変質する大学教員とTwitter規範

“以下個人的なつぶやきです.所属組織には関係ありません”

2014年8月7日,メガスターの太平さんが某女子大の客員教授を退任されていることをFacebookの西川さんのTLにて知りました

大平さんのTwitterは氏のかっこいい業績や評価とは裏腹に,”大変生々しい”というか”中二っぽい”というか,”きな臭い”というか,なんというか「アクティブなTwitterアカウント」であったと思います.あくまで個人的な感想ですが.

私自身もTwitterは長年アクティブです,研究活動,個人的な家族のアクティビティ,学生の楽しそうな写真に加えて,政治や社会に対する問題提起などもあるので,「ある意味きな臭いアカウント」ではあると思います.

大平氏のTwitterはそんな私が時々目を覆いたくなるようなこともあるようなアクティブさであったと思います,ですが,それも含めてのTwitterでしょう.
ディスカッションしたり,個人的な見解を述べるマイクロブログですから.
気に入らないときはフォローするのをやめればいいのです.

でも今回の件はそうはいかなかった.
なぜなのか?

 

大学教員は”変わった人”が多い

大学教員には”変わった人”が多いです.

アカデミックポストを渡り歩いてきた人も,一つの大学で長く勤めてきた人も,企業等での経験から大学教員として採用された人も,一言でいえば「ふつうのひと」は大学教員にはいない,というか成れないのではないでしょうか.

大学院も修士までならともかく,博士まで行くとなるとお金も時間もかかりますし,研究は「誰もやったことがない研究」をやらねばならず,それを何本も論文を書いて,博士論文まで書き上げる必要があります.

もちろん,博士の学位を持っていないひとも「大学教員」には存在しますが,(知らない人も多いと思いますのであえて書きますが)大学の先生は「博士の学位」を持っている必要があります.

全員ではないけれど,大学が学部や学科を作ったりして,学位を認定する機関として機能するためには,それを指導する学位を持った先生を一定数集める必要があると定められています.

学位を持っていない専門家も認められていますが,法律や文部科学省の指針で設定されています.

参考: 大学設置基準 第9条(昭和49年),大学設置基準の改正(平成17年)

#どんな学科がどれぐらい,どんな学位の先生を必要とするのか,といった適格者の数は,認可か届出か,どんな学位を出す大学なのか,にもよって異なるそうです.

いずれにせよ,大学の先生には「ふつうの人」はいません,「普通の人」の定義にもよると思いますが,普通の人が普通にやれることしかできないと,学位になりません.
逆に,普通の人が普通にできないことができる代わりに,普通の人が普通にできることができないことも多くあります.

それは,「勉強ばっかりしてきたから」という理由だけではなく「研究ばかりしていると,世の中の普通の現象を普通ととらえない」という行動習慣が身についている,という表現もできます.また先生方を観察していると,「他の人がやっていることに興味がない」という性格的な適性も影響していると思います.

企業で長く経験を積んだ人からすると,「組織論としていかがなものか」とか「そんな非効率で非合理な!」と思うようなことも多く,長く大学の先生をやってきた人と,企業での躾をしっかりと受けてきた人の間にも摩擦やストレスを生んでいることもよく見かけます.世間一般の「普通の人」を,「一般企業にお勤めのサラリーマン」と定義した場合,その組織論や行動様式,プライオリティには大きなズレがあります.

また人格的な完成度にも世間とのズレがあります.

「大学の先生は人格的に聖人であってほしい」という世間からの期待とは裏腹に,「聖人のようなことを言っているように聞こえるけれど,全然そんなことはない」という人も多いです.
大学の先生,特に多く活躍してきた方や論文をたくさん書いてきた先生は,いずれかの分野において,信条,ポリシー,論理構築のプロですから,筋は通っているし,正論を言うことができます.
ちゃんとした背広を着て,難しくて偉そうで,長い歴史に積み重ねられた話をすれば,それらしく見える……これのがクラシックな大学の先生のあるべき姿のひとつでしょう.

一方で,「わかりやすくて,すぐに役に立ち,テストや資格の役に立つ教育ができる先生」が求められる分野もあります.
塾や予備校,専門学校の先生がそれにあたりますでしょうか.

塾や予備校の先生も人格的に変わった人も多いですが,出口やアウトプットが試験や資格,就職とはっきりしていますし,生徒の在学期間も半年~2年程度で短いので,
「ああ,変わった人がいたな」という程度の印象で済まされることも多いし,そもそも先生も生徒も講義が忙しすぎて,人格云々の話題は上がらないですよね.

このように,大学の先生は「世間から見て変わった人」が多い,ということはわかりますが,今回は,大学の先生自身が「変わっていくべき生き物」なのではないかという視点で筆を執っています.

 

Twitterが原因で解雇されたかどうかは明確ではないけれど…

さて,太平さんのトラブルについて振り返りたいと思います.

某女子大でどんな講義や活動をされていたのかは知らないけれど,大平氏の「おちゃめなTwitter」も含めての,客員教員採用だったのでしょうか.

採用する側は,後から「そんなTwitterで荒ぶる人物だとは知らなかった」ということはできると思います.

しかし,あとから「この人のネット上での人格は,本学の大学教員として不適切だ」という理由を「ネット上に掲示して」いるわけではありません.

そもそも人事の採用プロセスや判断プロセスなどは公開されるべきものではないでしょう.

しかし,明確なガイドラインがない以上,「めんどくさい人物だから解雇」ということが大学側はできてしまうのも事実です.

大平氏は産業人でありクリエイターですから,某女子大のポストを失ったからといって,彼自身の輝きが失われることなんて全くないと思います.
これからも面白いものを作り,子供たちに希望や未来のかっこよさを示し続けてほしいと思います.

ただ,大学の先生をやるのであれば,Twitterとの付き合いかたは考えないといけないのかもしれないです.

 

私だって反省する

自分自身にも最近,Twitter/Facebookと大学教員としての在り方について反省させられる事件がありました.

詳細は控えますが,大変残念な事件であり,
私自身が「残念な大人」であることを痛く認識させられ,

また自分を含め,関わる人々すべてが心苦しい思いをした残念な事件です.
再発を防止しなければならない,そのような心苦しい事件です.

Twitterもやめようと思いました.というか自殺も何度か考えました.

(私が死ぬことで解決することよりも,困る人のほうがはるかに多いので踏みとどまっていますが,背中を押されることは多かったです)

最近,ひとつの終息をむかえたので,落ち着いて考えられるようになってきました.

 

2014年現在のTwitterとは何なのか

Twitterは普段の大学や研究のプロモーション,震災の時の心の命綱,不意の災害の状況把握,交通障害,誰かに聞いてほしい静かな慟哭,さまざまな生きているという証を発信し続けるライフインフラとして,急速に拡大してきました.

今の高校生でTwitterを使っていない人は少数です.
「飯食った」,「おはよう」,「ありがとう」といった普段親ともろくに挨拶しないような年頃の高校生たちが,Twitter上やLINE上で,生き生きと雑談をしています.

しかし,LINEはともかく,Twitterは世界中から丸見えな状態なのです.
えらい人から見ると,アクティブなTwitterアカウントは「頭の中にあることを全部,ネットに放流している状態」に見えるのでしょう.

実際にはそんなことはありませんが,TLなりフォローワーなりが,やんや・やんやともりあがっていると,人気者はついつい「その世界の人々」に向けてファンサービスをしてしまいます.

ジャーナリズムやフォトジェニックといった「伝える心」を若いうちから鍛えている人は,「目の前で起きた出来事」を140文字で見事に描き,写真で切り取り,発信する力を持ちます.

そして,ときにTwitterはコンテクスト(前後関係)や理由,意図を切り離して,RTによって再発信されていきます.

それがTwitterです.

 

立場・年齢・時代とともにTwitterの使い方は変わるべき

これは本当に難しいことです.

TwitterというSNSサービスが持っている機能はサービス開始以来ほとんど変わっていませんが,それを利用するユーザが拡大すればするほど,また社会とTwitterの位置関係が変われば変わるほど,Twitterの意味や価値が変わってきます.さらに,自分自身というユーザと,その周りのソサエティが変わることでも変革します.たとえば,中学高校の友人らと盛り上がっていたTwitterユーザが大学に入ったら,そのノリのまま,物理的な友人とTwitterで盛り上がれるでしょうか.Yesという人はラッキーでしょうが,Noという人に比べ,何かを学ぶチャンスを失っているはずです.

日々人は連続的に変化や刺激を受けながら過ごしているので,平和に過ごしている本人は「変わらなければならない」という本質的問題に気づかないことも多いです.

たとえば,証券取引法違反で懲役していた堀江さんは,獄中でネットから遮断されることで,さまざまなことを学んでいますし,大人になっています.こういう「大人」は,旧来の「穢れを知らない聖人」を求める大学では忌み嫌われ,面倒くさがられ叩かれるのかもしれませんが,同世代の私はそうは思いません.これからの日本社会において,一つのケースとして,堀江氏を受け止め,学んでいく必要があります.「罪を憎んで人を憎まず」ともいいます.罪人ではありましたが,悪人ではありません.悪いのは罪であり,それをそのままに放置する社会であり,法がそれを定めているのであり,人々が罪をとらえて変わっていかなければなりません.これからも頑張ってほしいと思います.私も頑張ります.

社会において本質的に問題なのは,実社会やSNSで何かトラブルを起こしたり,不快なトラブルを起こしたとしても,事件があっても学ばない,改善しない,反省しない,そのような「大人の皮をかぶった大人」が,他人を裁いたり,陥れたり,若者の可能性を奪ったりすることではないかと日々感じています.

つまり,「SNSで起きたことを原因として,日々の生業を失ったりするようなことが『ない』とは思わないでほしい」ということを,大学は,中高生でもわかるように説明すべきだと思います.

 

大学教員という職業と属人性

一方で,大学教員は,さらに厳しいストレスにさらされていることを認識すべきだと思います.

日々の講義や授業準備,採点,研究指導や学会関連,大学内業務,家族の一員としての仕事に加え,ビシッとしたスーツを着て,いつもにこにこ爽やかにあいさつし,どんなストレス下においても学生を叱咤激励しすぎることなく,パワハラにもめげず,セクハラと疑われるような言動は強く慎み,それでいて若者を未来に社会に届けるような付加価値を自ら生み出せるよう,小中学高校の教育における借金もふくめて穴埋めしつつ教育し,不登校学生には刺激をせずに激励し,まっとうな就職先に輩出する必要があります.

これに加えて,ネット上でも品行方正でありたまえ,大学のプロモーションや学生のフォローアップに使うこともあるかもしれないけど,学生の顔は出してはいけない,頑張っている様を伝えてはいけない,あれはだめ,これはだめ…当事者がどう考えるかは別レイヤーで,後からルールはどんどん生まれてきます.

Twitterは”保障の範囲外”ですよ,”これは業務外です”,という話は通用しないようです.

「個人の言論の自由は認められている」,しかし,「社会的制裁」は「個人に加えて組織からも受けてくださいね」,という位置に立たされています.

それは,「立場」というものなのでしょうね.

たとえば,内閣総理大臣のTwitterアカウントがあったら,みんなフォローしてみるでしょうし,興味深い発言や問題発言があれば,みんなでRTしたり@Tweetしたりするでしょう.

