「永遠に捨てない服が着たい」を読書感想文にする前に。

今関信子 (著) 「永遠に捨てない服が着たい」

第59回青少年読書感想文全国コンクール高学年の 「課題図書」 。
http://t.co/pZQiDbPxZQ

【大人の感想】
「あとがきで感想を書く」チートの対策がされており、「ちょっと長いあとがき」というタイトルで、311について、子供たちが理解できる解説になっている。しかし内容が散漫で、見た目の感想文の書きやすさの一方、本質的な難度は高い本であると思う。
まず論説ではないので、科学的な視点を持った論理構築とドラマツルギーが弱すぎる。
『~に感動しました』、『共感しました』という書き方は期待できない。
しかも「科学的な論理構築」が希薄なのは、『なぜこの本が課題図書なんだろう?』という自問をし続けることになる。
児童書特有の読みやすさの影に、先生受けの良さそうな固定の方向性があり、子供から公平でバランス感覚をもった視点を奪い取る傾向がある。右上がりグラフの使い方など。「地球の温度は右肩上がり」と思わせる手法は、一言で言えば左翼的。
そもそも、この話のストーリーに科学的な物証はあっても、科学も化学も出てはこない。
ドッジボールでCO2削減量をたとえても、タヌキの皮算用である。
純粋な子供たちは一瞬は騙されるが、いざ感想文を書こうとすると、話の中身のなさに頓挫する。

しかし、著者ではなく、話の中心人物である岡部さんには共感ができる。
自分も大学時代、暗室で大量のゴミを作っては捨て作っては捨てしていた記憶がある。
岡部さんの師匠は正しい指導をしている。ここで突き放されることに意味はある。
この本の中心である「永遠に捨てない体操服」とは帝人ファイバーのポリエステルリサイクル活動「エコサークル」があってこその活動である。リンク先を見ていただいてもわかるのであるが、岡部さんが子供たちに見せて、書籍のタイトルにもなっているパタゴニア社のペットボトルリサイクルフリース自体も、帝人のリサイクル技術にパタゴニアが2005年に参加して成立しているという事実関係がある。

本書を3回読んで、しかも1回作文を書いたにもかかわらず中身のなさに7時間苦悶した息子に、
『どんな感想文を書くか、以下の3つの路線から選んでごらん』と問うてみた。

1. リサイクル衣料の活動を中心に
2. (本人が面白かったという)ピンホールカメラについて
3. なぜ活動が成功したのか、どうやって?

実際のところ、1,2,3とも、数ページ分ぐらいしか内容がなく、「なぜ」、「どうして」、「どうやって」というトリガーになった部分がたいへん曖昧に書かれているので、路線が決まっても、やはり難航した。

そもそも科学的にも技術的にもトピックがなく、保守的な先生方に対して、特に理由なく否定的な社会が
「描写されているわけではないが、常に付きまとうテーマ」なのだから仕方がない。
いや、作者の今関さんは、この「反骨精神ならではの逆転の発想」をちゃんと色濃く描写するべきだったのだろう。

さて、以下、息子が、口述筆記をベースに作文体にしたものである。
レギュレーションにより3ページ・1200文字に収めるため、本人も相当苦労をした様子。

——-
「僕の小学校に太陽電池がない理由は?」

この本『永遠に捨てない服が着たい』は今関信子さんによる本当のお話です。このお話の中心人物は、京都に住むカメラマンの岡部達平さんです。カメラマンであると同時に、牛乳パックの再利用や、環境移動教室などでゴミや自然について考える人です。岡部さんは京都市立清水小学校で半年間、五・六年生に環境学習を教える先生になりました。僕はまず「普通のカメラマンが、先生を、しかも環境の先生をするなんて」とおどろきました。
岡部さんのお話は、大学生の頃、写真の修業をしていた時のふとした気づきからはじまります。当時はデジタルカメラではなかったので『カメラマンという仕事はぎょうさんフィルムなどのゴミを出さんと成れへんものやろか』と気づき、その時から「ゴミのことも考えるカメラマン」になったそうです。ピンホールカメラを、捨てられた材木で組み立てて、レンズにあたる穴はジュースの缶を使って、シャッターの調節はフィルムの空き箱を使って作りました。僕はピンホールカメラの仕組みはわかるけれど、同じものを作ることはできない、世界に一つだけの環境にも役立つカメラだと思いました。
この本のタイトル「永遠に捨てない体操服」のお話は、いきなり実行されたわけではありませんでした。岡部さんは小学校での半年間の授業が終わった時、子供たちに廊下で、ペットボトルを再生した服について「私も永遠に捨てない服が着たい」と言われて悩みます。子供たちが参加しなくても成り立つリサイクルなら例がある、でも子供が主役のリサイクルはまだありません。リサイクル衣料にするために、飾りが無く、ほとんどがポリエステルでできている、子供達が使うもの、それは学校の体操服でした。しかし、協力してくれる学校は、なかなかありませんでした。
そんなころ、岡部さんはこのカメラで、間違えて太陽を撮ってしまいました。素晴らしく力のある太陽の写真でした。太陽をピンホールカメラで写すには一秒かかります。その写真を岡部さんは、環境問題のリーダーである「森作り森さん」に見せたところ「皆既日食が起きる日に、太陽の写真展をやってはどうか」と提案されます。三十枚の太陽の写真から、たったの九枚の写真を選んで「」という名前の写真展を開催することになりました。みんなが太陽について注目する皆既日食の日に、九秒で人類が一日に使う総エネルギーをまかなう事ができるということを伝える写真展です。
僕はこの本を読んで、僕の小学校の屋上には、なぜ太陽電池を置かないのかな?と思いました。ソーラーカーの玩具で試したので知っていますが、明らかに学校の屋上は太陽電池の置場にいい場所です。たぶんコストなどの問題でつけていないのだろうけど、なぜ置かれていないのか、理由が知りたいです。
——-

