日曜の夕食から私は変わった。 簡単に言えば南仏式を学んだのである。 もっと具体的に言えば「Non」で始まるセンテンスを使えるようになったのである。 ちなみにその後、語学学校の世話人に大家の件を相談してみたら、 けっこうありがちな問題らしく、納得も理解もしてくれたけど解決はしてくれそうにもなかった。 …というか自分で解決しますけどね、ここまできたら。 以下、世話人による客観的な攻略法。 ・いろいろ訊くのはプロヴァンス式 idiomatique=langage avec image ちなみにこのimageは「像」というより「ありのまま」と思われる。 つまり言いたいこと言うってこと? ・肉が食いたいなら食いたいと言う ・野菜食だとか牛乳は毒だとか言うのは 「そりゃあなたの信条、私は…」と言えばよい。問題なし。 ・政治の話は、まあ日常会話の範疇。 ※「右翼か左翼か?」と日本人に訊くのは笑い話にしかならんのだが。 ・給料の額まで聞くのは立ち入りすぎ ・週末自由に過ごしたいと言うのも問題なし。 ちなみに料金はすべて込みなので、私はよほど酷いことがない限り、 大家については怒らないことにした。 で、実践編。 ・訊かれる前に訊け! 使えるありったけの疑問文で訊く 相手に質問させる隙を与えない。 ・同じ質問で対抗! (例)「今日何したの?」と訊かれたら、 (関係ねーだろババア!と返さず) 「bra!bra!bra!」と適当に返した挙句 「で、あなたは何を?」と返す。 ・自慢話は少しはさせる なんだか今日は、 ・スポーツクラブでジムナスティックの先生をやっている話 ・ボランティアで外人助けている話 などをきいた。 なんだか昨日までの拝金主義の話と一致しないところがあるけど、 そういうこともしているのだろう、週の1/3ぐらいは。 ・納得、ガッテンのいく話を新しい少しする 日本のサラリーマンのお父さんが、ほぼ毎晩外で飯を食い、 タバコと酒がないと本音を語らない話。 サムライは絶滅したと思われているが、実はサラリーマンはサムライで いまも普通に腹切りをしたり戦ったりしている(サーベルを持たずに)という話。 ちなみに、後者は最初納得されなかったが、Esprit du japonの話をしたら納得された。 普通に息子らが柔道を習うときに、学ぶらしい。 というわけでだいぶ攻略できるようになって来ました。 年齢が年齢なのでまだまだ手ごわいのですが。 ちなみにほぼ後日談なんですが、 最初の週のニンニク攻撃&訊きまくり南仏攻撃のおかげで、 胃に穴があきそうになってたみたいです。 口内炎と、歯茎からの出血がすごい。歯も弱っている。 心なしか歯の調子もよろしくない(牛乳飲んでないからか!?)。 薬局に行って口内メンテナンス薬品類を購入してきました。