「親しみやすい」というインタフェースを用意することで,意見は集まる,ディスカッションはできる(ように見える),でも「総理大臣には総理大臣らしいTweetが望まれる」のであって,実際にお立場がある人が主張をすれば,それは炎上したり,波風が立ったりする.

これが天皇陛下だったら?皇族だったら?やはり人々は「~らしいおことば」を求めるのだと思います.

 

一方で,Twitter/Facebookはライフラインです.大学教員・研究者・いちネット市民として「使用しない」という判断は難しいでしょう.

「そんなの匿名アカウントつくればいいじゃないですか」という先生もいらっしゃいますが,大学教員・研究者という属人業務にかかわる以上,完全に匿名の裏アカウントを勤務時間なり,リソースを割いて利用するという方法も,否定されないまでも,正攻法とはいいがたいのではないでしょうか.

いずれにせよソーシャル・ライフラインというものは,そのように「生きているアカウント」である必要があるわけです.

私が裏アカウントを作ったとして,そこを毒吐きに使ったとしても,それは私のアカウントとしては機能しないし,虚偽の発信です.

つまり「このTwitterは大学教員としてけしからん」というお叱りを受けるのであれば,そのアカウントが本人の本アカウントであるか偽アカウントであるかを,罰する側はおろか,本人が示すことも難しいし,一方で,就業規定で「TwitterおよびSNSは禁止」と書いてない限り,「あれはだめ,これはだめ」という封鎖論だけで物事を進めるのは本質的には難しい,ということです.

もちろん,大学の名誉を著しく損じる行為などは,SNSに限らず禁止されていますし,免職の理由になりえます.

情報工学や情報メディアの分野において,SNSを無視して研究することができるのであればいいでしょうけれども,そうもいかない立場の人はいかがでしょうか.

「大学教員としてのTweetはこうあるべき」,というプラスの面を示しつつ,「こういうことはしてはいけない」というガイドラインを示す必要があるのではないでしょうか.

それは,「いやあ私はSNSとかわからないんですけどね」というオジサン・オバサマたちがやるのではなくて,当事者なり先端の専門家が作ったガイドラインを,「オジサン・オバサマ視点で大丈夫か」という確認をして,整備・改訂されていくべきことではないかと考えます.

少なくとも数年前のTwitter使用ガイドラインとは,社会とTwitterの関係が変わっているし,職位などのお立場,年齢によっても変わるべきと考えます.

 

大学教員のガイドライン(規範)を作ってみた

大学教員のTwitter規範:誰も傷つけない発言に責任を持つ真実であっても本当に伝える必要があるか考える

(1) 意図があるなしにかかわらず,もし「誰か一人でも不快に感じるTweet」をしてしまったことがわかったら,即刻削除する.

意図のあるなしにかかわらず,「不快!」は主観ですから,起きてしまうこともあるでしょう.

削除したことそのものをお詫びしたい気持ちもあるけれど,それがさらに人を傷つけることもあるので注意.

「発言削除は卑怯だ」と言われたとしても,本人しか削除できないのだから,削除してほしい人がいれば削除するのがまず必要です.

(2) 発言に責任を持つために,Tweet”に”しない

Twitterは前後関係を持たずに一人歩きする上に,後で編集できません.
つぶやくな,という話ではなく,ちゃんとした意見があるなら編集も推敲もできるBlogでやるべき.

不確定な出来事,社会問題(たとえば進行中の事件など)は,その瞬間の感想でしかなく,真実とは程遠いし,仮に当事者であったとすれば,記録として残しようもあるけれど,当事者でないならそのスタンスは明らかにした発言を140文字に込める必要がある.

またTwitterは散文なので,後々の論説に再構築するのは難しい.仮にBlogに書いてその主張がのちに原稿なり出版なりになったとすれば,もうけものではないか.Blog回帰して,社会に貢献したほうが,風説の流布に参加するよりはるかにいい.

発言に責任を持つ,つまり推敲や編集,追記,取り下げなどをする必要があるなら,Tweetにしない,という固い意思が必要です.

(3) 真実であっても本当に伝える必要があるか考える

真実は時に人を傷つける.報道カメラマンであったとしても,そのシャッターで切り取った写真よって起きることについては責任は持たなければならない.

これは,ネットワーク発信力のある情報メディアの先生をしていると,自分自身のネイティブとはパラドックスに陥ることもあるので要注意です.

非真実(虚偽)を伝えればいい,ということではないです.真実であったとしても,それは爆発力があり,こめる弾丸によっては殺傷力を持ちます.

 

「Twitterべからず・あるべき」職位/年齢めやす(ドラフト)

・大学生(19-22才)

バイト先に不利益を与えるようなTweet,友達を失うようなTweetは避けるべき.ゲームの話ばっかり,「おはあり」ばかり,かまってちゃん,@ツイートだらけはそろそろ卒業すべき.

・修士学生(22-24才)

自分がリアルで知らない人からフォローされるような価値があるTweet,技術情報,発信ソースとして成長すべき.RTはしてもいいが控えめに.ディスカッションできる.

・博士学生(26-28才)

先生に監視されても大丈夫なように,遊び関係よりも,「自分は生きて研究しているぞ」というpingとして使用すべき.まとめなどをつかいディスカッションを整理できる,活用できる.

・ポスドク(28-30才)

研究の成果について,特に論文化されたものについてはどんどん価値を発信すべき.就職活動にも生かすべき.学会でtsudaるなど.未婚なら合コンやデート関係のプライベートな発信も可だろうか.

・助教(30-35才)

所属組織について不利益になるような発言は慎む.女子高生が学内に大量にいるからと言って無許可で写真を撮らない.国際会議で他の大学の先生などとリゾートやうまい飯を満喫していることを流さない.批評はするが批判はしない.激励はするが叱咤はしない.

・准教授(35-45才)

上記の規範の中心として設定.

・教授(45-55才)想像

日経新聞や大丈夫そうなニュースサイトからのRT,部下に対するお褒め@ツイートのみ可.

・学部長以上(55-65才)ならない

大学ニュースリリース(非・高校生向)とほぼ同一ソース,もしくは日々のどうでもいいこと,路傍の石などを撮影して発信する.

・定年後(65才~)生きていれば

フリーダム,無双.公序良俗というよりは法律に反しないことであればまず問題ない.

 

まとめ

以上,「変質する大学教員とTwitter規範」という名前で書き起こしてみました.

きっと「この忙しいのに何やってんの?馬鹿なの?反省してないの?」とお叱りなども受けるかもしれないですね.

しかし,大平氏がこのような事件を起こさなければ,さらに私自身が残念な事件に遭遇していなければ,書き起こさなかったと思います.

機会をいただいた大平氏および,この文章を読んでカチンときた方に前もって感謝とお詫びをお伝えいたします.特に大平氏には同情します.

 

世の管理職のオジサマたちは「他の事例」で物事を判断します.それはしかたがないことです.

大平氏の例はわかりやすすぎます.

しかし,もともときな臭く汗臭くネット内外で活躍する実務実績者(学位があるなしに関係なく)のTwitterがあらぶったおかげで,実際に写真を撮られた人がいたわけでも,被害を受けた人がいたわけでもなく,「単なるネタツイートでした,てへぺろ」,しかし「不快」「不適切」で客員教授を即日解雇できる世の中というのも,すこし行き過ぎていて,恐怖を感じます(実際はそれが理由であることは示されていませんが).

無免許運転・スピード違反のルールが示されていないのに,大平氏のケースを「誰かが傷ついたね,不適切ね,大学の名誉に泥を塗ったね,じゃあクビね」という事例として展開することは不適切だと考えます.

女子大にはそんな暗黙ルールがたくさんありそうです.

事例として「どのような判断がなされたのか」は公開されず,「不適切Twitter即解雇」という結果だけが残りました.

しかしルールが存在しないところに,大学教員という知の集積と特殊モンスター性を兼ね備えた生物を置いて,学生に「先生」と呼ばせているのです.

大学はサファリパークでしょうか.もしそうだったとして,あぶないライオンはお客に吠えた瞬間に射殺すればいいのでしょうか.

そんなサファリパークは,醍醐味もありませんし,お客はライオンになりたくて,それがカッコいいと思って大学に来ているのであって,目の前で殺されるライオンを見たいのでもないです.第一,そんなことを続けていたら,ライオンが絶滅してしまいます.

「大学側の判断」が,必ずしも正しいとも思いません.正しければよい,ということもでないからです.

私は当該大学の教員ではありませんし,たぶん罰せられる側に立たせられても罰する側ではないですから,大学教員を擁護したい側です,撃ち殺されるなら,世の中のためになって死にたいです.

一般企業では,SNSと社員の問題は「組織の一員としての自覚」であり「匿名性」で担保できる部分は大きいでしょう.しかし,大学教員,研究者は,組織の一員でもありますが,個人の業績において成立している属人性も高い職業です.またSNSと実社会の関係性が変わり,より重要になっている以上,社会の変革・個人の反省や理解を巻き込んだ「規範」の問題であるということです.

 

…さて,「客員教授」は上のガイドラインのどこに属するのでしょうか?もしかすると「定年後」ではないでしょうか.

最初から大学組織に属していたのではなく「客員」なのでありますから,その人格なり行動については,認められているということです.

大学の名誉とはなんであるか,を定義した上で彼のTwitterが不適切なのであれば,そもそも大平氏を雇い入れることが誤りであり,解雇は他の教員に対する見せしめであり,学生への教育上も「べからず」は示しているけれども,「こうあるべき」という点については建設的な行為にはなっておらず,何の利益がないと感じます.

 

私自身が,似たようなケースで真剣に悩み,苦しみ,反省し,「二度とこんな不幸なことは起きてはならない」と真剣に考えています.

私自身の性格は,この事件を境に,変わっていくことでしょう.

おそらくネット上の人格も変わっていくことだと思います.変わらなければなりません.

若い人は簡単にアカウントを捨てていきますが,そういうわけにもいかないので,

筆を執り,責任をもって,加筆修正していくことでしか,

私という生き物は,生き続けることはできないと思います.

ブログを書くという行為は,生き様です.

遊びではありません.リスクもチャレンジもある行為です.

 

残念な大人を,残念な世の中を,どうやったら,すこしでも前に進められるか?

そのような社会の問題,教育の問題を,向かい傷をうけながら,何度でも立ち上がって,

世の中の若者たちに背中で示していくことが,先に生まれた「先生と呼ばれる生物」がやらねばならないことの一つではないでしょうか.

追記:その後の太平さんの反省から

変態ツイートを繰り返していたことに対する振り返り,そしてまた一つ人間が大きくなっていくことが見える.

そして弁明も反省も,Twitter上で展開するしかない部分もある.辞めても逃げてもアカウント替えても意味はないし.

「人間になれるだろうか?一応努力してみる」というつぶやきは共感できる.がんばろ大平さん.俺も頑張る.

小中学の6.5%に発達障害の可能性、その調査項目とは?