なかなかいい作文。
正直なところ、このような書籍を選書にした側、もしくは夏休みの読書感想文をアウトソーシングしている先生方に、多少の責任は感じてもらいたいと思う。

エコロジー、リサイクルの意識の高い子供たち、本書の中で描写されている通り、もはや常識であり、子供たちにとっては「私が大人になるときにはもう間に合わないのでは」という気持ちも、むしろ正しいものだと思います。
一方で、教育の現場こそが、エコロジーを考える必要がある現場の一つでもあります。
大量の紙消費、団体行動の名のもとに、同時に活動するためのエネルギーコスト、保守的な考え方。

地球環境の変化の速度ぐらいには、柔軟に、
子供たちに気づきを与え、自ら学び行動する機会を作り出す妨げはしないように、
頑張っていきたいものです。

—-
p.s.
 高学年にもなると、読書感想文の課題図書は2冊ぐらい買っておいたほうがいいと思います。
 ドキュメンタリーだと、こっちの方おすすめかも…。

はるかなるアフガニスタン (講談社文学の扉)

オリジナルフォント作成は漢字練習に効く

小学校4年生の息子は他の教科はともかく国語、特に漢字が苦手。
嫁さんには眼を三角にして怒られている。

漢字練習なんていう宿題は、毎日のように出ているのだけど、だいたい1ページ終わらせるのに2時間はかかっている。

これは気の短いうちの嫁さんでなくても、イライラすることだろう。小学校の先生は本当にスゴイ、私はそこまで気が長くないし、これしきの漢字が書けないと将来PCがどんなに便利になっても困ることがありそうなので、先日紹介した「手作りおれん字」を使って漢字練習してみることにした。

教育漢字と英数、ひらがな、カタカナだけでもざっと1600文字は書かなければならない。

前回のオレオレフォントの写経作業の一部

本人に先日のBlogを見せてみたらなんだかヤル気だ。

『本当に大丈夫かな?』と思いつつも、スタート。

私も先日の残りの4ページを終わらすべく取り組む……が、マッキーのインクが切れてきた。腕も痛いし。

……とかやっているうちに息子1枚目終了。1ページは12×8文字なので96文字ある。だいたい100文字を10分で書いている計算、これは速い。

最初は「これは1年生、これは2年生・・・」などと言いながら快調にこなしていたのだが、

『きっと4年生こえたら大変になるに違いない……』と邪心で見ていた私。

そんな心配も関係なく、5年生の漢字を超えても、順調にこなす息子。

「なんかねえ、これ使うとかけちゃうんだよ」と、どんどんスピードを上げる。

結局、私が4枚書き終わるところで、ちょうど16枚書き終わる。速度はちょうど4倍、時間は2時間半ぴったり。

質はというと……それが良かった。

鉛筆で書いていたので筆圧は安定しないけど、これはスキャナの設定をTWAINにしてコントラストを下げて取り込めば、かなりきれいに読めた。

本人曰く、「ちょうど2ページに1回エンピツけずるんだよ」と言っている。

下の図の上段が息子フォント「Naru2012」で、下段が私がマッキーで書いた「Mackii」である。

上段が息子が書いた「Naru2012」、下段が私の書いた「Mackii」。作文は「カモのきょうだいクリとゴマ」の感想文より。
上段が息子が書いた「Naru2012」、下段が私の書いた「Mackii」。作文は「カモのきょうだいクリとゴマ」の感想文より。

元からマンガ字で描くために苦労していたものであるし、何日も間をあけたので、質が変わるのは仕方ない……でもなんか悔しいな。

近いうちに細字系のフォントで挑戦したいと思います。

ところでこのフォント欲しい人いませんか?希望者多いなら配布も検討します。
■Naru2012:現役小学4年生がエンピツ書いた細字系教科書体フォント

■Mackii:おっさんがマッキーで描いたマンガ字フォント

小中学の6.5%に発達障害の可能性、その調査項目とは?

「小中学の6.5%に発達障害の可能性 4割は支援受けず」
2012/12/5 17:00 (2012/12/5 21:31日経新聞)

 全国の公立小中学校の通常学級に在籍する児童生徒の6.5%が、人とコミュニケーションがうまく取れないなどの発達障害の可能性があることが5日、文部科学省の調査で分かった。推計で約60万人に上る。しかし4割弱の児童生徒は特別な支援を受けておらず、専門家は「支援策を話し合う校内委員会などが十分に機能していない」と指摘している。

http://mxt.nikkei.com/?4_8722_119538_1

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日経の記事だけ観て教育を語るのは意味がないので、調査の詳細を知るべく、文部科学省のプレスリリースを探した。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1328849.htm
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/__icsFiles/afieldfile/2012/12/05/1328849_01.pdf
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以下、調査項目について上記PDFから抜粋。

