり、液晶ディスプレイが上手に構成してあります。 戦中戦後の白黒人形アニメなどもデジタル化してパネルの上で展示上映されています。 Eric BLESIN(1969-)の紹介。こういったエポックメイキングな作家のパネルもありました。ちなみにBD(Bande Dessinee=帯状の絵、つまりコマ割りマンガ)は主に漫画本を指しますが、Dessin Anime(デッサンアニメ≒アニメーション映画)という言葉が普及していきます。ちなみにAnimeという言葉は「生命のある、生き生きと」という意味があります。現代フランス語では日本のマンガはそのまま「Manga(マンガ)」として輸出され、アニメは「Anime(アニィム)」と発音されることが多いです。 Philippe CAPART, Le Studio ARF-ARFの解説。作品知りませんごめんなさい。 Benoit FEROUMONT, William HENNE, Constantin BEINEの作品。この辺も全然知らないですごめんなさい。 <p<>http://www.youtube.com/watch?v=QrK08g-vKoc
Carrefour Numeriqueとアートと科学の融合の難しさについて語るYves de Ponsay氏。多くの部屋がアーティストを招致したワークショップエリアとして設営 したにもかかわらず、数ヶ月で運営ができない状況になったり、ワークショップ、カンフ ァレンスルームのようなエリアも無料の時は客が来るけど、有料になったとたん誰も来な くなったり、本当に難しい。と録画されてないところでもいろいろ問題点を指摘しておら れました。勉強になります。映像はないのですが、最近熱いLinuxのディストリビュ ーション「Ubuntu」に関する開発者会議なども主催されていたようです。ここの職員さんも開発者で日々Ubuntuに貢献しているとのこと。すばらしい。ほかにもこの Carrefour NumeriqueではWikipediaに関するオフライン会議や、VRやアニメーションに関わるシンポジウムなどが開催されています。</p<>