「小中学の6.5%に発達障害の可能性 4割は支援受けず」
2012/12/5 17:00 (2012/12/5 21:31日経新聞)

 全国の公立小中学校の通常学級に在籍する児童生徒の6.5%が、人とコミュニケーションがうまく取れないなどの発達障害の可能性があることが5日、文部科学省の調査で分かった。推計で約60万人に上る。しかし4割弱の児童生徒は特別な支援を受けておらず、専門家は「支援策を話し合う校内委員会などが十分に機能していない」と指摘している。

mxt.nikkei.com/?4_8722_119538_1

http://mxt.nikkei.com/?4_8722_119538_1

日経の記事だけ観て教育を語るのは意味がないので、調査の詳細を知るべく、文部科学省のプレスリリースを探した。

www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1328849.htm
www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/__icsFiles/afieldfile/2012/12/05/1328849_01.pdf

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1328849.htm

以下、調査項目について上記PDFから抜粋。

<質問項目>
Ⅰ 児童生徒の困難の状況
<学習面(「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」)> ※1
・聞き間違いがある(「知った」を「行った」と聞き違える)
・聞きもらしがある
・個別に言われると聞き取れるが、集団場面では難しい
・指示の理解が難しい
・話し合いが難しい(話し合いの流れが理解できず、ついていけない)
・適切な速さで話すことが難しい(たどたどしく話す。とても早口である)
・ことばにつまったりする
・単語を羅列したり、短い文で内容的に乏しい話をする
・思いつくままに話すなど、筋道の通った話をするのが難しい
・内容をわかりやすく伝えることが難しい
・初めて出てきた語や、普段あまり使わない語などを読み間違える
・文中の語句や行を抜かしたり、または繰り返し読んだりする
・音読が遅い
・勝手読みがある(「いきました」を「いました」と読む)
・文章の要点を正しく読みとることが難しい
・読みにくい字を書く(字の形や大きさが整っていない。まっすぐに書けない)
・独特の筆順で書く
・漢字の細かい部分を書き間違える
・句読点が抜けたり、正しく打つことができない
・限られた量の作文や、決まったパターンの文章しか書かない
・学年相応の数の意味や表し方についての理解が難しい(三千四十七を300047や347と書く。分母の大きい方が分数の値として大きいと思っている)
・簡単な計算が暗算でできない
・計算をするのにとても時間がかかる
・答えを得るのにいくつかの手続きを要する問題を解くのが難しい(四則混合の計算。2つの立式を必要とする計算)
・学年相応の文章題を解くのが難しい
・学年相応の量を比較することや、量を表す単位を理解することが難しい(長さやかさの比較。「15cmは150mm」ということ)
・学年相応の図形を描くことが難しい(丸やひし形などの図形の模写。見取り図や展開図)
・事物の因果関係を理解することが難しい
・目的に沿って行動を計画し、必要に応じてそれを修正することが難しい
・早合点や、飛躍した考えをする
(0:ない、1:まれにある、2:ときどきある、3:よくある、の4段階で回答)

<行動面(「不注意」「多動性-衝動性」)> ※2
・学業において、綿密に注意することができない、または不注意な間違いをする。
・手足をそわそわと動かし、またはいすの上でもじもじする。
・課題または遊びの活動で注意を集中し続けることが難しい。
・教室や、その他、座っていることを要求される状況で席を離れる。
・直接話しかけられたときに聞いてないように見える。
・不適切な状況で、余計に走り回ったり高い所へ上ったりする。
・指示に従えず、課題や任務をやり遂げることができない。
・静かに遊んだり余暇活動につくことができない。
・課題や活動を順序だてることが難しい。
・「じっとしていない」、またはまるで「エンジンで動かされているように」行動する。
・(学業や宿題のような)精神的努力の持続を要する課題を避ける。
・しゃべりすぎる。
・課題や活動に必要なものをなくしてしまう。
・質問が終わる前に出し抜けに答え始めてしまう。
・気が散りやすい。
・順番を待つことが難しい。
・日々の活動で忘れっぽい。
・他人を妨害したり、邪魔をする。
(0:ない、もしくはほとんどない、1:ときどきある、2:しばしばある、3:非常にしばしばある、の4段階で回答)

<行動面(「対人関係やこだわり等」)> ※3
・大人びている。ませている
・みんなから、「○○博士」「○○教授」と思われている(例:カレンダー博士)
・他の子どもは興味を持たないようなことに興味があり、「自分だけの知識世界」を持っている
・特定の分野の知識を蓄えているが、丸暗記であり、意味をきちんと理解していない
・含みのある言葉や嫌みを言われても分からず、言葉通りに受けとめてしまうことがある
・会話の仕方が形式的であり、抑揚なく話したり、間合いが取れなかったりすることがある
・言葉を組み合わせて、自分だけにしか分からないような造語を作る
・独特な声で話すことがある
・誰かに何かを伝える目的がなくても、場面に関係なく声を出す(例:唇を鳴らす、咳払い、喉を鳴らす、叫ぶ)
・とても得意なことがある一方で、極端に不得手なものがある
・いろいろな事を話すが、その時の場面や相手の感情や立場を理解しない
・共感性が乏しい
・周りの人が困惑するようなことも、配慮しないで言ってしまう
・独特な目つきをすることがある
・友達と仲良くしたいという気持ちはあるけれど、友達関係をうまく築けない
・友達のそばにはいるが、一人で遊んでいる
・仲の良い友人がいない
・常識が乏しい
・球技やゲームをする時、仲間と協力することに考えが及ばない
・動作やジェスチャーが不器用で、ぎこちないことがある
・意図的でなく、顔や体を動かすことがある
・ある行動や考えに強くこだわることによって、簡単な日常の活動ができなくなることがある
・自分なりの独特な日課や手順があり、変更や変化を嫌がる
・特定の物に執着がある
・他の子どもたちから、いじめられることがある
・独特な表情をしていることがある
・独特な姿勢をしていることがある
(0:いいえ、1:多少、2,はい、の3段階で回答)

※1 <学習面(「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」)>の質問項目については、「LDI-R-LD診断のための調査票-」(日本文化科学社)を参考に作成。
※2 <行動面(「不注意」「多動性-衝動性」)>の質問項目については、株式会社明石書店の著作物である「ADHD評価スケール」を使用。よって、同社に無断で転載、複製、翻案、頒布、公衆送信を行うことはできない。
※3 <行動面(「対人関係やこだわり等」)>の質問項目については、スウェーデンの研究者によって作成された、高機能自閉症に関するスクリーニング質問紙(ASSQ)を参考に作成。

Ⅱ 児童生徒の受けている支援の状況
・校内委員会において、現在、特別な教育的支援が必要と判断されているか
(0:必要と判断されている 1:必要と判断されていない)
・現在、通級による指導を受けているか
(0:受けていない、1:自校通級、2:他校通級)
・過去に通級による指導を受けていたことはあるか
(0:受けていない、1:自校通級、2:他校通級)
・過去に特別支援学級に在籍していたことがあるか
(0:在籍していたことがある、1:在籍していたことはない)
・「個別の教育支援計画」を作成しているか
(0:作成している、1:作成していない、2:現在はないが過去に作成していた)
・「個別の指導計画」を作成しているか
(0:作成している、1:作成していない、2:現在はないが過去に作成していた)
・特別支援教育支援員の支援の対象となっているか(支援員一人が複数の児童生徒を
支援している場合も含む)
(0:なっている、1:なっていない、2:現在はなっていないが過去なっていた)
・授業時間以外の個別の配慮・支援を行っているか(補習授業の実施、宿題の工夫 等)
(0:行っている、1:行っていない、2:現在は行っていないが過去行っていた)
・授業時間内に教室以外の場で個別の配慮・支援を行っているか(通級による指導を除く)(個別指導 等)
(0:行っている、1:行っていない、2:現在は行っていないが過去行っていた)
・授業時間内に教室内で個別の配慮・支援を行っているか(特別支援教育支援員による支援を除く)(座席位置の配慮、コミュニケーション上の配慮、習熟度別学習における配慮、個別の課題の工夫 等)
(0:行っている、1:行っていない、2:現在は行っていないが過去行っていた)

以上引用終わり。

国の研究所と法律に基づく調査なのだけど、いったいどんな意味があるのだろう?

うちの息子は

<行動面(「不注意」「多動性-衝動性」)> では以下が該当するように思う。
・学業において、綿密に注意することができない、または不注意な間違いをする。
・指示に従えず、課題や任務をやり遂げることができない。
・(学業や宿題のような)精神的努力の持続を要する課題を避ける。
・課題や活動に必要なものをなくしてしまう。
・気が散りやすい。
・日々の活動で忘れっぽい。

<行動面(「対人関係やこだわり等」)>では
・みんなから、「○○博士」「○○教授」と思われている(例:カレンダー博士)
・他の子どもは興味を持たないようなことに興味があり、「自分だけの知識世界」を持っている
・特定の分野の知識を蓄えているが、丸暗記であり、意味をきちんと理解していない
・言葉を組み合わせて、自分だけにしか分からないような造語を作る
・とても得意なことがある一方で、極端に不得手なものがある
・いろいろな事を話すが、その時の場面や相手の感情や立場を理解しない
・共感性が乏しい
・周りの人が困惑するようなことも、配慮しないで言ってしまう
・友達と仲良くしたいという気持ちはあるけれど、友達関係をうまく築けない
・友達のそばにはいるが、一人で遊んでいる
・仲の良い友人がいない
・球技やゲームをする時、仲間と協力することに考えが及ばない
・ある行動や考えに強くこだわることによって、簡単な日常の活動ができなくなることがある
・特定の物に執着がある
・他の子どもたちから、いじめられることがある

これぐらいは該当するなあ。程度の差こそあれ。

国の法律に基づく研究機関の研究だそうです。一通り読んでみたけどやはりよくまだわからないことだらけだ。

www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/hattatu.htm

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/hattatu.htm

次の選挙でこの手の公教育における問題に差し込んでいる政党はどこだろう?

朝日新聞で各候補者(小選挙区含む)の政治主張の可視化があるのだけど、教育問題については全く触れていない。

www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/asahitodai/

http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/asahitodai/

この時点で、マスコミ、ジャーナリズムが偏重しているということが本当によくわかる。

「消費税増税賛成、ただしこの目的で増税して世の中をこうしたい!」という話をできる政治家がどれだけいるのか。

各党がそういったビジョンがしっかりした政治家をどれだけ集められているのか。

本気で選挙に参加したい国民に対して、本気で責任もって受け止められる政治家がどれだけいるのか。

少なくとも、小学生が義務教育終わるぐらいまでの期間は、責任もっていただきたいものである。

 

池上彰・東工大講義録から「君が日本の技術者ならサムスンに移籍しますか」

「君が日本の技術者ならサムスンに移籍しますか」
現代世界の歩き方(15) 東工大講義録から (日経新聞・2012年9月3日)
www.nikkei.com/article/DGXZZO45514050Z20C12A8000000/?dg=1

池上彰氏は今年度東工大で教鞭を振るうようになった.
(世界文明センターがありながら, リベラルアートセンター作るってどうなのよ!とは思ったが)

まあでも大学としては,日経新聞に連載まで作ってもらって,
広告効果で換算すると大きんだろうな.
ほとんどが国の税金でやっている国立大学がやることじゃない気もするけど.
…という感想を抱きながら,日経の連載をチラチラ読んでいた.

講義録を見ている限りでは,教育的な手法は私とあまり変わらないし,
自分の担当している世界文明センター「メディアアート技法」ではもっと高度な話や,ワークショップも展開している.
まあでもアート&サイエンスの枠組みも含めて,「現代における教養」という切り口は今の世の中には求められているだろう.
特に東工大という文化の中で,「教養」というものに対する考え方は,
世間一般の「教養」ともかなり開きがあるしね(詳細割愛).