<質問項目>
Ⅰ 児童生徒の困難の状況
<学習面(「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」)> ※1
・聞き間違いがある(「知った」を「行った」と聞き違える)
・聞きもらしがある
・個別に言われると聞き取れるが、集団場面では難しい
・指示の理解が難しい
・話し合いが難しい(話し合いの流れが理解できず、ついていけない)
・適切な速さで話すことが難しい(たどたどしく話す。とても早口である)
・ことばにつまったりする
・単語を羅列したり、短い文で内容的に乏しい話をする
・思いつくままに話すなど、筋道の通った話をするのが難しい
・内容をわかりやすく伝えることが難しい
・初めて出てきた語や、普段あまり使わない語などを読み間違える
・文中の語句や行を抜かしたり、または繰り返し読んだりする
・音読が遅い
・勝手読みがある(「いきました」を「いました」と読む)
・文章の要点を正しく読みとることが難しい
・読みにくい字を書く(字の形や大きさが整っていない。まっすぐに書けない)
・独特の筆順で書く
・漢字の細かい部分を書き間違える
・句読点が抜けたり、正しく打つことができない
・限られた量の作文や、決まったパターンの文章しか書かない
・学年相応の数の意味や表し方についての理解が難しい(三千四十七を300047や347と書く。分母の大きい方が分数の値として大きいと思っている)
・簡単な計算が暗算でできない
・計算をするのにとても時間がかかる
・答えを得るのにいくつかの手続きを要する問題を解くのが難しい(四則混合の計算。2つの立式を必要とする計算)
・学年相応の文章題を解くのが難しい
・学年相応の量を比較することや、量を表す単位を理解することが難しい(長さやかさの比較。「15cmは150mm」ということ)
・学年相応の図形を描くことが難しい(丸やひし形などの図形の模写。見取り図や展開図)
・事物の因果関係を理解することが難しい
・目的に沿って行動を計画し、必要に応じてそれを修正することが難しい
・早合点や、飛躍した考えをする
(0:ない、1:まれにある、2:ときどきある、3:よくある、の4段階で回答)

<行動面(「不注意」「多動性-衝動性」)> ※2
・学業において、綿密に注意することができない、または不注意な間違いをする。
・手足をそわそわと動かし、またはいすの上でもじもじする。
・課題または遊びの活動で注意を集中し続けることが難しい。
・教室や、その他、座っていることを要求される状況で席を離れる。
・直接話しかけられたときに聞いてないように見える。
・不適切な状況で、余計に走り回ったり高い所へ上ったりする。
・指示に従えず、課題や任務をやり遂げることができない。
・静かに遊んだり余暇活動につくことができない。
・課題や活動を順序だてることが難しい。
・「じっとしていない」、またはまるで「エンジンで動かされているように」行動する。
・(学業や宿題のような)精神的努力の持続を要する課題を避ける。
・しゃべりすぎる。
・課題や活動に必要なものをなくしてしまう。
・質問が終わる前に出し抜けに答え始めてしまう。
・気が散りやすい。
・順番を待つことが難しい。
・日々の活動で忘れっぽい。
・他人を妨害したり、邪魔をする。
(0:ない、もしくはほとんどない、1:ときどきある、2:しばしばある、3:非常にしばしばある、の4段階で回答)

<行動面(「対人関係やこだわり等」)> ※3
・大人びている。ませている
・みんなから、「○○博士」「○○教授」と思われている(例:カレンダー博士)
・他の子どもは興味を持たないようなことに興味があり、「自分だけの知識世界」を持っている
・特定の分野の知識を蓄えているが、丸暗記であり、意味をきちんと理解していない
・含みのある言葉や嫌みを言われても分からず、言葉通りに受けとめてしまうことがある
・会話の仕方が形式的であり、抑揚なく話したり、間合いが取れなかったりすることがある
・言葉を組み合わせて、自分だけにしか分からないような造語を作る
・独特な声で話すことがある
・誰かに何かを伝える目的がなくても、場面に関係なく声を出す(例:唇を鳴らす、咳払い、喉を鳴らす、叫ぶ)
・とても得意なことがある一方で、極端に不得手なものがある
・いろいろな事を話すが、その時の場面や相手の感情や立場を理解しない
・共感性が乏しい
・周りの人が困惑するようなことも、配慮しないで言ってしまう
・独特な目つきをすることがある
・友達と仲良くしたいという気持ちはあるけれど、友達関係をうまく築けない
・友達のそばにはいるが、一人で遊んでいる
・仲の良い友人がいない
・常識が乏しい
・球技やゲームをする時、仲間と協力することに考えが及ばない
・動作やジェスチャーが不器用で、ぎこちないことがある
・意図的でなく、顔や体を動かすことがある
・ある行動や考えに強くこだわることによって、簡単な日常の活動ができなくなることがある
・自分なりの独特な日課や手順があり、変更や変化を嫌がる
・特定の物に執着がある
・他の子どもたちから、いじめられることがある
・独特な表情をしていることがある
・独特な姿勢をしていることがある
(0:いいえ、1:多少、2,はい、の3段階で回答)

※1 <学習面(「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」)>の質問項目については、「LDI-R-LD診断のための調査票-」(日本文化科学社)を参考に作成。
※2 <行動面(「不注意」「多動性-衝動性」)>の質問項目については、株式会社明石書店の著作物である「ADHD評価スケール」を使用。よって、同社に無断で転載、複製、翻案、頒布、公衆送信を行うことはできない。
※3 <行動面(「対人関係やこだわり等」)>の質問項目については、スウェーデンの研究者によって作成された、高機能自閉症に関するスクリーニング質問紙(ASSQ)を参考に作成。

