須藤真澄さんの代表作ともいえる「ゆず」の主人公
ゆんたんが16歳でお亡くなりになったらしい。
http://www.catnet.ne.jp/masumi/nenne.html
日本国民は「コミックビーム」みて号泣しているとか。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=979648
日本にいない私は、その最終回を読むすべすらないので、
やはり自分的最終回として
「ゆんたんは半野良から全野良」になってしまったんだ。
とまずは言い聞かせることにする。
泣くのは日本に帰ってからにしよう。
それにしても
長い間苦楽を共にしてきた家族のような動物を失うのは
本当に悲しい、涙が止まらないことである。
人間の家族は生まれてきたときからずっと家族で
言ってしまえば選べるものではなく決まった運命なので
親とかとの別れは当然悲しいとはおもうけど、
それは生から死まで選べるものでもなく、
運命の中の運命なのだとおもうけど、
動物とか、好きで家族になったパートナーを失うってことは
計り知れない痛みと悲しみと残されたものには、
埋めようのない ぽっかり感 があると思う。
生きる日常を楽しい出来事に変える須藤さんのセンスと
日々事件を生み出してくれるゆずの生活に、
いつかは終わりが来ることは、みんな分かっていたと思うけど。
そう、冒頭のほうの猫の寿命に関するストーリーにあった
ある編集者の
「猫って何年いきるんでしょうねえ」という心ない質問に
『力いっぱい寝かせて締め切りを押してやった』須藤さん。
「このねこ頭が小さいねえ」という獣医の言葉に、
『頭が小さいと?なにが??』と力いっぱい心配して聞き返した須藤さん。
ちなみに私はこのエピソードを自分の教科書のように覚えていて、
心ない言葉を平気で言う編集さんや、依頼人の仕事は
力いっぱい寝かせる主義なのである…がそれはまあよい。
いつかは天国に行く猫、当たり前の別れ、運命の中に、
描き綴らなければならない日々のドラマがある。
そしてそれが生きているという証でもあるのだから。
しかし、ゆずが16年も生きたなんて、なんて痛快なことだろう。
ぜひ1988年からの「実写版ゆず」を見てほしい。
http://www.catnet.ne.jp/masumi/tent.html