で,最終回のお題は「サムソンに引きぬかれて出戻った人」の話.

私のいたキヤノンとかでもよくある話.
まあ「よくある」とか言ってしまえるほど,石を投げれば当たるような人ではないのだけれど.

だいたい10年~5年前ぐらいだと,日本の開発の最前線で活躍されていたエンジニアであれば,韓国企業が年俸5千万円ぐらい出してくれて,家族の教育もインターナショナルスクールで保証されていて,場合によってはお手伝いさんもついちゃう.そんな時代でした.

「だいたい5年ぐらいで搾り取られて捨てられるんだろうけどね,それでも生涯賃金では日本人より上だし,ついでに家族に国際感覚も身につく」
そんなことを言っていた感じの人が動いたり,やっぱり動かなかったりした.
ちなみに動かない側のエンジニア,私と同じ年齢で800万~1000万円ぐらいの年収.
某C社の場合は年金や社保もばっちりだし,会社の提携保養所やスポーツクラブだっていけちゃう.合コンすればモテまくりです.

それで「サムソンで一山当ててきたから,日本企業に戻って来ました」という(東工大卒業生にも居そうな)ペルソナを扱っているわけです.答えている学生も若いよな.就業経験ないし,理想論すぎるし,本気出せば,理想論ではなく海外の大学に受かる人々.

そこで,池上さんの最終回の締めの言葉は.

イチローはマリナーズのファンからスタンディング・オベーションで迎えてもらいました。声援、祝福を送ったわけですね。私は「こういう風土の国は強いなあ」と感じました。 翻って日本の産業界。韓国のサムスンへ移籍した技術者が帰国して迎え入れる時、日本の企業はどのような受け入れ方をするでしょう。「ライバル企業ではどうだったんだい」「よく頑張ったね」と、皆で受け入れてくれるような企業であってほしい。またはライバル企業へ祝福して送り出してくれるような会社であれば、再び戻った時に「また頑張ろう」と思ってくれるかもしれません。個人と企業、社会の「幸せな関係」とはどうあるべきなのかを考えてほしいと思います。この「幸せな関係」を築けない企業は、グローバル化の中で衰退していってしまうのだと思います。

「衰退していってしまうのだと思います」は結論になってないと思う.
個人と企業,社会の「幸せな関係」とは?

池上彰さんのいう「幸せ」ってなんなんですかね?

ヒーロー以外,「それ以外の人々」の幸せを全く考えてないよね.
今の大企業とかって,実力もそこそこしかない,毎日会社に出てくるしか脳がない一般社員でも,人より安定した給料を得て,次の世代に教育費を捻出できるような社会を作ってるわけじゃないですか. もちろんそういう一般社員だけでなく,才能もあって,ヤル気もある人たちが,いろんなことを我慢しながら作ってきているわけじゃないですか.

「みなさんがよりよい生き方を見つけて下さい」

そんな終わり方で拍手もらっちゃダメだと思う.
まあ記者の書き方にも問題があるのかもしれないけど.

自分はもっと,社会の変革に貢献できる講義にしようと思う.
より強くそう思うようなった.

2012-06-17

  1. 第80回ルマン24耐久レース終わった。 不運もあったけど、日本企業の最終結果からすると多数の課題が残るレースだったな。 来年も頑張って欲しい。 02:09 via Twitter for iPhone
  2. AUDIディーゼルHV初参戦でレコード達成。367周のLOLAトヨタクーペも凄い。 RT@RemuJB: 去年トップの2号車アウディ R18 TDIは355周だったようですが、今年トップの1号車アウディ R18 e-tronは378周だったようです。#LM24#24LM 02:20 via Twitter for iPhone
  3. 早速銃声か。強運で頑張れ。 RT@BLUEBLOOD219: 昨晩は日本と変わらない質・品揃え・値段の居酒屋があることに感動。家ついたらパンパンパンと渇いた音が外から聞こえたんだがまさか… 03:15 via Twitter for iPhone
  4. ツバメの仔はいつかは飛び立つ。 親がいくら餌を運んで来ても、適切な時期にで巣を飛び立つチャレンジをしなければ、餌を与え続けても、いずれ親子揃って死ぬしかない。太りに太って巣ごと落ちて死ぬぐらいなら、若いうちに飛び立ったほうが痛くない。 t.co/bqWCHtcj 03:27 via Twitter for iPhone
  5. 鶏は卵殻を自分で破って誕生する。 いままで護ってくれた卵殻は、ある程度以上育つと自分を苦しめる制限にしかならない。そのためにクチバシにはあらかじめ殻を割る道具までついているが、無事に孵化が終われば勝手に取れる。 人間の幼年期にもそれぐらいの行動があっても良いんじゃ無いか。 03:35 via Twitter for iPhone
  6. 池上彰の東工大リベラルアーツセンターでの講義,そのまま日経新聞の連載になっているのか…お得だなあ. t.co/0K5rMpht 16:41 via bitly
  7. 独自チップ開発してXbox360+Kinectのスペックを持った携帯ゲーム機&家庭用テレビ,なら「最終兵器」に相応しいレベルだが,タブレットだったら織り込み済レベル/マイクロソフト、あす謎の会見 浮上するか「最終兵器」(日経新聞) t.co/yPTP24qv 16:45 via bitly

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2012-06-11

  1. 何時の間にか研究室で「TOKYO JUNGLE」調査始まってた。 ナイスなアンテナ力。 t.co/tsjZGJuX 03:17 via Photos on iOS
  2. @morisoba0121@dinner_unss そろそろプレイヤー視点で書けなくなる頃. 自分としてはAFRICAとの関係を知りたくなる.あと野生動物のAIがちょっと賢い. 04:09 via web in reply to morisoba0121
  3. 「TOKYO JUNGLE」がCEROレイティングCで出せるというのはなかなか味わい深い.血しぶきも上がるし交尾もあるけど,野生動物の営みなので. 04:11 via web
  4. $2199の価格感は1ドルが130円の頃では高めのVAIOだったけど,いまだと安めのLet’sNoteだな…. 06:46 via web
  5. ってAppleの発表を全裸待機してたわけじゃなくて普通に長い処理回したのでTwitter覗きに来ただけなんですが…コーディングに戻ります. 7万円台のMBAが出るなら買い,といいつつ今日デモ用にネットブック1台買ってしまったわけなんですが. 06:48 via web
  6. Processingの数学関数ってみんなfloatなのか…精度が必要な計算には注意だな… 07:01 via web
  7. PhotoShopの合成パラメータのアルゴリズムを検証している人がいて助かった t.co/yhidSMds 08:19 via web
  8. Retinaディスプレイの何が嫌って, 一度見てしまうと古いMacを捨てたくなるから 08:29 via web
  9. さて,ScritterHのProcessing版実装終了. アルゴリズムはほとんど記憶だけで実装できるようになってきた. この後は新アルゴリズム「ScritterGX」の実装. これが終わったら講義準備に入れる…. 寝る時間あるかな…. 08:33 via web
  10. よっしゃ完成, 車の運転は無理だし…仮眠とる. 09:17 via web
  11. 最近の日経新聞ってノリが夕刊紙かBlogみたいになっている/「父ちゃんの立場指数」で考える株安と景気 :いつかは経済自由人! :コラム :マネー :日本経済新聞 t.co/47zFK2r1 16:23 via Tweet Button
  12. ビッグデータ活用とか集合知とか知らない人は読んでおくといいよ.ちなみに自分はTポイントだけは持たない派/Tポイントの会員データ分析から企業は何を知るのか t.co/WzNwhb7Q@zdnet_japanさんから 16:24 via Tweet Button
  13. 「身の回りの数学」第9回「データの統計処理」の演習で使う,米ドル/日本円の5/1~31までの時系列データ.#KAIT #身の回りの数学 t.co/KlwwpI7y 22:44 via bitly

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2012-05-08

  1. ゲームの外側で遊ぶゲーム作ってる 02:32 via web
  2. GREEの広報はえらいなあ,ちゃんとカウンタープレスリリース用意している/グリーQ3決算、売上高461億8900万円で過去最高に t.co/QmAxrLVF@cnet_japanさんから 14:10 via Tweet Button
  3. 「楽しさ競う」というあたりがエンタテイメントシステム研究として注目すべき.中国語・英語の認識だけでなく,日本語が3方言も!/ロボット掃除機、「ごみ取り性能」「楽しさ」競う シャープも参入 アジア展開にらみ中国語、英語の認識機能も:日経 t.co/jeONH4TX 14:16 via bitly
  4. グリーとDeNA、コンプガチャ廃止 日経新聞 2012/5/9 17:09 サイバーエージェントも。 t.co/iJaclWju 21:48 via Safari on iOS
  5. 消費者庁、来週にも「コンプガチャ」違法見解 ソーシャルゲーム各社の“自主規制”を促す /日経新聞 t.co/kZgrXF6i 21:50 via Safari on iOS

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「メディア芸術総合センターを考える会」を考える

「集合知」、ネットでひろがる新しい知、を考える上で、国の政策とか、国民とか文化とか、マスメディアとか、ネットでの意見とかのすれ違いとか、そもそも何が知とか文化なんだろうね…といろんな問題を浮き彫りにさせる非常によいテーマとして「国立メディア芸術総合センター(仮称)」について調査している。

昨日のアンケートもその一環なのだけど、母集団が足りないので、まだまだ継続予定。

ameblo.jp/akihiko/entry-10273481795.html

(昨日までの結果については、関係者にお渡ししました、ご協力ありがとうございます)

で、今日は、「『国立メディア芸術総合センター』について討論する」という懇談会があったので参加させていただきました。

「国立メディア芸術総合センター」について討論する

2009年度補正予算案に、事業費117億円が盛り込まれた「国立メディア芸術総合センター(仮称)」について、アニメーション監督やマンガ家、キュレイターといった作品の創り手、発信者等は、どのように考えているのだろうか?
文化庁「メディア芸術の国際的な拠点整備に関する検討会」の座長でもある、東京大学大学院教授の浜野保樹とマンガ家の里中満智子、アニメーション監督の富野由悠季、東京都現代美術館学芸員の森山朋絵が集まり、プレス懇談会「メディア芸術総合センターを考える会」を6月4日(木)に開催します。
・ 現在計画されているセンターの目的や機能はいったいどのようなものか?
・ アニメーション監督や、マンガ家にとってセンターは必要か?
・ 海外における文化戦略はどのようになっているか?
・ 日本にはどのようなセンターが求められるのか?
マスコミの皆様との懇談の時間も設けて設け、ご意見をいただきたいと考えております。
また、本懇談会で集まった意見は、文化庁に対しても提出する予定です。
御多用とは存じますが、是非ご取材賜りますようお願い申し上げます。

富野氏に一目会いたい、というミーハー心は、氏の欠席により見事に裏切られたのだけど、代わりに?明和電機・土佐信道氏が参加していた。すばらしい。

まずは事務局からデータをプレゼン。

【メディア芸術祭について来場者からの評価】

20代50%、30代19%、19歳以下11%。若い人が多い。
来場者の8割以上が「良いと評価」{とても良い36%、良い44%、良くないの比率はとても低い}。来場者の9割が「来年も来たい」と回答。

★以下、パネラーの発言を可能な限り、曲げることなく、切ることなく、拾っている。

周囲には大手メディアの記者さんたちがたくさんいたのだけど、Blogメディアじゃなきゃできないことをやってみるつもり。個人的な意見も載せてないので、(いつもは個人的意見は★をつかって挟んでいますが)余裕があればまた書きたいところ。

