[![OuestFrance20070419s.jpg](http://blog-imgs-42.fc2.com/a/k/i/akihikofr/blog_import_4f5648618f5eb.jpg)](http://blog-imgs-42.fc2.com/a/k/i/akihikofr/blog_import_4f564861a3fa9.jpg)

明日に迫ったフランス大統領決選投票。 関係記事は毎日インタラクティブが詳しい http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/france_election/ フランス大統領選:勝つのはどっち? 相撲嫌いVS日本アニメ嫌い http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20070503mog00m030015000c.html フランス大統領選:選挙民ルポ 問われる「失業・差別・住宅」 http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/france_election/news/20070505ddm007030002000c.html フランス大統領選:テレビ討論 サルコジ氏優位保つ http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/france_election/news/20070504ddm007030051000c.html

実は第一回投票前の4/19に地方紙Ouest-Franceのインタビューに答えた。 「外国人が見る大統領選挙」という特集で。まあ外人には選挙権ないからね。 フランス語が読める人は原文で読んでみてほしい。 –引用– 日本では、右とか左とかってのは問題じゃないんですよ。フランスとの違いは「いつも右」ってことです。 実際、日本で「普通に投票する」ってことは「右に投票する」ってことです。 日仏のほかの違いってのは、政治について問題なくしゃべれるってことで、日本はそうじゃないです。 でも、残念なのは主要な候補者のロワイヤルとかサルコジが日本のことを好きじゃないってことです。 意見として、もし彼らがフランスのアイデンティティを保護し、他から守らんとするなら、フランスをまた自身の殻に押し込むってことです。でもそれは私にとっては間違いですね。 候補者はフランスの文化を「定義した上で」それを輸出すべきです。 –引用終わり– 私がしゃべった内容から多少記者が直して書いているので、全部が掲載されているわけじゃない。 特に修正するチャンスがあるなら「Royal ou Sarkozy, ne nous aiment pas」を「…savent pas」に直しておいてほしい。 冒頭で述べているとおり、日本では公的な立場にいる人が選挙の前に具体的な意見を述べるのを嫌うので。 というか実際のところ、上の毎日インタラクティブの福島良典記者が述べているように、日本にとってはどっちが勝っても利益はない。 サルコジはシラク大統領攻撃のために日本を使った。 ロワイヤルは日本文化攻撃、特に日本マンガの悪影響研究が著書にあったりする。 中道のバイルが比較的まともなことを言っていたが、第一選挙では勝てなかった。 ちなみにその後「新聞記事を見たよ!」と言われることが何回かあった。 良識ある柔道の先生の例「それは君の意見だから、私は感想を述べないよ」 良識ない身近な先生の例「おまえはサルコに投票しないとだめだろう、絶対!」 息子の学校の左なおばさんの例「新聞記事拝見しましたわよ」 仲良くしている外国人の例「サルコジ危ない、大変なことになる」 その後、息子の行ってる学校の投票結果が後日公開されていたんだけど、若干サルコジ優位。バイルは10%ぐらい得票があった。 考えてみれば学校が投票所ってことはその父母がどっちよりなのか知るのには便利だな。怖い面もあるけど。 まあ日本も国家元首は直接投票できめたらいいんだよな、とか思う。