在フランス日本国大使館からの情報が日本で入手できる報道情報よりもかなり詳しいので、それをもとに地図上で把握してみました。
なお、在フランス日本国大使館からは近年、一斉通報(INSIDE Integrated Notify Support In Disaster & Emergency)というシステムがあり、フランス在住時に在留届に記入されたメールアドレス及び「たびレジ」
【追記:日本時間2015/11/14 22:45 犯行声明について情報が出ました】
2015年11月14日
在フランス日本国大使館より
パリ市10区・11区における銃撃事件・人質立てこもり事件,国立競技場における爆発事件の発生に伴う注意喚起(その4)
1.13日22時頃(現地時間),現地の報道によれば,パリ10区及び11区(1.ビシャ通りのレストラン「ル・プティ・カンボッジ」(rue Bichat),2.フォンテーヌ・オ・ロワ通りのカフェ(rue de la Fontaine au roi),3.ヴォルテール大通りの小劇場「バタクラン」(Bataclan, Boulevard Voltaire),4.シャロンヌ通り(rue de Charonne),5.レピュブリック通り(avenue de la Republique),6.ボーマルシャ通り(boulevard Baumarchais))及び7.パリ北部近郊の国立競技場(Stade de France)において,銃撃事件等が発生しました。仏政府の発表によれば,少なくとも127人以上が死亡し,多数が負傷しました。
2 本事件については,オランド仏大統領はイスラム過激派ISIL(イラク・レバントのイスラム国)により実施されたとして発表しました。一方,ISILは本事件について犯行声明を発出し,フランスに対する更なる攻撃を警告しています。
3.14日,パリ警視庁の観光安全対策官は,今般の連続テロ事件の発生を受けて,現在,すべての観光名所が閉鎖されており,今後,新たなテロ事件の発生の可能性も排除できないので,不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。また,同日,パリ市の施設(学校,美術館,図書館,体育館,プール,マルシェ)は全て閉鎖され,集会・デモに対する許可は取消されると報じられています。必要な場合を除いて外出は避け自宅に止まるよう呼びかけております。フランス外務省は,さらに,オランド大統領はが記者会見でフランス全土における緊急事態を宣言し,フランス外務省は国境(陸路,空港,鉄道,海上)におけるコントロールの強化を発表しました。
4.当地報道によれば,14日,パリ市の施設(学校,美術館,図書館,体育館,プール,マルシェ)は全て閉鎖され,集会・デモに対する許可は取消されると報じられています。さらに,オランド大統領は記者会見でフランス全土における緊急事態を宣言し,フランス外務省は国境(陸路,空港,鉄道,海上)におけるコントロールの強化を発表しました。
5.つきましては,フランスへ渡航・滞在される方は,以上の状況を考慮し,テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努めてください。特に,イル・ド・フランス州へ渡航・滞在されている方は不必要な外出は避け,事件現場周辺には近づかず,テロの標的となりやすい場所(政府・軍・警察関係施設,公共交通機関,観光施設,デパートや市場など不特定多数が集まる場所)は可能な限り避け,訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意してください。
(追記終わり)
2015年11月14日10:50時点の経過情報です。
パリ市10区・11区における銃撃事件・人質立てこもり事件,
1.13日22時頃(現地時間)、現地の報道によれば、
2.現地の報道では、一連の事件に伴う被害数は、
3.今次の連続テロを受け、パリ警視庁は市民に、
4.つきましては、フランスへ渡航・滞在される方は、
朝8:30時点の速報
在留邦人の皆様
たびレジに登録された皆様
2015年11月14日
在フランス日本国大使館より
パリ市10区・11区における銃撃事件・人質立てこもり事件,
1.13日22時頃(現地時間)、パリ市10区・
2.また,現地報道によれば,
3.つきましては,フランスへ渡航・滞在される方は,
日本の外務省、在フランス日本大使館、グッジョブ。Bien travaillerです。
以下関連ツイート
安否確認https://t.co/BUuN98IP6O
/フランス:パリの銃撃などで35人死亡 100人人質か
毎日新聞 2015年11月14日 07時58分/AP通信は13日、警察の情報として、パリの銃撃などで35人が死亡、劇場で約100人が人質になっていると報じた。(共同)— Akihiko SHIRAI, Ph.D (@o_ob) November 14, 2015
ライブハウスでの詳しい状況。スタードの爆発のほうが心配ではあるけど、すでに片付いている様子。テロの恐怖にパニックになってはいけない。心静かに #PrayForParis /パリのヴェニューLe Bataclanで人質発生か https://t.co/lzUYpgTQO8
— Akihiko SHIRAI, Ph.D (@o_ob) November 14, 2015
パリのテロは心配ですが、Lavalは田舎町なので、テロとは無縁のようです。
「むしろ日本の地震は大丈夫か??」って心配されました。
日本から #LavalVirtual に参加する人のためのFacebookグループを作成しました。https://t.co/2kyKTEz2BX— Akihiko SHIRAI, Ph.D (@o_ob) November 14, 2015
パリ市民からは帰宅困難者のために自宅に招き入れる #PorteOuverte (=OpenDoor)と表示するメッセージが発信されています。テロリストの恐怖に負けたらこんな事、できません。一方で、銃撃戦と戒厳令で冷えた心が救われた人も多いと思います。日本人も見習いたい博愛精神。
— Akihiko SHIRAI, Ph.D (@o_ob) November 14, 2015
「自由、平等、友愛」(じゆう、びょうどう、ゆうあい。フランス語: Liberté, Égalité, Fraternité « リベルテ、エガリテ、フラテルニテ »)はフランス共和国の標語。ちなみに最近は博愛とは訳さないそうです。https://t.co/MF94CPT9fN
— Akihiko SHIRAI, Ph.D (@o_ob) November 14, 2015
それから現在パリで起きている同時襲撃事件と移民の問題などを絡ませて発言されている方は、落ち着いて。まだ主犯が誰であるかもわかっていないし、この手の事件を「対岸の火事」としてしか見ていない証拠ではないかしら。
東京でこのようなテロが起きたことがないわけではないですよね。落ち着いて。— Akihiko SHIRAI, Ph.D (@o_ob) November 14, 2015
フランス代表とドイツ代表の親善試合が行われていて大統領などがいるスタード(競技場)で爆発事件、しかも市中で同時に襲撃人質。というシチュエーションに注目したほうがよいと思います。パリ市域の人口は1200万。東京でこれが起きたら?セキュリティだけではなく、市民の精神が問われる状況。
— Akihiko SHIRAI, Ph.D (@o_ob) November 14, 2015
実際に、#PrayForJapan なるタグがあり、日本が津波に沈んで死者が出ていると思われています。鹿児島がどこであるか、知らないからかもしれませんが、パリ=フランスではないですし。
いま、テロの脅威にさらされ、人質になっているのはパリ市民。 #PrayForParis— Akihiko SHIRAI, Ph.D (@o_ob) November 14, 2015
関連リンク
在フランス日本大使館 安全情報
http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/anzen/
Facebookの災害時情報センター。安否情報を記録できます。
https://www.facebook.com/safetycheck/paris_terror_attacks/