浜野:

ある地方自治体からゲームのミュージアムの検討を依頼されたが、宮本氏のドンキーコングの筐体ひとつとっても、廃棄になる前にただでも頂けたようなものが、予算の数倍になってしまう状況。

マンガの原画などもそう、収集保存に関する調査(2008年・里中)もあり、同じ意識をもっていた。場所がいる、収集保存、調査研究(どういう保存)、土佐さんのように稼働させなければならない、というものある。

「どういう場所」ということで検討委員会で検討した。しかし緊急予算でお金がついた、ということを知らなかった。

他のプロジェクトかと思った。委員については必要だという共有意識を持っている。

大変貴重な税金ですから、政治家の方々の役割、決定に従うつもりである。これにしたがう。私個人はこれには意見がない。

しかしこれについては必ず必要。牧野守氏が個人資産で収集していたが、コロンビア大学に売られてしまった。日本映画の研究は日本ではできなくなった。

つい最近デンマーク政府から招聘を受けて、マンガアニメ展のオープニングに出て欲しいという依頼があり参加したが、大変有名なセル画やマンガを(図録)拝見した。これはすべてドイツの収集家から入手したという。いまこの展覧会はアメリカで行われている。「アニメ!ハイアートからポップカルチャー展(the Academy’s Gallery)」。

里中:

正確に何年何月という話も思い出せなくなるぐらい前から、この話をしてきた。

疑問を持たれる方もいるとは思うが、マンガの原画というのは紙自身の劣化が激しい。

日本のマンガは、先輩方の努力と気力と情熱があった。新しい表現にチャレンジしてきたこのマンガの歴史の中で日本のマンガが育ってきたのだが、今現在発行されているマンガ、そういうものは読むことができる。しかし先輩方の作品は、大多数の日本のマンガのルネッサンス期を支えた作品はもう見ることができない。

著作権者が原画を持っている。基本的に原画は作者に戻される、ときどき作者に戻ってこずに市場に出される。1950年代のマンガ原稿はその作者やご家族の意思次第。ゴミ扱いで捨てられてしまったり、うちすてられたり、原稿の行方ははなはだ不安。調査予算もない。過去10年ぐらいは個人的に管理保存して欲しいと作家やご家族に依頼してきた。しかしあと100年たったときに、このマンガルネッサンス期を研鑽したくても作品がない。資料提供ができない。

どうしても認められたものいがいは粗末にされてしまうのかもしれないが、いまならまだ間に合う。デジタル化すれば作品の保存と検証ができるようになる。アニメもそう、日本独自の発展をしてきた、最初はジャパニメーションと言われ、少ない制作費で身につけた表現、内容それらを見ることができなくなる。たまたま海外のコレクターが集めたものがあり、有り難くお借りして、それを研究対象にすると言う状況が見えている。なるべく早い期間にそのような拠点をつくっておく必要がある。それがやがて国には大きな経済効果を生むと信じている。

皆さんのおっしゃる気持ちもわかるんです。しかし中身ついてもちゃんと理解して欲しい。何をするのかわからなければ、何をするのか、こんな少ない予算でやっていけるのかと、ここはぜひ誤解を解くためにも声を上げたいなと思った。

アニメに対して検証する場所を作る。日本の恵まれないアニメーターに優遇措置を施す方がよっぽど重要じゃないか、それはたしかにそうだ。本当にお金で満たされ見返りを得た人はわずか。しかし、今売り上げが落ちている、(口調を強く)しかしこれはおびただしい天文学的数字にのぼる違法コピーが原因だ!発行後すぐに海賊版が出回っている。本来出回るべきものを駆逐している。各国と連携しなければならない。それらを各国と、これが日本の作品だ!と海外に訴える場所が必要だ。国や政府に何処までのことができるか期待してお願いするしかない。そういうことを食い止めるためにも、我が国の作品である!著作権者はここにいる!という場所を作らなければならない。

(予算に関して)私も当初いぶかしい思いをしたものですが、表面だけでいろいろ言われるのも悲しいので、今後のメディア芸術の歴史を作っていく上でも大切なことなので理解して欲しい。場所を使わなければ体験できない、全身で体験できる、そういうアートが沢山ある。海外に持って行くときも大変です。大がかりな装置がたくさんです。そういう常設展示館がひつようなのです。

どんなモノでも人が感動すれば芸術なのです。海外の人が芸術だと言えば芸術になる日本人の風習はもうおわりにしていただきたい。贅沢言えば本当にもっと予算をかけてやりたい。しかしやがてこれは経済効果を生み、日本という国の文化をうむ。

土佐信道:

(いつもの挨拶)明和電機代表取締役社長の土佐信道です。趣味は碁です、以後よろしくお願いします。

<会場笑い>

そもそもなぜ電気屋の制服をまとってここにすわっているのかというと、これは会社ではありません、吉本興業に所属する芸術家です。小さい頃から絵描きになりたくて、日本画を勉強していたが大学には滑って、筑波大に行った。そこで技術を使ったアート、テクノロジーアート、に出会った。

日本が大好き日本文化が大好き、そこに技術というものが合体して、そこで機械を使った芸術をつくった。これはメディアアートというもの、先輩にポケモンを作った石原さん、テノリオンの岩井さんなどがいる。そこで大学を出て人に見せるときにはたと困った。日本にはこれを見せる場所が、ない!芸術よりも面白いモノが沢山ありすぎる、アニメやマンガ、お茶やお花など、そういう人たちに向けて自分が作ったモノを見せるのが大変だと言うことに気がついた。芸術家というスタイルでモノを見せるのではなく、電気屋というスタイルで制服をまとい、表現することにした。当時ソニーミュージックさんが面白いと行ってくれて、専属芸術家契約を結んで玩具を作ったり芸術作品を作ったり、コンサートをやったりと、芸術というより芸能にちかい活動をしてきた。そういう経緯。

何を言いたかったかというと、日本でなければ産まれ得なかったということ。(アニメやマンガなどに)対抗するにはどうしたらいいんだろう?自分の中では本当の芸術をやりたいと思った。日本人にどうやって伝わるか?というこのスタイルが、最近では海外での評価が高い。アメリカワシントン、南アフリカ、ノルウェーなど海外展開が非常に多くなった。「日本というのは受けてるな!」というのが何処に行っても思った。日本に受けたらどうしよう、とおもってやりつつも、もう一つ大事なことは、海外の人をびっくりさせてやろう!という思いがあった。

日本という文化とかスタイルとか面白さを、ちょっとバタ臭い思いもあって、明和電機という制服を着た。この二面性が自分の中でもあると思っている。で、こういうスタイルで私自身は16年間、喰って来れた。日本人には商品を買ってもらい、海外では読んでもらったりライブをやったり、ぶっちゃけ、収入があるわけです。日本文化という風俗をうまくパッケージ化して、海外に伝えることに成功したというわけです。

それは資源であり気がつかなければそこらにころがっているのだけれど、上手くパッケージして修練すれば、価値があるものなんだということがわかった。しかし日本人にはわからないものなんだろうと思う。マンガやゲームにどっぷりつかっている人は、資源であることに気がつかない。しかしこれを上手くパッケージすることができれば、糧として伝わることができると確信している。難しい面があると思う。自分の体験でも、芸術というモノを同じように表現しても、日本人と海外のとらえ方は違う。海外では日本のテイストを深く感じられるが、同じように、日本人に日本のテイストを伝えるのはとても難しいと思う。

このセンターも、同じように難しい。日本人をおもしろがらせることと、海外の人をおもしろがらせるのは違う。しかし中心にあるのは、マンガもアニメも、私も大きな影響を受けた、これをほったらかすこともないだろうと思う。技術というモノに付随して進化している。技術の進化によって、どんなにすばらしいモノも消えていってしまう。サンノゼにコンピューターミュージアムがある。ありとあらゆるコンピューターが倉庫に放り込んである。技術が古くなると言うことと、そこから引っ張り出して学ぶと言うことは違うこと。日本人のいましかみれない、と言う良さもあるが、テクノロジーアートというのはそういうのと全く同じ要素がある。

森山:

今、土佐さんのほうから話が出たように、80年代からボトムアップで取り組んできた。メディアアートの成立と展開を目の当たりにして、辛い時期もあったが、作り手と共に歩んできた。私も土佐さんと同じ筑波大にいて(3年上ですが)、多数のすばらしいメディアアート領域の人々がまわりにいて、そういうかたがたの作品を顕彰する場がない、ということを感じていた。メディアアートということばの意味から言うと…「Media Arts」と複数形で言うと、メディア芸術(マンガ、アニメ、ゲームなど)、「Media Art」と単数形で言うとファインアートの一領域としてのメディアアートになる。メディアアートとはおもにコンピューターなど複製可能芸術時代以降のメディアを表現媒体として使っている芸術である。国内外のレクチャー等ではこう説明している。

日本には光と影のゆたかな歴史があり、影絵や写し絵、だまし絵、巻物にはじまるアニメーション、3Dや立体視、VRにつながる分野など大きな広がりがある。作る対象に魂を込める日本の「わざとこころ」、アート&テクノロジーとも呼ばれています。戦後日本の前衛芸術グループがすでに今の若いアーティストが試みていたような作品を発信していたことに始まるアート&テクノロジーでいうと我々アラフォーは第3世代ぐらい。大阪万博をみて、パビリオンのプロデューサーとして活躍した第一世代(岡本太郎、横尾忠則、山口勝弘ら)を先生として学び、影響を受けた。在学中につくば科学博やビデオアートの隆盛もあった。今は私たちの教え子の教え子の世代、第5世代ぐらいが活躍している。

80年代の終わりに映像部門を持っている美術館はあったが、複合文化施設の機能をもったものがない。日本には元々、視覚芸術がたくさんあった。現代的なものでいえばバーチャルリアリティ、メディア芸術領域に含まれるアニメ、マンガ、ゲームなどエンターテインメントと、温故知新のできるアート&テクノロジーとは両輪の関係にある。だからこそ熱く海外で評価される。社会の装置としての拠点がいよいよ実現する。

東京都写真美術館においても、文化庁メディア芸術祭を誘致し、入場者的にも大きな実績を得た。「アルスエレクトロニカやSIGGRAPHなどで活躍する日本の若い才能を、"日本で紹介する拠点"がない!」と言うことで(開催した独自企画とあわせて)、第10回の(メディア芸術祭)では6万7千人ぐらいの入場者を得た。

このような活動は(長い目で見ればエンタテイメントへの領域も影響がある)メディアアートとエンターテインメントとはどちらが欠けても成り立たない両輪の関係である。いま画像を出しているのはアルスエレクトロニカセンターですが…社会とともに発展してきた、30周年を迎えるフェスティバルであり、日本の入賞者も180人ぐらいになるが日本にはまたこのような施設は成立していない。

アルスにはフューチャーラボという研究機関もある。施設中で独自に展示支援を開発したり、企業のITコンサルをやったりして売っていける、経済効果もあるような複合的な文化施設である。日本のこの領域には大きな力があるのに、このような施設はまだ成立していない。縦割り的にマンガはマンガ、アニメはアニメ、というのはあるがメタ的な視点で統合できるヘッドクォーターがない。