Ⅱ 児童生徒の受けている支援の状況
・校内委員会において、現在、特別な教育的支援が必要と判断されているか
(0:必要と判断されている 1:必要と判断されていない)
・現在、通級による指導を受けているか
(0:受けていない、1:自校通級、2:他校通級)
・過去に通級による指導を受けていたことはあるか
(0:受けていない、1:自校通級、2:他校通級)
・過去に特別支援学級に在籍していたことがあるか
(0:在籍していたことがある、1:在籍していたことはない)
・「個別の教育支援計画」を作成しているか
(0:作成している、1:作成していない、2:現在はないが過去に作成していた)
・「個別の指導計画」を作成しているか
(0:作成している、1:作成していない、2:現在はないが過去に作成していた)
・特別支援教育支援員の支援の対象となっているか(支援員一人が複数の児童生徒を
支援している場合も含む)
(0:なっている、1:なっていない、2:現在はなっていないが過去なっていた)
・授業時間以外の個別の配慮・支援を行っているか(補習授業の実施、宿題の工夫 等)
(0:行っている、1:行っていない、2:現在は行っていないが過去行っていた)
・授業時間内に教室以外の場で個別の配慮・支援を行っているか(通級による指導を除く)(個別指導 等)
(0:行っている、1:行っていない、2:現在は行っていないが過去行っていた)
・授業時間内に教室内で個別の配慮・支援を行っているか(特別支援教育支援員による支援を除く)(座席位置の配慮、コミュニケーション上の配慮、習熟度別学習における配慮、個別の課題の工夫 等)
(0:行っている、1:行っていない、2:現在は行っていないが過去行っていた)

以上引用終わり。

国の研究所と法律に基づく調査なのだけど、いったいどんな意味があるのだろう?

うちの息子は

<行動面(「不注意」「多動性-衝動性」)> では以下が該当するように思う。
・学業において、綿密に注意することができない、または不注意な間違いをする。
・指示に従えず、課題や任務をやり遂げることができない。
・(学業や宿題のような)精神的努力の持続を要する課題を避ける。
・課題や活動に必要なものをなくしてしまう。
・気が散りやすい。
・日々の活動で忘れっぽい。

<行動面(「対人関係やこだわり等」)>では
・みんなから、「○○博士」「○○教授」と思われている(例:カレンダー博士)
・他の子どもは興味を持たないようなことに興味があり、「自分だけの知識世界」を持っている
・特定の分野の知識を蓄えているが、丸暗記であり、意味をきちんと理解していない
・言葉を組み合わせて、自分だけにしか分からないような造語を作る
・とても得意なことがある一方で、極端に不得手なものがある
・いろいろな事を話すが、その時の場面や相手の感情や立場を理解しない
・共感性が乏しい
・周りの人が困惑するようなことも、配慮しないで言ってしまう
・友達と仲良くしたいという気持ちはあるけれど、友達関係をうまく築けない
・友達のそばにはいるが、一人で遊んでいる
・仲の良い友人がいない
・球技やゲームをする時、仲間と協力することに考えが及ばない
・ある行動や考えに強くこだわることによって、簡単な日常の活動ができなくなることがある
・特定の物に執着がある
・他の子どもたちから、いじめられることがある

これぐらいは該当するなあ。程度の差こそあれ。

国の法律に基づく研究機関の研究だそうです。一通り読んでみたけどやはりよくまだわからないことだらけだ。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/hattatu.htm

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次の選挙でこの手の公教育における問題に差し込んでいる政党はどこだろう?

朝日新聞で各候補者(小選挙区含む)の政治主張の可視化があるのだけど、教育問題については全く触れていない。

http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/asahitodai/

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この時点で、マスコミ、ジャーナリズムが偏重しているということが本当によくわかる。

「消費税増税賛成、ただしこの目的で増税して世の中をこうしたい!」という話をできる政治家がどれだけいるのか。

各党がそういったビジョンがしっかりした政治家をどれだけ集められているのか。

本気で選挙に参加したい国民に対して、本気で責任もって受け止められる政治家がどれだけいるのか。

少なくとも、小学生が義務教育終わるぐらいまでの期間は、責任もっていただきたいものである。

 

