何が忙しいってAdobe Encore使ってセルDVDを制作しているわけなんですよ。
思ったより使いやすいソフトだと思います。UI自体は軽快だし。
トランスコードは速いとは言えないけど、無意味に何度も繰り返さない仕組みがあるので、結果としては速いんじゃないでしょうか。
音声はドルビーデジタルライセンス済みだし、CSSとかマクロビジョンといったコピー防止技術も装備されてます(実際コピーできないかどうかは試してないけど…)。
多少難を言えば、スタイルのプリセットなどが少なすぎること、デフォルトのメニューやアイコン類が地味すぎる…というか視認性が悪すぎます。印刷物とは違いますが、せめてカラーチップにあるような「普通の色の組み合わせ」は欲しかったかも。
あとは他のAdobe Video Collectionのソフトに頼りすぎな気もする。PhotoShop形式でないとメニューの編集すら難しいし、Premiereがないと、ちょっとしたフェードすら作れない。まあこれらをスイートにして売ってるんだから当然といえば当然なんだけど。
それから一回、プロジェクトファイルデータベースがぶち壊れた。幸いメニューは救出できたけど…十数時間のロス。xml使ってるから可読性があるのかもしれないけど、そんなハッキングしている時間なんてない。
というわけでEncore自体は比較的いいソフト。★3つ半~4つってところ。でもほとんどの時間は、映像ソースのトランスコード作業とかハードディスクがゴリゴリ言う作業ばかり。
あとは各作家の原稿まちかなあ。みんなSIGGRAPH出場者で忙しいからなかなか催促しづらいんだけど。
この待ち時間が長いと、クリエイションにかける気力が失せてしまう…。
それはそうと、映像ソースは日本人の映像なのに、英語音声・英語字幕、ときどき日本語、という困った構成。実はパッケージデザインもIllustratorでやってるんですが、いっそのこと「英語音声・英語字幕・リージョン2」というわけわかんない製品にしてしまった方がいいような気がする。
日本語の原稿があれば、朗読だろうが、字幕入れだろうがやるんですがね…。
ま、とりあえず夕方のLaPoste発送に間に合ったから、早ければ今週に日本に着くでしょう。
先生方に変な突っ込みいれられないように、きれいなサンプルパッケージにしてお届けしたんだけど、無事つくといいな。