福祉と芸術どちらをとるのか?という単純な二項対立で選択を迫られる局面が過去に多くあってとても大変であったが、経済危機を受けたときにも、マンガやアートやメディアアートが社会に対してできること、与える影響は非常に大きいと思う。2002年から映像メディアは小中高の美術教育の中に含まれており、21世紀最初の10年も過ぎようとしている今、そろそろキャリアパスや成果を考えて出さなければならない。医療や福祉と対立させるのではなく、共存可能だと考える。メディアアートやメディア芸術にはそれができる。

テクノロジーに魂を込める、わざとこころを今こそ発揮させて、既存の研究機関、大学、自治体のアーカイブが成立しつつあるので、それらと社会的な連携を持って成立させていくべきだ。今まで主流を占めた予算をいくらかけて入場者がいくらかという定数的な評価ではなく、メディア芸術はどれだけ創造力・想像力を与えたかという定性的に評価しなければならない。MITメディアラボが企業からお金を取って、一定期間に開発された成果は全出資企業が共有できる、クリエイティブに開発して、企業に戻していく、そういった流れも作られている。この力を次の世代に伝えられる機会にするべきだと思う。

言葉の意味も、みんなと一緒に考えていけるべきだろう。

メディアの皆さんにはフィードバックの協力をお願いしたい。

浜野:報告書について、具体的な名称と絵が入っているが全ての委員が削除を求めたが、例えばこういうコトならできます、ということで納得したのであり、あくまでも例である!決めたことではない!と確約いただいた。議事録に載っている。場所とイメージはあくまで案であって、決定ではない。場所の必然性についてもいろいろな議論がある。これから議論しようという状況。この辺は委員の皆さんに大変迷惑をかけている。あくまで案であり、仮称である。皆さんボランティアなので16時を目処に質問を受けたい。

15:28 2009/06/04
以下記者質問

朝日新聞小原:

箱物という批判があるのは、建設だけして、運営予算がないという点が言われているのだと思う。60万人、年間1億5千万でやれという中身ですね。現代美術館の例など考えても、入場者収入だけでやっていくという施設の維持管理人件費しかまかなえないのでは。だったらこのお金の使い方を考えるべき。浜野さん里中さんどうでしょう?

浜野:映像系の委員の方々も、同じことをおっしゃいました。私個人としては様々なアイディアがあって、民間に貸すとか寄付を頂くとか、日本のミュージアムにも海外にも例は沢山ある。ご指摘はおっしゃるとおりだと思う。箱物を作るよりも他に回した方が良い、というのはご指摘が違う。長期的に見れば大変大きな国の財産になると考えている。

里中:箱物という言葉がマイナスイメージでとらえられるようになったのはこの10年ぐらいだと思うが、素人なりにいろいろ考えたことはある。しかし箱がなければできないこともあるわけで。マンガの中身を見ていただく、著作権者や出版社によいようなWeb上のものもかんがえている。しかし劣化していく原稿を収めておく場所というのは絶対必要である。全国にマンガミュージアムなど沢山できているが、規模とか、この先を考えると、箱というと確かに箱なんでしょうけど、箱でなければできないこともあると思いますので。箱物をちゃんと作るに仕手は、私は素人なので、経営とかわからないんですけど、お金はなるだけ沢山あった方が良いと言うことはたしかなのです。著作権クリアにしたりとか、小さいイベントをやっても億の単位でかかるのに、ないところで少ないところで工夫する、マンガもアニメもそうやってきた、と言うことを考えるのではなく工夫することで、やることが自分たちがやることだと思っている。経営はとてもできると思っていないが、工夫して効果が上がるということは素敵だとおもう。ここまでのことが決まった、というところであり、私自身がイメージできていないが。

森山:今は公立館も独自の財源を確保しなくてはならない状況。海外だと財源になるモノが、日本の行政だとできないというものもある。例えば、従来は公立館は企業からの収入を得ても、予測されなかった収入として雑収入として地方自治体に戻していたが、そういう点が改善されれば。東京都写真美術館の場合は法人会員などをつくって独自の財源で作品を購入したり展示をやって、美術館ランキング(日経新聞開催)でも評価された。こういうことは日本でも進めていくべきで、ニューヨーク近代美術館のように個人で大きなお金や作品を寄付すればそれに対して税制優遇があるなど、システムも整備されていくべき。ギャラリーに寄進者の名前を掲出するなど、出資者のステイタスとして貢献をアピールする方法があるが、このようなものを日本的ないい形にして取り入れていくような、独自の財源を確保する手段をディスカッションしていきたい。ドイツのZKMは10の研究所がある。町全体から浮いていない構造がある。地元のトラムの電力を施設の屋根の太陽電池でまかなっていたりする。日本ではテクノロジーがある、そういう行った形をディスカッションしたい。

日本経済新聞諸岡:

先日中堅アニメ会社に取材したところ。いままさにジャパニメーションをつくっているが大変。動画が海外に流出していて、今年の末にもつぶれそうだと言う状況。ここで海外に発信する必要がどこに?アニメ製作会社、マンガの現場も同じ、いろんな有名雑誌が廃刊している、分母がなくなる状況で、人材育成に優先順位をつけるべきと言う状況でどう考えるか。

浜野:まずジャパニメーションというのは、JAPのアニメーションという差別用語。絶対使わないで欲しい。我々は我々の研究費をつかって、給与の調査も行った。研究会も我々が運営してきた。だから場所は大事だと考えている。我々の自助努力、自分たちの腕前で生きている。場所があれば研修とか会合とか打合せとか、アニメーターの自主的な作品の打合せもできる。大変な状況であると言うことはわかる友人もたくさんいる。本当にそういうの待ってた、という立場の人もいることを知って欲しい。

里中:何も一度期に一個しかできないと言うこともなくて。漫画家の生活、などなど大変厳しいのですが、漫画家の生活ってプロになって45年あったのですが、いつも厳しいんです。厳しくなかったことがない。じゃあお金がなくてもやれるんだろう、と言うことではなくて、制作費は必要。生涯賃金は勤めてきた人に比べて格段に下。その中から産まれてきた作品も沢山ある。保証があればできるということもいえないだろう。漫画家の税瀬は、くだらない話だが製造業といっしょ。夜中に仕事して食事を出すのは社員食堂的な経費にならない。250円分しか税金の控除にならない。非常にささやかな話をしているが、税制の面でも既存の職業、全て前例に合わせてあてはめていくといろんな不都合がある。本が売れたら税金を納めますが、何の社会保障も得られないまま生きている漫画家も沢山ある。どこも書いてもない原稿を、二束三文で古本屋に売ってしまう。年老いたときに引き取ります、という保証があれば、どれだけ安心して仕事ができるかということもあるだろう。なまじ知っているからこそ言えるのは、マンガもアニメも現場は本当に大変。若い人にとって夢と希望があふれる場所であって欲しい。半永久的に語り継がれて引き継がれていくべきと思う。そのお金をこっちに使えばいいだろう、というのは全てにおいてあって、それでは何も前には進まないだろう。若くて何も保証がなくて、頑張りたいという人、その人たちへの税制や保障などどうにかしたい。しかしこれは、これとくっつけて考える話ではないだろう。マンガとアニメだけなんか優遇するのか?と言う話になってしまいますよね?他の分野と合わせて考える必要がある。私もこの問題は一生懸命考えてきたが、そんなの何とかして欲しい、と気持ちはわかる。しかしわけて考えることで進むこともある。今後長い目で考えてみれば、文化や社会とつながることもできたと考えられることもあるだろう。物の見方にはいろいろあって、みんなよかれと思って言っていると思うが、対立とかじゃなくて、みんなで考える良い機会になれば、とそう思う。

土佐:ボクは芸術の分野でしか話はできないのですが、芸術家として喰っていくためには、個人事業主。美大で教えて欲しかったのは「確定申告」だけど、学校で教えてくれたのはアート論。崇高なアート論だけ教えてくれた。現場で学んでいって今に至る。売れる物を作っていないから、大衆が欲しいと思ったらお金はらう。なんか魅力がないから、それからインターネットが出てきて簡単に複製することができるから。波メディアが持っている宿命というか仕方がないところでもある。じゃあいま、どうやってインターネットで作ったモノからお金を集めるか、を考えなければならない。そういうテクノロジー、メディアというテクノロジーにのって表現すると言うことで進化したモノなので、これから考えていかなければならない。里中さんが言ったように、労働と文化の問題は別。メディア芸術センターというのはもっと大きな話で、本当に。火薬という壮大な武器が海外から入ってきて、それですごい武器を作っていれば大成したモノを、日本人はそれで花火をつくってきれいなモノをたくさんつくって、黒船が来たときに対抗できなかったのだけど。いまは花火を作る話、大砲を作る話ではなく花火を作る話、このほうがロマンがあるとおもう。

NHK本田:

先生方のおっしゃるように議論をしていて、お金がついて、それが不透明で、こうなっているのだが、今後どのように議論していくのか聞かせて欲しい。

浜野:それは最後の委員会で委員からも質問があった。これで終わりなんですか?と。もう一回検討します、と言うお話でした。これから始まる。名称、場所も含めて。必要性について議論したと言うところで終わっている。これからだと私は理解している。これは余分な話ですが、黒澤明は生涯にわたって、これが必要だと言っていた。橋本さんもすすめていて、文化庁も決定していたのに、できませんでした、と言う話。参照して欲しい。私は誤解していて、マンガとかアニメとかどうして我々の先人はしてくれなかったのかと、杉並区にかけあってミュージアムができた。我々の先祖がそういう努力をした!と言うことを残したいのだ!黒澤さんが国立で、というそういう思いで死なれた。国民の意見ですから待っているだけですから反対しない。しかし委員の思いは、これからである、という状態である。

里中:自分の思いが強いからと言って正義だと思わない。TVをつけると「ええー!」という誤解があるんじゃないかなということがある。私だって思い違いをしていることもある。どこかであつまっていろんな意見を出し合って、実現していくべき。文化プライド経済的な面からもあったのに、みすみす逃してきたということがなんどもある。それが「たかが映画、たかがアニメ、たかがゲーム」という土壌で、はっと気がつくと、海外のほうがちゃんと資料を持っていると言う状況。我々には資源がない、資源がないと言うが、文化力というものがある。海賊版に利益を持って行かれようとも、日本人の感性とか心を理解していただく、非常に重要なツールである。

海外の方がたが日本人という民族を理解する上で、私たちの世代が戦後間もない時代に、アメリカ映画を見て感動したことで、どれだけアメリカという国に影響を受けたか。これが愛、これが正義、これがアメリカ人というものが映画やドラマから入ってきた。これがアメリカ人というものを理解させた。今、かつて日本と過去の歴史的関係から政治的にはあまりいい思いを持っていない若者たちにとって「あれはあの頃の日本の体制がそうだったのだな」と理解するどれほど大切なツールになっているか。日本人が怖かったけれども、そうではないのだなと言うことを海外に行くとよく伝えられる。

海賊版、違法コピーであるとはいえ、心が理解され喜ばれている、ということは理解しているが。そろそろ、紙媒体の売れ行きが落ちている、デジタルと言うことを利用して、経済的な見返りが出るよう、ディスカッションしていけたらいいなとおもう。確かに予想図というのは「えー」とおもったが。決まっていないから、かつての映画の時に流れちゃうかもしれないと思っているが。

浜野:四谷の韓国文化院というのができるわけです。ご批判は歓迎、何も決まっていないのだから。ご批判は甘んじて受けるが、文化のこととしては大変大事なことだと思っている。その辺は言葉足らずだとは思うが、今日はお集まりいただきありがとうございました。

以上。

自分でも驚くぐらい、発言者のそのままを記録できたとおもう。

実際の活字メディアに載って、この発言にどう尾ひれが追加されていくのか、観察したい。

それから皆さんご意見があるなら、このアンケートに書いていただきたいです。

ameblo.jp/akihiko/entry-10273481795.html

コメント欄はSPAMに荒らされてしまい、削除するのも大変だし、読む上でも役に立ちません。

最後にちょっとだけ、自分の意見を述べたい。

・みんな、最近ミュージアム行ってる?

