#Twitter のつぶやきを #Mastodon に流す,たとえWindowsしか使えなくても! #マストドン #初心者向け

やってみたけど意外に簡単だったのと,よく使う人もいそうなので超初心者向けメモ.

必要なもの

  • IFTTTに接続されたTwitterのアカウント
  • 適当なインスタンスのMastodonのアカウント(この場合,mstdn.io というインスタンスの o_ob というアカウント )
  • 最新のcurlが利用できるLinux等の環境もしくはWindows版curl

ネット上のドキュメントにはLinux環境でのドキュメントが多いので,Windows版curlでの説明で書いてみます.

なお「curl」とはコマンドラインで使えるブラウザのようなもので,curl http://… とすることでそのURLを叩くことができます.ダウンローダーなど嬉恥ずかしい使い方もたくさんあるのですが,今回はPOSTメソッドでMustodonのAPIを叩くのに使います.

ちなみにLinux環境で,curlが入っているけどなんかエラーが出る人は,最新のTLS対応でない可能性があります.管理者権限で yum update してください.

Macの人はターミナルに入っているはずです.

Windows版のcurlを入手する

curl.haxx.se/download.html

こちらで「Packages」の「Windows 64bit」の適当な圧縮形式のファイルを入手してください.
64ビット版の7.53.1はこちらにありました.例えばこのZIPをDownloadsにダウンロードして解凍した場合で,以下説明します.

バイナリファイル自体は Downloads\curl-7.53.1\src 」に curl.exe として入っていますが,これはコマンドライン用のEXEですのでダブルクリックしても何も起きません(見えない).

Windows+R で「ファイル名を指定して実行」→「cmd」でコマンドラインを開く.

2017-04-23 (1).png

黒こわい画面が開いたら,curl.exe をこの画面にドロップしてみましょう.

C:\Users\yourname>C:\Users\yourname\Downloads\curl-7.53.1\src\curl.exe

と出ていたら,エンターキーを軽快に叩いてみてください.

なんかメッセージが出たら,今度は curl.exe の後ろに「http://google.com」など適当なURLを打ち込んでみてください.

2017-04-23 (2).png

GoogleのトップページにアクセスしたときのHTMLが表示されます.まあ実際には「引越ししました,302エラー」が表示されています.

これで準備は終わりです,いろいろ細かいこともありますが,以下,このcurl.exe があるディレクトリで作業してしまいましょう.

まず独自アプリの登録

先ほどのディレクトリで curl(…curl.exe+半角スペース)に続いてコマンドを打っていきます.curl.exeをcurlと見なして以下真似てみてください(太字は変更).

curl -X POST -d “client_name=MSTDN2Twitter&redirect_uris=urn:ietf:wg:oauth:2.0:oob&scopes=write&website=https://aki.shirai.as” -Ss https://mstdn.io/api/v1/apps

なお,コマンドラインでは「↑」キーを押すと過去のコマンドを再利用することができます.マウスの右クリックでクリップボードに張り付けることもできます.

なお,client_nameは好きにつけられます,これから皆さんが作る独自アプリの名前ですのでせいぜいかっこいい名前にしましょう.websiteは自分のサイトでも大丈夫なはず,mstdn.ioは自分が利用したいインスタンスに置き換えてください.

うまくいくと以下のような文字列が出てきます.

{“id”:xxxx,”redirect_uri”:”urn:ietf:wg:oauth:2.0:oob”,”client_id”:”[A]64文字の英数字“,”client_secret”:”[B]64文字の英数字“}

マウスドラッグして変な改行や,テキストエディタなどに(Windows+Rで「notepad」)スペースが入らないようにして張り付けておきましょう.

