一年で最も重要な投稿を控えているここ数日私のタスクを奪いに奪った雑用、それがLaval Virtualの新デモ投稿システムである。 「ReVolution」冠を付し、数年にわたりVRの歴史、Laval Virtualの歴史とともに語られるであろう「伝説のデモ」をアーカイブする企画である。 もちろん今までもトロフィーなどの投稿システムはあったわけですし、学会もオンライン投稿が主になっているわけですが、とにかくデモは確認する項目が多すぎる! いわゆる論文投稿と同様の所属情報に加えて、設営サイズに機材に人員に…さらには旅費を出して欲しいとか、いるとかいらないとか。 そういった情報で2005年の上半期の私は滅茶苦茶になってしまった。別に親切に、それぞれ対応してあげているのだが、アーティストだとか研究者だとか言う人種は、日本語が通じるととたんに、翻訳がしづらい交渉だとか愚痴だとかを丁寧に錬りこんでくれたりする。 まあそれは普通の日本語なんだけど、去年の私にはそういった予算に関わることをビシビシ決めるような権限はなかったので、結局自分(+家族)の時間を使いに使って、ときには作家さんが機嫌を損ねてしまったり、さらには動かないデモがあったりとか、私自身のデモが満足に動かなくて超悲しい思いをしたりとカ…etc。 まあそんなことをちょっとでも避けるために、それからSIGGRAPHやIVRCとも提携しているので(双方VIPも来訪する)、ちょっとでもクオリティの高い運営をするために、全部オンライン化することを頑として譲らないことにした。 「じゃあOpenConf使えば?」というので使ってみる。まあ実績のあるソフトを使うのは当然と言えば当然。オープンソースだしいざと言うときは何とかなろう。 自分のなれたxoops使えばもっと楽なのだが、当初はサーバーも自由にならない公式サーバだし、この手の投稿に適したxoopsモジュールがない(あ、自分がDiVA展のときに作った奴が近いか…)。 なので、OpenConfを使うことにした。 …が、あまりの古臭いプログラミングスタイルに唖然。 てゆか、カスタマイズするつもりで作ってないだろう! 本家は2.0というバージョンも出ているようだが、配布&ライセンススタイルが異常で、メールアドレスを登録すると、ダウンロードURLが送られてきて、さらに使ってるカンファレンスのURLまで教えろと言う。 すっごい腹立てながら、バキバキとソースを直す。 フッタの「私が作りました」というコピーライトリンクも、ちゃっかり「変更するな」と書いてあるので、残したくはないが残さねばならん。 でもこれ、もとの開発した人が見たらどう思うんだろうな…。ほとんど原形とどめてないじゃん…。 もちろん他人のソースを見ることで勉強にはなるんだが、旧式の、堅い書き方をしたソースというのは、直そうにもそういうソースを延長させるしかない。似たような業務、似たようなソースを延々と書いて飯の種になるSE様はいいんだが、あいにくと私はそういう職業じゃないのだ。 やってもやらなくてもゼロ円♪ あとは、サーバーに上げて最終チェックするだけなんだけどなあ…。 ここへきてBフレッツの回線工事に当たるとは…。 (なぜ日本にサーバがあるの?と突っ込まないでください…日本人のビデオ投稿がトラフィックの多くを占めるのも事実だし…) というわけでいざとなったらsakura.ad.jpあたりに開くかもしれない。 しかしそれも露骨だしなあ…。 米国あたりにいいハウジングサービスないかな…100GBぐらい使ってもただみたいな値段で使えるサーバー…。 p.s. 関係者の皆さん申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちを…。