新聞屋さん、本当に、行ってますか?本質、とらえてますか?

・最新のミュージアムは体験し、語り合い、共有する場です。

もちろんアーカイブもあって良いと思うけど。

・メディア芸術の本質

ディスカッションして、共有して、発見して、という「研究」がメディア芸術の本質だと思います。

頭の固い大先生が作ったダメ企画にはみんなで「大失敗して学んでもらう」というチャンスがあります。

イベントやワークショップもそうです。ミュージアムのような場所はそのためにある。

・ウチの職場をみていると、やはり内国向け以外に、海外のお客さん向けに発信!というのは重要ですね。

そのお客さんの反応を通して、自分の国を発見すると言うことも大事。

…と言う意味では名作マンガの各国版の出版が収集されているなら、すっげー意味あると思う。

比較文化論とか言語論とか、歴史とかも一気に扱えるよね。

里中さんの話を聞いていて思ったが「はだしのゲン」は各国語版で共有されるべき。ディスカッションもあるべき。

・「メディア芸術」に対するディスカッションはマスメディア各位も巻き込まれるべき。

それもできるだけ、良い形で巻き込まれるべき。

論調、定義、ディスカッション、など政治家の材料にされるのではなく、

ポジティブにメディア芸術を応援できるかできないか、

「ウチのメディアはメディア芸術を応援しています!」などバナーなどで表示すべきだと思う。

逆に、ガンダムブームには乗るけど、文化のアーカイブなんて経済モデルで淘汰されちゃいな、

という姿勢を持っている活字メディアは、文化面とか夕刊とか、自分たちの立ち位置をよく考えて欲しい。

・117億円でやれることは、本当に小さいかもしれないが、個人や作家や新聞社は箱は作れない。

作っても良いが、どうやって維持していくのか。国民全体の資産としてどう後押しさせるのか。そこが問題。

この件については自分も苦しいが、そのへんの「ミュージアムの専門家」がどんどん入っていくべきだろうな。

この金額でできる、適切な規模というのがありますよ。

でもみんなが価値を見いだして、応援されれば、継続的にどんどんお金がついて、

それが産業を押し上げていくだろうな、というポテンシャルは感じる。みんなも感じろ。

(20万ちょいの手取り給料のうち、家賃と食費ひいたあと、そのあと何に消えてる?)

・文化と政策支援

国がアニメに国費を投入したら、どうなるか。

ゼネコン的に管理できるなら成り立つのかもしれないが、本当にそれで良いのかな。

既存のビジネスモデルにデフレタイフーンを吹かせている構造なんてのは、金子先生(前・工科大)も長年言い続けていることであって。土佐社長の「おもしろいもの」を作るというところが、結構本質で。新しい価値観とか、新しいビジネスモデルの創出ができてないから沈むんですよね。コピられるなどの外的要因も含めて。

・そういう意味で

土佐社長はいずれ、無形文化財に指定される可能性があるわけです。何処の国からかわからないけど。

そうやって「さわれない文化財」になってから、コミュニケーションや、有り難いお話をしようったって、無理です。

だからミュージアムで、作品や魂に接したり、共有したりする必要があるんです。

毎日拝んでいた仏像が、あるひとつぜん文化財になるとどうなるか(しかも誰も儲からない!)。

マンガが好きなら「ギャラリーフェイク」とか読んで勉強すると良いです。

・医療とか福祉とか

かわいそうな母子家庭に5000円を配っても「それはゲームかマンガに消えている」という思考はできないか。

依然、VRで重度先天障害をもった某国立医療センターに長期入院している子供たちを「外に連れ出す」という地域主導型のイベントに参加したことがあるけど、「20歳まで生きられない」って言われている子供たちが『将来おにいさんたちみたいな、こういうのを作る大学生になるよ!!』っていって大学進学目指していたなんて話をちょっとだけ持ち出してみる。メディア芸術が生きる糧になることだってあるのだ。

・対マスメディアとか

モチベーションとか、魂とか。そういうものを活字メディアは無視している。無視しても良いが、そこで無視することが、いまの日本の経済をネガティブタイフーンに回しているってこと、気づいて欲しい。応援する姿勢。「魂」以外でマインドやスピリッツやハートという言葉をちゃんと伝える活字を、探して欲しい。

・政治家とか

叩かなきゃいけない相手は、そこではないぞ。

みんなの目の前に突き出された、情報とその理解ではないかい?

マスメディアも含めて、文化の本質と、日本社会の未熟さが試されているんだよ。

・自分のこと

私が写真工学とか某工芸大みたいな工学部に進学させてもらえたのは、何を隠そう、当時退職したばかりの父親が当時、はじまったばかりだった写真美術館の映像ワークショップに参加したことだった。あれがなかったら、私の父親間いまでも映像に理解はなかったかもしれない。当然今の自分もいない。今日の今日まで、その事実に対して、感謝しようと思ったことはないが、今日は気がついた。ありがとう映像文化とそのときのワークショップの先生、それから写真美術館という「箱」。

某未来館は、2001年にできたばかりのときに、当時の指導教官である佐藤誠先生に連れて行ってもらった。そのとき「先生、私、ここに展示物もってこれるようになります!」って言った覚えがある。いまはなんだかちょっと違う形だけども、「夢を抱ける頂点のような場所」、平たく言えば「殿堂」が必要だってコト。

大学のメディアアート関係で講義してたりすると、学生たちが何を目指して制作活動していいか、わからなくなることがある。「Webクリエイターになりたい」、「ゲームクリエイターになりたい」それはいいんだけど、成った瞬間にその夢は終わってしまうんだよ。世界の頂点?どこにあるんだろうな。いろいろ世界中まわってみていたり、もっと世界中で飛び回っているメディアアート、テクノロジーアート、先端メディア技術の研究者など、同士たちがマイミクにたくさんいるけど、世界一!ってのは実は世界を飛び回ることだけではなくて、日本人に、日本社会に、認めさせて、共有できるところまで持って行くコトなんだと思う。

そういう意味では里中さんはカッコイイ。Blogもすごくしっかりしている。

satonaka-machiko.seesaa.net/article/120006495.html

↑このエントリーだけではないです

ご自身のマンガ、作風はそんな感じじゃないので、そこまで考えたことなかったのだけど、

きっと何人もの編集者と血を血で洗うような闘いをしてきたり、

ときには上手くいなしたり、百戦錬磨してきたんだと感じた。

島本一彦のように、自分自身の人生と戦うためのエネルギーをくれた作家はえらい。

さらに大金持ちになった漫画家には、すげーな、とはおもうけど、それ以上の意識はない。

しかしこれから「ディスカッションが始まる」であろうこのセンターに

私財投入しちゃった、作品を無償で寄贈したり、といったことをする漫画家がいたら、本当に凄い。

これは尊敬に値する。作家の作品の質を超えて、尊敬する。

しかし、常に逆風、常に、貧乏であっても、

こうやって、先輩諸氏に対する経緯と、価値と、思いを伝え続ける活動をする

里中氏はもっと尊敬されるべきだと思う。激しく見直した。

だいぶ私情を挟んでしまったけど、まあここは私のBlogなので許して欲しい。

ここまで読んで、何か言いたくなった人は、アンケートに参加して欲しい。

ameblo.jp/akihiko/entry-10273481795.html

ネットを通して、いろんな立場で熱く語ること、

それ自身が「ネットワーク・メディアアート」と呼ばれていた頃だってあるんだから。

★このエントリーに限って、コミュニケーション目的で、トラックバックを試験的に開いてみます。汚いSPAMはヒマがあったら消しますが、見苦しいモノや怪しいモノはクリックしないでくださいね。

機内にて

行きの機内では、ドイツから日本に向かう14歳ぐらいの少年少女オーケストラの楽団員たちに囲まれた。
日本の島根で開催される音楽祭に参加するらしい。EU外に出るのは初めてという子供ばかり。
私服で至近距離で見るから、ただの子供に見えるけれど、ユニフォーム着て楽器持ったら、すっごいかっこいいんだろうな。
隣に座ったクラリネット担当の娘さんは6歳から楽器をやっているらしい。で、私は朝からまったく食べていなかったので、機内サービスのカップヌードルを頂く。
周りの少年少女がいろいろ聞いてくる。英語はあまり上手とはいえないが、ドイツ語は基本の挨拶以外まったくわからないので(英語的になんとなく聞こえる部分はあるが…)、英語で日本の国民的ジャンクフードであるカップヌードルと箸の使い方を教える。最初は、弦でも持っているような手つきだったが、楽しんでもらえたようだ。
そういえばGillも「お土産はカップラーメンがいい」と言っていた。まあ確かに私も何年も食べてないし、市中のスーパーマーケットでは3Euroぐらいするけどね(パリやロンドンではそんなに高くないらしい、なんてこった)。
近くにいたスチュワーデスさんと仲良くなる。日本人の重国籍を認めるための署名をあつめていらっしゃる。毎年2回、国会に提出しているらしい。ご自身もフランス人との国際結婚で、息子さんの日本国籍を認めてもらっていないらしい。
うちもルカが日本として出生届を出したとたん、フランス国籍を否定されてしまった(日本政府は重国籍を認めていないので)。もちろん将来の法律改正でフランス国籍を保有できる可能性はあるけれど、やはりこういった署名活動など小さな活動の積み重ねを行っていく必要はあるんだろうと思う。実際、フランスは「父親の血統制」であったが最近ではだいぶんと出生地制を認めてきている。そうでなければ成り立たない部分も多々あるからだろう。日本はどうか。確かに東南アジアから奥さんもらってくる日本人男性とかにとっては「父親の血統制」でも問題ないかもしれない。日本は重国籍を認めていないが、奥さんの国で重国籍を認めていれば、「日本国籍を捨てなければいい」ということになる。実際、グレーゾーンもいいところだが、そういう形で2つの国籍を保有している人も多いと聞く。問題になるのは、うちのような日日家族の海外出産や、外日(奥さんが日本人)家族の場合ではないだろうか。いまちょうど日経新聞で教育問題の連載を扱っているが、そこの記事によると、日本からでも高校卒業→世界の有名大学への進学、というケースが増えているらしい。そう、優秀で、興味があれば海外の大学に進学したってまったく問題ないのだ。しかし日本の大学はどうだろう?
募集要項にでかでかと「日本国籍を有するもの」と記載してはいないだろうか。
「日本語を理解するもの」ならともかく「日本国籍を有するもの」なのだ。
もしここに優秀な外国人がいて、日本語が達者であっても、さらにその大学に入りたいと思っても、この条文を見たら、がっくりしてしまうだろう。優秀な人間であればあるほど、日本のナショナリズムにはがっくりさせられる。
帰りの飛行機はKLM/NWAでアムステルダム経由だったのだけど、オーバーブッキングとのことで、AF-CDG着ダイレクトへの乗換えを相談された。レンヌに宿は取っていたけど、今日の17時台にCDGにつけるので、こっちとしては好都合。しばし待った後、再度、チェックインカウンターに行ったところ、乗り換えは不要とのこと。ご協力へ感謝、ということで、なんとビジネスにアップグレードしてくれた。本当に疲れていたから感謝。やはり正規割引料金だとこういうときは優先的なのかもしれない、わからないけど、この値段でビジネスに乗れたと思えば、かなりお買い得ではあった。…と言っても映画見て寝ているだけだったけどね、フルフラットシートで。KLM/NWAのビジネスクラスの食事は、ふつう。AFのようにフォアグラ+乾燥マーマレードが出たりしない。でもワインは選べるし、
材料もまともなので満足だった。PCの充電ができるのもうれしい(いまもその電源で執筆しているわけで)。お土産にかわいらしい陶器のミニチュア建物に入った香水をもらった。最近のきまりで、液体は小袋に入れて持たなければならないのが大変だけど。
そろそろ着陸態勢に入る。
そういえば初アムステルダムだな…。

