社会人っていつからだろう? 大学院のころからだろうか? インターネットが無いと生きていられなくなったころ、 払っている学費と同じぐらい稼いでたころから、 毎日毎日何かしら忙しくて、 1ヶ月もまとまって何かを学ぶ時間なんて無かったように思う。
・ノートを端から端まで書いて使い切る ・1週間に1本以上のペースでペンを使い切る ・活用やら文法やらを無我夢中で覚える
もとから記憶モノの勉強をハイペースで出来るようなお子さんではなかったので、受験時代は苦労した。そもそも高卒時は進学コースではなかったので思いっきり働いてたし。
その後、数学を地味に一問一問解いてどうにか苦手というものが無くなっていったのだが、そのときに使ったノート数十冊は今でも宝だと思う(実家にある)。
働き盛りの20代~30代を乗り越えて、そういう「地味な学習」をするのが本当に大変だった経験がある。 社会的な立場や、仕事や収入といった責務のようなものがあると、語学とかは本当に学ぶのに時間がかかる。英会話とかはその典型的な例で、なまじ英語の知識があるし、国際会議で専門の発表などしているのに、初心者向けに自己紹介などしなければならなかったりするのが疲れる。何より英会話教室の先生には日本に出稼ぎ&嫁探しに来ているオーストラリア人が多いので、世界観そのものが合わなかったりして時間とお金の割りに身につかないことが多々あった。
今回はそういうしがらみからすべて切り離されて、非常に良い学習環境であった。ストレスといえば「極右偏食ベジタリアン大家」と、アヴィニョンという観光地そのものがもつ「水の違い」、それから「ネットにつながないと仕事にならないブロードバンド想定メールが沢山」といったストレスはあったのだが。
感謝の念もこめて語学学校CEILAの特徴を述べておく。 http://www.ceila.com/ http://www.french-labo.com/france/data/14074.htm
・ロケーションがよい(古都アヴィニョン、南仏) ・庭園がきれい(欧州文化庭園) ・エスカーション(課外訪問)のネタに困らない ・学長Francoisの文法重視とMadeleine先生の実践重視の2クラス制 ・午前2クラス、少人数、午後は追加もしくは自習 ・テキストは独自、とにかく書く ・初期は先生の筆記体がきれい過ぎて読めないことも ・宿題は進度によるが、ほぼ確実に出る ・生徒はドイツ人をはじめ欧州人が多い、英語は誰でも喋れるが授業では極力英語を使わない ・年齢層は20代学生~30代前半が主、非常に幅広い。滞在中には19-69歳が参加していた。 ・飲み屋、スーパー、ネットショップなど夜が長い街なので、気晴らしには困らない ・宿泊はアヴィニョン城壁内側ならホームステイ、外側ならホテルか滞在型アパート。値段と条件はピンきりだが観光地なので選択肢は多い。CEILAの世話係が探してくれるし、相談にも乗ってくれる。
私の場合は4週間でしたが、最初の1・2週間は英語が抜けずかなりつらい期間でしたが、3週間目から特にストレスなく学習できるようになりました。 大学等で基礎的な文法を学習している人は3-4週間が適正かもしれません(1-2週間だときっかけにしかならない)。
なんとなく無目的に「会社辞めてフランス語学留学」とか考えていらっしゃるOLさんとかにはお勧めなんじゃないかな…(しかも会社辞める必要ないと思います)有給使って南仏満喫して人生観変えて欧州友人沢山作ってくるといいと思います。
価格は飛行機抜き、ホームステイ込み30万円ぐらいで日本から紹介してもらえるはず。7月はAvignonフェスティバルがあるので楽しいが高いと思います。暑すぎず紅葉も楽しめるこの時期は南仏の山めぐりにはよかったかも。