アメリカをハリケーン「カトリーナ」が襲った。
イラク戦争で国際理解を得られないまま派兵・攻撃を進めたアメリカに対して
「ざまあみろ、バチが当たったんだ」
…となんとなく思っている日本人がいたとしたら言っておこう。
日本も多分、同じようなもん。
大地震や台風・大雪が来てるのに、アメリカと一緒になって派兵している国だしねえ。
というわけで、政治や国家元首の判断と、天災とその被害者は切り離して考えなければならない。
たとえば、SIGGRAPH2000でニューオリンズに行った事がある人は、この記事をよんだらいいと思う。
ブロガーは見た–ハリケーンに襲われたニューオーリンズの惨状 (日本語)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20086957,00.htm
Blog offers rare glimpse inside the chaos(上記の原文)
http://news.com.com/2100-1038_3-5846830.html
紹介されているIT会社のBlogはここで読むことができる。
生々しくて未編集だがデジカメ写真もここで見れる。
http://www.nola-intel.org/pictures/
SIGGRAPH2000の舞台となったニューオーリンズは思い出深い。
世界最大級の水族館はどうなったのか。
優雅な蒸気観光船上でのディナークルーズはどうなったのか。
いま、あのきらびやかな繁華街フレンチクォーターはスラムと化している。
警官が略奪し、ミシシッピ川に海軍船がはしり、
古い木造住宅は燃えている。
たしかに、路地を一歩はいればyesterday’s fish smellがたちこめる街だったけど、
アメリカの中でも美しい街であったことは間違いない。
それが、台風のおかげで、人間がつけた炎で燃えている。
やるせない。