アプリにユーザを登録する

次に,このアプリを使ってご使用のインスタンスでユーザID,パスワードを使って認証をし,トークン(Token)という専用回数券を入手します.

curl -X POST -d “scope=write&client_id=[A]&client_secret=[B]&grant_type=password&username=[メールアドレス]&password=[パスワード]” -Ss https://[mstdn.io]/oauth/token

  • [A]はひとつ前のプロセスで発行されたclient_id
  • [B]はひとつ前のプロセスで発行されたclient_secret
  • [メールアドレス]はご利用のMastodonサーバ(インスタンス)で登録したメールアドレス
  • [パスワード]はご利用のMastodonインスタンスで登録したパスワード
  • [mstdn.io]はご利用のMastodonインスタンスのURL本体に置き換えてください

[~]や”~”などのカッコや引用符はつける必要がありません.ドラッグと右クリックを使って丁寧に作業してください.正しく設定できているとエンターを押した後に,

{“access_token”:”[C:英数64文字のトークン]“,”token_type”:”bearer”,”scope”:”write”,”created_at”:[日付数字]}

という反応が出ます.これも大事な文字列なのでテキストエディタに拾っておきましょう.トークンは大事なものなので,ネットなどに撒くのは危険です!

間違っていた場合は以下のような文字列になります.メールアドレスやパスワードをよく確認してください,ちゃんとログインできますか?

<html><body>You are being <a href=”https://mstdn.io/auth/sign_in”>redirected</a>.</body></html>

どうしてもうまくいかないときは上記のcurl の後に続く「-Ss」(反応を表示しない)のところを「-v」(全部表示)にしてみるといろいろ分かるかもしれません.

 

試しにcurlから投稿してみる

さてせっかくですので試しにcurlから投稿してみましょう!

curl.exe -X POST -d “access_token=[C]&status=Hello World!&visibility=private” -Ss https://[mstdn.io]/api/v1/statuses

  • [C]はアクセストークンです.長い英数文字列です.引用符などは不要です.
  • Hello World!はつぶやきたい文字列です,日本語はここでは問題があります.
  • privateにしておくと,ほかの人には見えません.
  • [mstdn.io]はご使用のインスタンスに置き換えてください.カッコは不要です.

いかがでしょうか?うまく投稿されましたか?うまくいかなかった場合は「Oops.png」や「We’re sorry, but something went wrong.」といったHTMLが反応として返ってくるはずです.

IFTTTで自動化投稿設定をする

IFTTTについて細かく解説が必要な方は,ほかのサイトなども見てください.If [何か起きたら] then [何かする]というシンプルな部品の組み合わせで強力なWebサービスが作れます.個人利用や試作としては十分な機能を持っており,プログラミング不要です.

使用するモジュールは「maker_webhooks」です.

  • 名称は[My Twitter2Mastodon]など自由にどうぞ.
  • [New Tweets by You]:RTを対象にする,@返信を対象にする場合はそれぞれチェック.
  • [URL]:[https://mstdn.io/api/v1/statuses] お使いのインスタンスに合わせて変更してください
  • [Methods]:[POST]
  • [Content Type]:[application/x-www-form-urlencoded]
  • [Body]:[visibility=public&access_token=[Cのトークン]&status={{Text}}

 

{{Text}}の前後にはスペースを入れないことをお勧めします.「Ingredient」を使えばURLなども入ります.

Saveしたら適当なつぶやきをTwitter側でやってみて実験しましょう!(意味なくつぶやくのは意外と大変…)

うまくいかないときはIFTTTのApplet側のLogを確認しましょう.変なスペースが入ってたりすると事故の元です.

visibilityは{private, public, unlisted, direct}をとります.小文字で書くことに注意.

ちなみにIFTTTを使いこなしている人は,Wordpressの投稿をつないだり,出勤簿にしたりと,いろいろ使い道を思いつくはずです!

Happy Tweeting and Tooting!

 

おまけ1:作業の後片付けをしたい

はい,終わったらcurlのフォルダごと捨ててしまいましょう.

特に,Mastodonのパスワードやトークンがその辺に残っているのは気持ち悪いですので!

ここまで解説した方法の良いところは,コマンドライン上で操作していますので,パスワードを保存したりすることが一切ない点なのです.

 

おまけ2:Mastodon → Twitterもやりたい

ちなみに Mastodon→Twitter はできるけどあまり利点がないので検証してません.

簡単に言うと,Mastodonには標準でATOMを吐いてくれますので,それを拾えば既存の各種サービスでできることが多いからです.

具体的には,ご自身のアカウントの後ろに「.atom」を付けたURLにアクセスすれば,フィードが取れます.

mstdn.io/@o_ob.atom

以上です!