(12/7)息子との科学の語らい

上の息子・ナル(小学校1年生)が風邪らしく、調子を崩して学校を休んだ。
折しも4クラスある1学年のうち、最後まで学級閉鎖を免れていた彼のクラスは
本日ついにインフルエンザによる学級閉鎖とあいなった。
なかなか安静に出来る年齢ではないし、
下の子・ルカ(2歳)が常に絡んでくるから結構夜遅くまで起きていた。
エネルギーも有り余っている。
夜になっても「眠れない…気持ち悪い…」といって甘えてくる。
インフルではない、というか自分も同じ症状なので感染うんぬんはさておいて
添い寝して「ちょっと昔のむかしばなし」などをしてみていた。
昔話ついでに今日の講演のようなゲームの話もしてみる。
私:ゲームは何が好き?
ナル:水道管ゲーム!
私:テレビゲームでは何がすき?
ナル:ウィーがすき!
私:Wiiではなにが好き?
ナル:えっとー、「グーの惑星」と「Wiiの間」が好き。
私:えっそうなの?てっきり「WiiFit」と「WiiSportsResort」かと…っていうか
どうして「Wiiの間」なの?
ナル:雪が降ってたりするから。
私:いつも違ったり、映像に丸つけるの好きだしな。じゃあ「WiiFit」は?
ナル:「WiiFltPlus」はときどきすき。「WiiSportsResort」の「すかいれぃ
じゃー(なぜかこう発音する)」はルカがすきなんだよ
私:そうなのか。じゃあ聞くけど「将棋」と「水道管ゲーム」、どっちが好き?
ナル:うんっとー、水道管ゲームかな?
私:なんで?
ナル:水がぴゅぴゅーって出ているのがすき。
私:そうか。じゃあWiiの「グーの惑星」と「水道管ゲーム」では?
ナル:「グーの惑星」!!
私:なるほど…こんど水道管ゲームと将棋もやろうな。
<余談>
かつて私が博士論文執筆中に生まれた長男は、
その成長の早さで私の仮説を何度も裏切り、また強固な論を立てるヒントをくれた。
当時の調査では乳幼児だったから、実験と言えば主に身体的遊びの観察であった
のだが、現在の年齢ではいろいろとロジカルトークを通して実験が出来る。
現在の彼にとってWiiSportsResortやWiiFitPlusはソーシャルな動因でしかない
ようだ。しかし彼の弟ルカにとっては始終「ひこうき!ひこぅきぃ!!」と言わ
せるだけのインパクトがWiiSportsResortの遊覧飛行にはある。
しかし3歳児の口癖において、ゲームだけがそのベースにあるのではない(そう気
遣って育てている)。
しかしナルがフランス在住時代「しんかんせん!しんかんせーん!!」だったの
に比べると、ルカの「ひこうき!」は似ているようで異なる。第一、ナルの育っ
たフランスに新幹線はないし、ルカも本物の飛行機を見たことがあるわけではな
い(フランス生まれなので乗ったことはあるが、ほぼ寝ていた)。思い当たること
があるのは、連れだって遊びに行った公園の売店や近所の駄菓子屋(田名にはま
だ専業駄菓子屋がある)で、発泡スチロール製の模型飛行機を買って飛ばして遊
んだことであろうか。なお30年以上前の駄菓子屋でも売っていたあの飛行機は現
在100~120円で売られている。デザインも零戦ではなくブルーインパルスなどリ
ニューアルし、プロペラ付きや宙返りなどの機能が実装されている。
ディジタルネイティブな2歳のルカにとって、発泡スチロール製の模型飛行機を
手でもって遊ぶのと、Wiiリモコンを持って遊ぶ遊覧飛行はほぼ同列の体験のよ
うだ。どちらもやめようとはしない。大人としてはどちらがいい悪いという話で
はない。遊覧飛行はかなり出来のよいパイロットウィングスであるが実は上手に
操作できていない。模型飛行機は壊れたり無くしたりという終わりがある点につ
いては評価できる。しかしコストが高いのは後者だったりもする。
<余談終わり>
ゲームの話ばかりではない。
「ちょっと昔の話」のなかで「登場人物」である我々夫婦は、
「ゲーム制作で一山あてて今住んでいるこの家を手に入れた」というリアリティ
あふれる設定になっている。しかし家の話はディジタルネイティブなナルにとっ
てはあまりリアリティがある話ではなかったようで、結局ゲームの話に戻ってし
まった。
仕方ないので科学コミュニケーター風味な問答をしてみる。
私:ナルはあのゲームのディスク、何が入っているか知ってる?
ナル:あの銀色の?なんだろうって不思議に思ったことあるよ
私:DVDやCDもああいうディスクを入れるだろ、あの銀色の、なに?
ナル:わっかんない、なんだろうっておもって。あそこに小さいカメラが付いて
いて、それで映像が出るって考えたことがあったよ
私:何??それDVDプレイヤーの話?
ナル:うん、あの小さいカメラみたいなのがついてる。
私:すごいなナル、ほとんどあってるけどちょっと違う。あれはレンズだよ。あ
の虫眼鏡みたいなので銀色のディスクをみると、ちょうどこんな天井みたいな模
様になってる。あの溝がゼロ、平らなところがイチ。ゼロイチゼロイチ…ってデ
ジタルデータってやつが並んでる。
ナル:それでどうやって絵になるの?
私:またまたグッド質問だな!ちょどそこの障子みたいなもんだよ。白いところ
がイチ、陰で黒かったり穴の開いてるところがゼロ、ってするとイチイチゼ
ロ…ってなるだろ。この順番でたくさん並べれば絵になるんだよ。
ナル:うーん?
私:その隣のスヌーピーのぬいぐるみはゼロイチゼロイチゼロ、ってこと。
ナル:(笑)
あとは映画とプログラムによる映像の違いも話したが、たぶんまだよくわかって
ない。逆に質問攻撃をもらった。
・どうしてディスクで買ってくるゲームとディスクじゃないゲームがあるの?
→昔はディスクだけだったんだけど最近はネットワークでダウンロードするんだ
・どうしてお金をはらって買うゲームと払わないゲームがあるの?
→ネットワークでダウンロードするのもお金払っているのもあるよ。
「World of Goo」は無料でダウンロードできる。お金を払えば続きが出来る。
「Wiiの間」は広告を出したい企業がお金を出しているから無料。
・広告ってなに?
→テレビを見てるとコマーシャルが入るだろ(なぜかコマーシャルは知ってい
る)、たとえば「新しいスーパーマリオ」とか。あれは任天堂がテレビ局とかに
お金を渡して、宣伝してくださいってお願いして、テレビ局はそのお金でお笑い
番組つくったりしているから無料。NHKの1番と3番はお金払っているからコマー
シャルが入らない。
・ネットワークってどこからくるの?
→電線。光ファイバーからくる。すごいことにそこから世界につながっている。
それがインターネットと呼ばれている。
・それがインターネットチャンネル?
→そのネットワークを使って情報を見るのがWiiの「インターネットチャンネル」
だな。他の、たとえば「Wiiの間」の映像もネットワークだけど。
質問攻撃は終わらない。
ナル:はがれかかった手の皮でも感じるのはなぜ?
私:すごいなその質問、お父さんの修士論文だぞ。
といって抜けた髪の毛や目を閉じて触覚実験をして
人間の触覚弁別能力の高さを体験。興奮している。
私:じゃあ目を閉じてみて
指を閉じた目のむこうでこうやって動かすと…
ナル:(笑)あれー!くずぐったい!!
私:不思議だろ、見えてないのに。
ナル:不思議!!
私:人間の感覚にはこうやって説明が付かないほど高度な能力があったりするん
だよ。
「そろそろ寝なさい」、と横やりが入る。
ナル:雲はどうして空に浮いているのに上の方に飛んで行っちゃわないの?
私:ガスの入った風船を上げるとどこまで行くと思う?考えてみて。
ナル:うーん1個だとあまりあがらない
私:どうかな?でもどんどんあがって宇宙まで行くと思う?
ナル:たぶんいかない
私:お風呂で桶をひっくり返して浮かせると、どこまでいく?
ナル:ええっと-・
私:宇宙から見た地球の映像みたことあるでしょ、あのとき曇ってどこにある?
「いいかげんに寝なさい!」と横やりが入る。
私:よし、じゃあ催眠術の実験しよう、目を閉じて。
ナル、目を閉じる。
私:そのまま、この手を、ずっと、目の前においておくから…
(軽く3分ほどそっとしておく)
すーすーと寝息がはじまった。
…おやすみなさい。

