とりあえず海外で暮らしてると日本の常識的流行に乗り遅れてしまいますので、

「らき☆すた」

とか試聴してカンを取り戻してみたりするわけです。

感想ですが まあ、「ゆるいオタク入ったゆるい女子高生の生活4コマ」って感じでしょうか。 オープニング以外、京都アニメーションらしくない、というかアニメで見る意味あるのか的な感じだったんですが、 どうやら監督降板するらしいです。

まあそれはそうとして、連続してみてると脳がユルくなりそうなので、ぼちぼちですけど。

で、チョココロネはクリームが出てるほうが頭で、そこからがぶっと行くのが常識でしょう。

そうでないとクリームが出てしまうし。

あとタイヤキは目が会わないように目を閉じて、顔から食べるのが正しいと思います。 それをしないで「ああっクリームが出ちゃうー」とか言ってる奴は、絶対キャラ作ってます。要注意です。

学校のテストは一夜漬け、まああんなもんじゃないでしょうか。

着実にやらねばならんテスト対策ってのは、英単語とか漢字とか古典の活用とか歴史とかの記憶系で。 数学とかは気合でといたらいいんです。公式とか定理はその場で開発して。 それにすべてのゲームに強いってことは動体視力と視筋持久力と最適戦略探索能力が高いってことです。 一夜漬けでクリアできて当然といえば当然。

毎日ゲームばっかりやってる高校生活、いいじゃないですか。 あれが女子でなければかなり普通の高校生なんじゃないと。

…まあユルい生活を試聴して出てくるコメントってこんな感じですね。 「ハルヒ」の時みたいに文学的とかSF的とかメンヘル的アプローチで考察はできそうにないですが。 まあユルい高校生活を回想しつつ見るのはいいんじゃないでしょうか。 息子と一緒に見てても大した悪影響もなさそうですし。 そういう意味では「スクールランブル」とかと同じカテゴリーですかねえ。 キャラの性別を入れ替えてみるとかして楽しむのは普通の行為かどうか知りませんが。

で、「回想しつつ」ってところなんですけど。 私の高校時代も、まああんな感じでユルくすごしてきたわけです。 ベビーブームのピークを超えたあたりの公立マンモス高だったので、1学年13クラス、47人/学級ぐらい。 さらに偏差値的にも立地的にも微妙だったので、高校受験がんばっても結局定員割れ入学。 不良も優等生も訳ありも玉石混合な上に、総じてモチベーション最低。 おまけに先生もモチベーション最低教員と、サヨク教員6割と残りは管理教育という環境。

そういや一緒につるんでた仲間には双子も居たな、男子だけど。 一卵性なので完全に見分けがつかない兄弟で、時々となりの高校に行ってる兄貴と入れ替わってた。 マージャンやったら左右が同じ顔なんでやりづらかったよ…。

時代背景はバブル絶頂で「何やっても生きていけるんじゃないかなー」的な感じね。 将来は「こんな高校の先生だったら楽でいいよなあ」ってところ。 植木等タイプが多数派の世界です。 勉強が嫌いな人は卒業後はさっさと就職したり、専門学校に行ったり。 大学進学者はめちゃくちゃ少なかった。 まあ私も在学中から月収23万で卒業後に新聞配達員を辞めて大学進学に切り替えたりしたわけですけど。 もちろんそういう人は少ない、というかふつうは居ない。 でも仲間うちにはどういうわけか、「高卒就職→大学→博士」という奇特な進路をとった人がもう1人いる。

そのころの仲間とは今でも縁のある人はmixiとかオフで会ったりして仲良く付き合ってます。 というか私は今からでは想像つかないほど、社交性のひくぅういお子さんだったので 「仲間」って言葉がちょっと苦手だったところがあって。 その反動もあって、高校時代は「友達」とか「親友」だとか「恋愛」だとかいう人間の バターくさい何かをいろいろ学んだ時期だったと思います。

「友人」とくに「旧友」ってのは、簡単に表現すれば「人生のパラレルワールド」なんだなーと。 価値なんて測定不可能。でもかけがえのない大切な友人です。 あえて価値を測るとすれば「自分からどれだけ遠い人生を歩んでいるか」かもしれない。 人生のある時期を共通に過ごした誰かが、自分とは違う人生にたくさんある分岐点を超えて、 それでもなお、お互いを刺激しあうことができる存在、そんなところ。 別にわざわざお酒を飲まなくてもいいと思う。 キャラが大事なわけです。キャラが。あと歩んでいる人生ね。

加えて言うと、仲間と友人の違いですが、 本当の友人ってのは馬鹿な仲間に 「おまえは馬鹿だ!本当に馬鹿だなあ、大丈夫かアハハ」 といってポンポン肩を叩ける間柄だとおもいます。 馬鹿だと思っていても「あーそういうのもありか」とか「かわいそうな奴」と思って遠慮したり、そっとしておいたりするような間柄は「仲間以上友達未満」だと思いますよ。 そのバカさかげんをどうにかしようと立ち上がって共に歩んでくれた上に、さらにどうしようもなくなって勢いあまってぶん殴っちゃったりするとさらにいい感じの友人です。 私にはそういう素敵な友人がたくさんいます、幸せです。