ただの予測

1月10日あたりの日記で、市場の危うさを指摘してたその直後にライブドアショックがあって、正直(忙しくて何も書けませんでしたが)、おお!いい勘してるんじゃん?と我ながら胸をなでおろしておりました。
実際、個人的な生活費兼研究費は個人で管理せねばならないばかりか、為替レートや市場動向で大きく影響を受けます。
ユーロはEMUのおかげで右肩上がりではあるのですが、日本円から換金する立場上、それは辛い立場でもあります。また月給生活ではないため、急激な円安など市場の動向が、生活の基礎を脅かすこともあるので注意が必要です。
まあそのようなわけで、かなり客観的ながらも、今回の事件で日本株は世界経済にどの程度の影響を及ぼすか、ということが感じられたのはよい勉強でした。
為替は現金ですから、利益は少ないですが、無茶さえしなければ株のように「紙くず以下」になったりすることが少ないのが多少なりとも救いです。
と言うわけで今日の日経からですが、
「日経平均大幅反発、上げ幅一時300円超・不安心理後退」
www.nikkei.co.jp/news/main/20060124AT2D2400A24012006.html
…これなんて典型的な日経新聞調の「煽り記事」ですよね。
冷静に考えて、ここ数日のパニック売りで市場が反発材料を求めているのは当然のこと。なんと言っても売り抜けたらその後は現金が手元に戻ってくるわけで、借金して株買ってる人はここで借金返して勝ち逃げするか、マクロで下がると判っているとしても再投資するかしか選択肢はないわけです。これは「金融の性」ですからとめられるものではありません。
※借金してない、現物のみの個人投資家も心理的立場は同様です。ですが、実際に現金が入って再投資まではあと1,2日かかるかもしれないですね。
デイトレならここは、理由なく火の粉を被って下げた銘柄を狙うべきでしょう(例の管理ポスト銘柄は額面50円どころか1円だったはずですから、どこまでも紙くずまで突っ走ります)。しかし中長期的視点でいえば、ここは間違いなく、引き。
「絶好の買い場だよ!!」と思う人はバーチャル株でも買っててください。100万円もらえますから。
www2.nomura.co.jp/vstock/VirtualServlet
大きな理由としては、ここらで海外からの日本株全般の大規模な再評価が入ると思われます。日経平均15000円というのは一時的な高騰とされ、今後、事件なり、小泉内閣の企業優遇政策の転換などですぐにまた苦境に立つ要素が並んでいます。そんなわけで海外の投資運営会社による日本株のファンドの動向などは嫌な予感がします。個別銘柄については25日平均線、カイリ率など基本的なテクニカルチャートをまずは確認すべきでしょう。それから前回の検察のLD踏み込み日が偶然にもSQ翌営業日だったのも気になります。となると次のブラックマンデー予定日は2/13,3/13といえるかも。特に3/13は決算期もぶつかって危ないですね、ちなみに私の誕生日ですが。
それでも「オレは買うんだぃ!!」という樹海が大好きなお友達は、
「にっけいしんぶん新聞」の「愛ルケ」でも読んで頭を冷やしたほうがいいと思います。
nikkeiyokyom.ameblo.jp/
ま、個人で投資商品・株を買ってる人への役に立たない情報でした。

新社会人向け投資講座「バーチャル 株取引(2)」

前回、作文中に記事が消えてしまったハプニングからやっと心理的に戻ってきました。

基本的に投資関係の話題は掛け値なしで書いているので、こういうことがあると「涙…」です。

あと、コメントとかトラックバックとかも救われます。

誰も読んでないBlogなんて書いてもしょうがないしねえ。


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【前回から】

さて前回は、

・用語集を使おう
・初心者がカモネギなわけ
・どうやったらよい投資になるか

というお話をした上で、以下のようなリストを宿題として掲載したわけですが、

1 4753 ライブドア
2 7203 トヨタ自動車
3 6758 ソニー 東証1部
4 7211 三菱自動車工業
5 4755 楽天
6 4676 フジテレビジョン
7 9984 ソフトバンク
8 7201 日産自動車
9 4660 ニッポン放送
10 2502 アサヒビール

これはいったい何なんでしょうね?

【初心者銘柄リスト】

これは、野村のバーチャル株式投資倶楽部の「Myウォッチ銘柄ランキング」です。

皆さんが興味のある「資金があれば買いたい」と思っているリストともいえるでしょう。

ご自身がお勤めの会社を登録している場合もあると思います。

このようなリストは結構簡単に手に入ります。

たとえば

・ライブドアの検索ランキング finance.livedoor.com/quote/ranking

・日経新聞社の検索ランキング markets.nikkei.co.jp/ranking/stock/access.cfm

どちらもぶっちぎりで「ライブドア<4753>」が1位ですね。

内容やソースはともかく、このようなランキングは初心者の動向を知る上で非常に役に立ちます。

売買高がそれほど高くなくて、かつ、検索ランキングが上位の銘柄が、個人投資家が多い銘柄、ということになります。この手の銘柄が堅調であれば、長期・初心者向けといえると思いますが、逆の条件、つまりほとんど検索されないのに、やたらと値が飛ぶといった銘柄は、初心者には特に危険といえるでしょう。

【バーチャル投資は初心者の遊びか?】

さて、話をバーチャル投資に戻しますが、野村のバーチャル投資倶楽部(以下VSC)は「遊び」と思っている人が多数なのではないでしょうか?確かにそうですよね、そんなゲームの上だけで儲かるぐらいなら、実際にお金を投資した方が楽しいに決まっている…多くの人はそう考えると思います。

でも実際には、「ものすごいプロ」もいらっしゃいます。VSCは100万円を元金としてスタート時にはもらえますが、取引にはいろいろなルールがあり、注文は1日に1回しか処理されませんし、手数料もしっかりかかります。また現物のみ、つまり、デイトレーダーやヘッジファンドが使う『信用取引』は一切出来ません。それにもかかわらず過去には、半年で15億も稼ぎあげたひとが居たりするそうです(未確認ですが )。現在も4月からのシリーズが始まって2ヶ月ですが、既にトップのユーザは2000万円の大台に達しています。2ヵ月で100万円が20倍。その調子で1年なら120倍。年利11900%です。

どうでしょう?実際の株式の終値だけの値動きと、不利な1日1回だけの現物取引なのに、このベンチマーク。これが本当なのであれば「デイトレーダーでネオニート」なんて馬鹿馬鹿しいと思います。…ま、それはともかく、プロ中のプロの取引テクニックを学ぶこと、それから初心者が株取引のルールを知ること、という意味でVSCへの参加は非常に意味があると思います。

そんなわけで上記のような一部のトップのトレーダーを除き、VSCの利用者はほとんどが株式未経験者か初心者のようです。以下に、ランキング「評価額別人数の分布」を表にしてみました。

6月7日現在の全プレイヤー136,775人、元本100万円に対し、現在の資産高は以下のように分布しています。

0~60万円 1%
60~90万円 10%
90~95万円 9%
95~100万円 26%
100万円(元本)から変化なし 35%
100~105万円 13%
105~130万円 5%
130万円以上 1%

実に35%のユーザが「元本のまま傍観」しています。取引のルールが分からない、パソコンの操作が分からない、パスワードを忘れた、というユーザが居たとしても、いずれにせよ「最初の一歩」がなかなか大変なのではないかと思います。これが本当の取引なら、100万円を半年定期預金(野村ならMMF)に預けているようなもので、数百円の利息がつくかも知れませんが、ゲームですからそのようなものはありません。しかし実際の株式口座でもこれぐらいのパーセンテージで「何も出来ない」人が居るのではないかな、と思います。

さて、統計学の専門の人を対象にしているわけではありませんから、簡単な言葉で解説します。注目したいのは「±5%」のプラス側とマイナス側です。簡単に言えば、儲かっている人は全体の13%、そして損している人は26%です。たかだか5%の利益/損益を得るだけでも、得している人の倍は損をしている人がいる、ということを認識するべきでしょう。
また利益/損益ではなくて純粋に元本割れかどうかに注目すれば、45%の人が元本割れです。対して利益を出している人は19%しか居ません。「これはゲームだから気軽に買った」という言い訳をするにはあまりに大きい差だと思います。たしかにVSCが始まった98年頃にはそういうむちゃくちゃな買い方をして、元本を0円にする人も沢山居ましたが、最近はそこそこ真面目に買っていると思います。少なくとも「勝っている人の倍は負けている人がいる」と考えても悪くはないと思いますがどうでしょう?

 【負けるのはバーチャルだけにしておこう】

なんだか株式投資に未来を感じられなくなってきたでしょうか?それとも「私は違う!」と逆に燃えましたか?いずれにせよ、株式投資は経験と情報力が必要です。いたずらに資産を失うことも簡単なので「負けて勉強代」というぐらいなら、まずは半年ぐらいVSCで鍛えてみるのもよいと思うのです。

逆を言えばVSCで順当に勝てるようになれば、株式投資もギャンブルから、投資へと少しはレベルアップできると思うのです。実際に上位の方も、本業はファイナンシャルプランナーや機関投資家の方も沢山いらっしゃると思います。よく見ていると、腕試しや、実際の市場では買えない「もしも」に活用していることが分かります。

【まとめ】

実際に株式取引で利益が出せない人へのコメントも含めて、これからもVSCの話題は続けていこうと思います。それにしても5%ほどの利益のために、毎日株価とにらめっこなんて、ちょっとばかげていると思います。読者の方から「投資信託について聞きたい」という相談がありましたので、近々扱ってみようと思います。以下今日のまとめです。

・初心者銘柄リスト、検索リストを読んでみよう

・バーチャル投資は初心者の遊びではない

・負けるのはバーチャルだけにしておこう

・たかだか5%の利益のために、倍は負けている人がいる

【おまけ】

今日の注目銘柄です。トップのユーザの売買より。

ドリームテクノロジーズ<4840>

  まだ上がりそうなんだけど、プロは「もう売り時」と見ているらしい

関門海<3372>

 外食なんで知っている人もいるかな?上場公開からのストップ高です。

 


★上記の内容はすべてバーチャル株式に関する内容です。 実際の取引の参考にされましても、当blogは一切責任を取りません。


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