いじめと自分

先日のエントリーで、コメントくれたOzくん、ありがとう。
http://ameblo.jp/akihiko/entry-10270757519.html#c10360940492
その後、昨日。
息子が学校の池に落とされたらしい。
体操着を着て帰ってきた。
日本の幼稚園のころは「学校のことはネットに書いていけない」というルールが
あったので、
遠慮していたのもある。というかいじめとか事件らしい事件がほとんど起きな
かった。
<以下断片的な状況証拠>
本人はあまり話したがらなかったので、断片的でしかないが。
(本人からの状況認識だけをベースで読み取っている、それが本人の世界なので)
学校の池にカエルがいたらしい。
・学校の池に入っていけない、というルールがある
しかしなぜか
・カエルの重さを測りで測ったらしい
 数字まで言っていたので、これはやはり測ったのだろう。
 しかも測りは学校で子供が手に届くところにはないはず
・後ろから突然池に突き落とされた
息子は、カエルをいじめるのはよくない、と思ったが
(測りで測るのは楽しかったような感じではあるが)
周りはそういう雰囲気じゃなかったんだそうだ。
何か発言したが、理解されずに、いきなり発言に対してのリアクションとして
池に落とされた、という感じだったようだ。
秤などは子供だけでやれることではないので、
どこかで大人(たぶん担任の先生)が
そういう雰囲気(カエルをつかまえて玩具にするような)を
作り出していたのだろう。
そこまでは百歩譲って認めるとしても、
息子の主張である「カエルがかわいそう、そっとしておくべき」という感覚は無
視され、
安全管理義務も怠った。
これが池だったから濡れて泣くだけですむが、
屋上で日食みてたりしたら、どうなるわけ?
最近、だんだんエスカレートしてきているのを感じる。
子供たちはそれがあたりまえと思っているだけで、
集団の中で自らの持つ残虐性とか、
モノカルチャーであることへの疑問、
教科書で言っている行動規範と実際の大人(先生)の行動乖離。
…平たく言えば、大人の様子見ながら、子供が悪さしていく、という過程にあ
るわけだ。
まずは息子自身が強くならないといけない。
(1)言いたいことは言う
 本人に「やられたらやり返さないの?」と聞いたら、それは違う、と反応された。
 しかし場の雰囲気は、そうではないらしい。
 ビシッと自信を持って、誰よりも早く発言しなければならない。
 異なるイデオロギーの存在は認めてもいいが、
 中間的なその場にいる「たくさん」にその両側の意見を共有させなければ、
 モノカルチャーがその場を支配して、数の暴力が生まれる。
 マイノリティ=悪、駆逐される対象、になってしまうのだ。
(2)同じ感覚の友達を探す。
 息子と同じ感覚の子供は男女関わらずいるはず。
 彼らも同じように疑問を抱いているが、発言できないだけ。
 そういった感覚の、話ができる相手を子供のコミュニティの中で探さなければ
ならない。
 場合によっては話せばみなわかる、ということもある。
(3)自分の身は守る。
 突き飛ばすようなのは友達だと思われてない、そこにいるクラスの子、という
だけ。
 信頼が置けない子供に近づいてはいけない(先日いきなり噛まれた、という例
もある)。
先生とバトルしたり、引越ししたりする、という選択肢も無いことはないのだが、
息子自身が強くならなければならない。
だからといって悪いのは息子ではない。
「自分と社会との関係」において生じる摩擦について、彼自身が解決しなければ。
思い起こせば、自分も小学校2年ぐらいが一番つらい自己との闘いだった。
(いろんな事件や理由があるのだが、ここでは割愛)
一番大きかったのは、担任の先生に親の前で「この子は自閉症です」といわれた
ことだ。
家庭は突き放すしかなかった。「たくましく」という言葉の元に、
物事を非常に荒っぽくとらえることが行動の中心におかれた。
自身がもともともっていた「丁寧に物事にこだわること」は、悪と認定された。
そこで間違えていなければ、3-4年生のあのような性格崩壊はなかったし、
5-6年での卑屈な自分も無かったと思う。それはそのまま中学出るまで引きずっ
たし、
高校では逆にキレ過ぎた。
父親から見たWeb2.0で、この問題を救うことができるのだろうか。
父親としてはまず、子供の社会に立ち入らずに、自分自身で克己してほしい。
皆さんの意見も聞きたいところ。
・このような記憶があるか
・いじめからどうやって乗り越えたか
・別の視点で何かコメントがあるか
ただし「いじめられたことがない」とか「たくましくない、男らしくない」とい
う意見はあえて不要。