何か間違いやフィードバックがありましたら,こちらのTOOTまでどうぞ.

mstdn.io/@o_ob/815348

さくらのレンタルサーバーで立ち上げたWordPressを完全SSL対応(鍵緑)にするメモ

レンタルサーバーで安く安定した環境を構築する週末

世間はMastodonインスタンス立ち上げがDockerDockerおきているわけですが、この週末は仕事で使うWordpressの整備などに充ててしまいました.

ちょうど最近はレンタルサーバー各社を比較していて,さくら・GMO・Kagoyaなど,月1万円以下のVPSやレンタルサーバーの運用上の評価を行っておりました.レンタルサーバーで安く安定した環境を構築する週末,まあ時間の浪費かもしれませんが「趣味の盆栽」とでも思えば耐えられる.

この業界横並びで,ここ2年ぐらいの傾向としては,SSDなどの増量,共有SSL(SNI;Server Name Indication)対応,Webフォント対応などが主な機能です.あとはコントロールパネルが見やすいかとか,値段は実は結構違いますが,年間数千円の違いといったところでしょうか.

最近の共有SSLはリバースプロキシで実装されている

昔はSSLといえば,固定IPとった上にお高い(数万円/年)印象がありますが,SNIであれば年間数千円,キャンペーンで初年度無料といった価格で入手できます.そもそも2015年以降,GoogleがSSL非対応サイトの評価を大きく下げたことも影響しています(参考:GMOによる解説).

そもそも純然たるSSLと違いって,共有SSLは「保護された通信」とだけ出ます.表示は鍵と緑です.EV証明書がある接続はブラウザのURLの左に鍵緑に加えて,証明機関の名前が出ます.共有SSLはそもそもIPアドレス共有していても名前ベースの認証(SNI)で解決しているので,もしかすると同じIPをもったレンタルサーバーのユーザが(鍵をすべて入手するなど)成り済まそうと思えばできなくもない仕組みです(参考:富士通による詳細で簡単な解説).

また,通常,HTTPとHTTPSはアクセスするサーバーポートが80番と443番と異なります.自サーバーでのHTTPSの設定は,あくまで別のディレクトリ,別のサーバーとして設定していくことが多いのですが,さくらのレンタルサーバーの場合は,明示的にHTTPとHTTPSの仮想サーバー設定(具体的にはhttpd.conf)を触らせてくれません.例えば「www.domain.org」と「domain.org」のHTTPとHTTPSのアクセス先の挙動4種類をそれぞれ変える設定がしたい場合などが大変.デフォルトはwwwとwwwなしを同じディレクトリ,さらにHTTPとHTTPSをリバースプロクシで自動設定,です.それをコントロールパネルだけで設定できなくもないですが,ログも見えないのでとても作業は大変です.レンタルサーバーはそういうところがつらい,一方でサーバスペック的にはお安く上がっているし,セキュリティもさくら任せなので文句も言いづらいところ.

さくらのmod_rewriteの仕様が変わっている(うまくいかない設定例)

もちろん共有SSLが流行り始めて2年ですので,いろいろな人々がさくらのレンタルサーバーWordpress環境で共有SSLに挑戦しています.鍵緑状態になった実績がある設定としては,.htaccessにリバースプロクシによってHTTPSになった状態を判定する「HTTP:X-Sakura-Forwarded-For」を使って mod_rewriteを書く方法,そしてwp-config.phpに消えてしまったサーバ変数を明示的に書く方法.でも結論から言うとこれはうまくいきません(2017/4/16確認).