…で、回想の続きなんだけど。 ああやって「らき☆すた」とか「ハルヒ」とか「スクールランブル」とかで 和気藹々と学園コメディを構成している登場人物を眺めつつ、 年齢層とか性別とか変えて想像してみたりとか、 『将来結婚する』とかってところまでは、まあ想像できるかもしれないけど、 『こいつ、将来”離婚”する』ってところまでは普通は想像しないよねえ。

「なんでそんな回想してるんだよっ!!」っと 突っ込まれそうですが、冗談ではなくて。

実は自分も含めて、高校のときの友人→その後結婚ってパターン多いんですよ。 例えて言えばハルヒとキョンだったり、天満と烏丸or播磨だったり、その辺の脇キャラ同士だったり、 ちょうどペンギン村みたいに「えー、そのまんまかよーでもありえるー」ってなふうに。 まあマンガみたいにストレートではないですが、いろいろ変遷して、微妙にカップルが換わったりもしてますが みんな子供も居たりするわけです。

まあそんなわけで「キャラしか立ってない深夜アニメ」とか見るのが好きな人で、 さらに構成とか演出とか深みとかを求める人は、 ぜひとも10~15年ぐらい後のキャラ作りを想像してみるとよいです。

「才色兼備な清楚メガネっ子キャラ」はネイティブでボケていてマニアックな殿方に受けがいいのですが、 そのボケ具合と清楚さのおかげで微妙に婚期を逃したりするわけです。 「ボク少女」はいい年こいてくると、僕→俺になるわけです。 ろりろりっとした小型キャラは30過ぎてもその体型も性格も変わらず2児の母になったりしますし、 釣り目お嬢キャラは軽くバツイチぐらいはこなしたりするわけです。 男性キャラにいたっては、 傍若無人な熱血主人公は「目も当てられないようなDQN人生」を歩んでたたりもしますし、 身長が高くてフェミニストなお調子者キャラはフェミニスト人生のおかげで独身貯金なしとか、 逆に結婚と浮気と離婚の繰り返しで結婚費用と養育費と慰謝料で首が回らなかったりとか、 むしろセリフも名前もないような端キャラのほうが幸せな人生送ってるんじゃないか?と思うほどです。 (注:実在の人物とは一切関係ありません、ないはず、ないといいな…)

以上は、同人誌のネタにでもしてくれたらいいと思います。

以下は、実際の友人の話なのでネタにしちゃダメですが軽く紹介したいと思います。

例えばある高校時代の後輩まいみくさんですが、 身長が高くて天才的におもろい娘だなあと思ってたら、

自衛隊関係の極右な感じの旦那と結婚して、巨大でおもろくて、しかも右な名前を持った双子を産んだり、

別の女子友の例では、ひとつあっても大変なのに、たくさんの先天性症候群をもった子供を産んだ上に、

兄弟妹あわせて3人も産んだまいみくも居るし(←感動なしには日記が読めない)。

若いころから新幹線とか旅客機大好きな上にさらにオジサマ系趣味が大好きだった友人で、どういうわけかめでたく某トップ私立大に進学→金融系に就職したまいみく某氏は、さらに不倫やオジサマ系趣味がアップした独身貴族になってたり、

さらに最近、おそらく結婚願望は強いけれども時期的にはかなり後期になることが予想されていた まいみくの某氏がめでたく長年の独身浪人生活にピリオドを打って祝!とか言ってたんですが、 時同じくして、その裏番組では、その結婚式の2次会応援してたまいみくの某一児の母が 「夫婦不仲→スピード離婚→シングルマザー」となってたり。

そうかと思えばその離婚の相談にのってたまいみく某氏(既婚・子供複数)が奥さんと別居中だったり。 (↑これ詳細は知らないが、ほんと、他人の世話してる場合じゃないだろう、と著者注。)

おいおいおい、みんないったいどんな世界に生きているんだよ!! マンガ顔負けじゃないですか。 それとも日本はこういう婚姻関係・三十路ライフが流行りな訳ですか!?? と地球の裏側から突っ込みを入れたりしているわけです。

少なくとも私は真似できません。 パラレルワールドもいいところです。

…ええと、 うちも負けずと子供含めて「マンガ的世界」に生きてますが、 家族円満ですよ。心配しないで、本当。

導火線が短い夫婦なので、

防弾チョッキは常に必要ですけど。

たとえば今日は… 息子の送迎4連発(朝昼昼夕)に挑戦中…毎回泣くから毎回ネタを仕込んでたり。 嫁は大きいおなかを抱えて、フランス語学校。 私は自宅でたまったメールや将来のために格闘しつつBlogとかいろいろ執筆中…。

簡単ではないですが、不幸ではない人生です。 多分誰にも真似はできないので楽しむしかないんですけど。