今日は良い日だと思ったら…

…息子は超バッドデーだったようだ。

連絡帳に「う○こ」「ティンコ」をイラストで
やまもり落書きされて、
背中噛みつかれて返って来た。

公立の学校って難しいな。

息子は遊んでもらっているだけであって
いじめられているという自覚はないのだろうな。

…というか、もう学校で起きたことを話さない。

授業も全然頭に入ってないし、
英語力もゼロになりつつあるし。
学校行っても、ともだちとふざけあってるだけ。

先生は何やってるんだろう?
自己満足?

本人は登校は楽しいらしいが
それ以上でもそれ以下でもないのか。
選択肢がないのはかわいそうな気もするが。

なんか、大人しく、期待しないように
理解してしまっている感じも感じ取られる。

「あの子はそういう子だからしかたない」

平等に学習をする権利の中には、
学習したくない子供を手厚くして普通に扱う方策はあっても
それで学習機会をそがれる子供たちに対するケアはないのか。

まあ日本の大人の社会も余り変わらないけどな。
ダメな国だな。

イラストで見るルカの楽しみ方。

LucasPhysics.jpg

ぜんぜん育児ネタをBlogに書かないので、てっきり「めんどりパパ」じゃなく
なったと思われがちですが、そんなことないです。
ガチで子育てしとります。
ルカもそろそろ4ヶ月。
だいぶんと、ぷよんぷよんでむっちむちの赤ん坊になってまいりました。
相変わらず髪の毛は生えてきませんが。
そんな可愛さを、みなさんにおすそ分けしたく、
イラストにて表現してみましたのでお楽しみ候。

Lucas KoraeteLucas Dareka

ルカ退院

月曜日に私は主治医にしっかりみてもらって、抗生物質を10日分もらいました。
その後、きっちり効いているようです、やたらと眠いですが、たん☆については徐々によくなってきている感じがします。
火曜日になって、ルカの容態もよくなったようです。
抗生物質を点滴から経口に切り替えられて、下痢をしていたのですが退院許可がでてしまいました。
体重もやっと4キロと数十グラムになった、と思ったのにまた3キロ台に落ちてしまいました。
これから一生、体重なんて上がることしかない、上がり続けるのが悩みだって人もいるのに、3キロの壁も4キロの壁も、なかなか厚いです。
午後まで様子を見ましょう、ということになり、ナルと嫁はバスで病院2往復です。
で、結局夕方には退院決定。
事務処理などを済ませて、無事退院しました。
ちなみに支払いはゼロEuroでした。社会保障すばらしい。
(まあ日本にもマル乳がありますが…)
それにしてもフランスの小児科病棟は日本のそれとはずいぶん違いました。
毎日、服がかわいい。
しかもDPAMとかLapin Blueとかブランド物ですよ。家ではまず買わない、新生児用はすぐ着れなくなるし。
プチバトーはあったかな…ミルクをガンガン吐くので、ブランド物子供服を、
とっかえひっかえ。
そして結構寒い格好で寝かしている。
Lucas wears DPAM
さむいがかわいい。かわいいがさむかろう。
で、夕方。
帰宅のために、バスで巨大なフランス式ベビーカーをもって行ったんですが、なかなか客層が悪かった。
アフリカ人にはうらみは無いんですが、アフリカ人って子沢山だよなあ。
ベビーカーもでっかいし、つめてバスに乗るとか、人に譲るとかいう文化まったくないもんなあ。
まあでもフランス人から見たら、うちらも似たようなもんか…
ベビーカーはでっかいし、息子はそこそこにはしゃいでるしなあ。
空っぽだったルカのベッドにルカが寝ております。
だいぶ顔が変わりました。
昨日までは点滴でむくんでたわけですが。
その後、ナルに夕食のピザをつくってやっていたんですが、待ってるうちにそのまま椅子で寝てしまい、早めの就寝。
さすがに疲れていたんだろうなあ…病院とか、じっとしている作業がつらい年頃になってきました(待ちくたびれる)。
で、ルカはさっそく朝まで授乳攻撃です。
飲む量が半端じゃありません。
この24時間で11回授乳。寝てられません。
さらにいうと、今日の朝5時過ぎになって、ナルが「ゲゲーッ」っとたん☆と胃液を吐いて目覚めるし。
朝から(正確には徹夜状態)で、汚物処理班活動中です。
たぶん、鼻水が原因でしょう。ご飯食べないで寝るから…という説もあります。
ミルクを飲ませて様子を見て、テレビを見せながらおとなしくさせて半日過ぎてしまいました。
その横で私はSIGGRAPHやCyberGamesの旅行準備やら、発表準備やら、就職活動やらで忙しくなってきました。
CyberGamesはマンチェスター開催です。BAで行くのとユーロスターで行くのでは値段はあまり変わらないようです。
しかも朝Lavalを出れば夕方にはマンチェに着く。てゆーか、Paris北駅からロンドンまで1時間ちょいですか。信じられん。
ちなみに研究室は明日で納会らしいです。
自分にけじめをつけるためにも、SIGGRAPHプレゼンのリハーサルをやることにしました。
果たして間に合うんだろうか?
英語の発表は実に久々です。
果たして喋れるんだろうか。
といいつつ、ルカがまた授乳です。
クビもだいぶしっかりしてきました。なかなかいい頭突きを食らいました。
ご心配おかけした皆様、有難うございました。
皆頑張っておりますです。

ルカ名づけ

LucasInPediatrics.jpg

昨日の夜、病院から突然電話がかかってきて緊張するが、未熟児病棟から小児科病棟に移されたらしい。
理由を聞いてもちゃんと教えてくれない。
たぶん「病床が足らない」、という「理由になってない理由」なんだろうけど、
生後5週間はNICU側からすれば「大きすぎ」だという主張もある。
…が、1ヶ月と1週間で、まだ熱がおさまってない状態なのに小児科はリスク無いか?
ともかく午後一番で病院にいく。
朝から行きたかったが、日曜なのでタクシーか特別なバスしかないので。
小児科のルカは、広い部屋にぽつりと置かれて、
頭に点滴をされて、ウンウンと言いながら眠っていた。
「昨夜も少し熱を出した、でも全然よくなったのよ」といっているが、データーシートと顔色をしっかり見る限りでは、あまりよくなったようには見えない。
そもそも小児科病棟は、ナースコールしないかぎりナースは来ない。
大泣きしている1歳児とかはいるが、それでやっとナースがやってくる。
おむつをあけてみると、真っ赤にかぶれていた。
布おむつならともかく、パンパースでここまでかぶれるなんて…。
夕方のバスが来るまで、Laval市が一望できる高い高い病室で午後を過ごす。
時々うなされているので、マスクをきっちりして、手をしっかり洗って点滴の針が刺さった頭に手を当ててみるが、熱い。検温回数が少ないので、体温計を持ってきて置けばよかったと思う。
ともかく、グルコースと抗生物質(全部入り、というもの…大丈夫か…)の点滴をされているが明日の検査結果がでないとなんともいえない。
おそらく病原体はナルか私が運んできたものなので、ルカが退院してくるまでに、原因を特定して、完治しておかなければ、今度はもっと怖いことになる。

といいつつ自分は家に帰ったら、ちょっと肺が痛くなってきた。
小児科病棟でなにかもらってきたか?…というほど危なそうな子供はたくさんいなかったけれど。
たぶん、酷くなった鼻水がまた気管支にへばりついてきているんだと思う…明日予約を取ったレントゲンの結果次第では、きっちり入院でもして直してもらう予定。

「明日のミーティングと大掃除は出れないかもしれません」というメールを書いて、痛み止めを飲んで早めに寝ることにする。
タイトルに書いた「名づけ」だけど、恥ずかしいことに、この忙しさでいまだに日本国籍を留保するための書類を出していない。
漢字名が決まっていないのだ。
とはいえ、候補になる漢字はいくつか出ていたので、最終選定状態。
ひらがなやカタカナはかわいらしいが、一生かわいらしい年齢ですごすわけでもあるまいし、
そもそも中途半端に漢字で書くと「白いるか」になって、かわいさ満点(!)なので、漢字名は少しでも男らしく日本人らしい名前にしてあげたい。
そんなわけで紙とペンでガシガシと書いていく。

親からすれば名前を与える、という立場かもしれないが、本人は一生この名前と付き合うことになるんだから、いま100回ぐらい書いてもばちはあたるまい。
辞書を片手に、書いているうちに、いい漢字を発見。
嫁が最終確認前に姓名判断サイトで調べてみている。
なかなか歯に衣を着せぬ、おそろしいことを結果に書くサイトで驚く。
ためしに、自分や家族の名前で試してみる。
「…名誉毀損だよ!!」といってやりたいぐらい、うちの一族はそろいもそろって凶運の凶運。
嫁の家族はそろいもそろって、困った人生になるらしい。
しかし嫁は自分の名前だと、悪くないという。旧姓だとさらに運気絶好調。
…ということは結婚して運気下がったのかって話で。
まあこんな一定のルールにだけ基づいて、何のフィードバックもかかっていない、占いなんて何の役に立つんだろうか。
「就職活動の書類選考に使ってます」とかいうのであれば話はともかく、自分の健康とか仕事の行く先が不安になるだけで、時間の無駄もいいところだ。
まあそんなところで、
とりあえず、まだ書類を出し終わっていないので、日本名の発表は次の機会にでも。

ルカ入院

金曜日に日帰り入院のはずでしたが、
そのまま入院1週間になりました。
病院に行ったときは39度越え、
「生後1カ月でこれは、非常にまずい状態」
だったのですが、
昨日今日で熱もおさまり病室もNICU(っぽいもの)から
小児科病棟に移されたようです。
とはいえ頭には抗生物質の点滴を24時間刺されている状態ですから痛々しくて…。

Lucas in Hospital
月曜日には検査の結果(おそらく微生物検査等)が出るとのことですのでその結果待ちです。
いずれにせよ母乳育児の生後5週間の新生児がこの手の風邪(のようなもの)に感染すること自体、普通ではないので家庭内の健康環境を見直す必要があります。
まあ子供が二人いると上の子が学校でありとあらゆる感染症をもらってきてしまうのですが…。
(もちろんうがい手洗いは徹底しているので、さらに衛生環境を向上させる必要があるということ)
しかし毎日深夜授乳をはじめ、赤ん坊中心で生活していたので、生活にぽっかり穴が…。
ルカが寝ていないベッドは物悲しい。
bed without Lucas
内心凹み気味ではありますが、めげてもルカの病気がよくなるわけではないので、気分を入れ替えて、しばらく家族3人暮らしに戻ることにします。