.htaccess全体
# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ – [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress
RewriteEngine On
RewriteCond %{REQUEST_URI} !^/robots.txt$
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} -f [OR]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} -d
RewriteCond %{ENV:HTTPS} !^on$
RewriteCond %{HTTP:X-SAKURA-FORWARDED-FOR} ^$
RewriteRule ^(.*)$ %{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
wp-config.php 追記分
// プロクシでIPが入るとSSLアクセス状態をセットする
if( isset($_SERVER[‘HTTP_X_SAKURA_FORWARDED_FOR’]) ) {
 $_SERVER[‘HTTPS’] = ‘on’;
 $_ENV[‘HTTPS’] = ‘on’;
 $_SERVER[‘HTTP_HOST’] = ‘domain.org‘;
 $_SERVER[‘SERVER_NAME’] = ‘domain.org‘;
 $_ENV[‘HTTP_HOST’] = ‘domain.org‘;
 $_ENV[‘SERVER_NAME’] =’domain.org‘;
}
上記の参考にしたURLのいくつかでも2017年4月の追記で「さくらではリバースプロクシのmod_rewriteをサポートしない」という話がいくつか出ています.で,そういうサイトはURLが鍵緑ではなく「混在」になっています(このサイトはまだSSL設定していないので「保護されていません」です).
なお,これのおかげで最強のバックアッププラグイン「BackWPup」なども動かない説もあり.

WordPressのCSSだけ崩れる問題と Really Simple SSL

上記の設定でも「共有」まではいきます,少なくともサイトのアクセストップだけは鍵緑になりますが,ソースを見てみると,テーマのCSSへのアクセスだけが「http://自サイト」になっており,クリックするとリダイレクトでHTTPSになります.設定によってはHTTPとHTTPSでリダイレクトループに入り,サイトが表示されなくなります.問題は上記のリバースプロクシと,rewriteに起因するのですが,細かい設定ができないから仕方ない.
このような問題を解決するためのプラグインとしていくつかのサイトでは「Really Simple SSL」プラグインが便利であったと書かれています.ですがこれは時間の浪費でした.このプラグインは3つの機能があり,Wordpressによるリライト,301リダイレクト,JavaScriptによるリライトを実施し,サイトやコンテンツを一つ一つ書きなおさなくてもよい…という触れ込みです.実際には .htaccess を勝手に書き換えますので,上記の特殊仕様が入っている環境では慎重に使ったほうが良いと思います.私はこいつのおかげでとてもはまりました.上記のさくら特有の設定などは無視ですので.

どうやって解決するか?

さて,今回の問題ですが,結局以下のような解決策をとりました.
(1) コントロールパネルは[www]と[wwwなし]を共用,.htaccess はできるだけシンプルに
(2) wp-config.php には上記のサーバー変数を一応書いておく.コントロールパネル「一般」のサイトアドレスはhttpsのwwwなしで統一.
(3) サイトにアクセスして,ソース表示して,CSS以外はhttpsでアクセスできていることを確認する(表示は崩れている).
(4) 「SSL Insecure Content Fixer」というSSL用のリライトプラグインを導入
 インストールして設定で「Capture, unable to detect HTTPS」にチェックするだけ.おそらくリライト後のHTML全部をキャプチャして http:// になっているところを書き換えている,とても重い処理と思うのだが,たくさんあるわけではないし,要はこれをやってほしかっただけなので,もうこれでいいと思う!.htaccessに怪しい設定するほうが危険だし,リダイレクトループに入っている頃に比べれば全然快適に動いています.一日悩んだけど解決してよかった!

おまけ:レンタルサーバ公式のプラグインがあればいいのに…と思ったら

さくらのサーバー向けにSSL対応させるWordpressプラグインがあればいいんですよね,実際WordpressのプラグインでSSL関連を見ていると「CloudFlare Flexible SSL」などCDN業者提供のプラグインもちらほら見えます.最近提供されているWebフォント「TypeSquare」なんかもさくらGMOお名前.comも同じようなサポートプラグインをWordpressのプラグインで出しているから,できることなんじゃないかと思います.ちなみにTypeSquareはどちらの会社も月間25000PVまでは無料という微妙な設定ですが,さくらは9,000インストール,GMOは100以下….
っていうか「Sakura」でWordpressプラグイン検索してたら「さくらのレンタルサーバ 簡単SSL化プラグイン 作者: SAKURA Internet Inc.」ってプラグインがあったのですけど!早くいってよ!…ってことで試してみました.

重大なエラーを引き起こしたため、プラグインを有効化できませんでした。

Fatal error: Arrays are not allowed in class constants in /home/user/www/wordpress/wp-content/plugins/sakura-rs-wp-ssl/modules/model/force-ssl.php on line 32

おあとがよろしいようで….そもそもインストールできないレベルだと試せない,まあこのドキュメントは役に立ちそう.

 

Mastodonに見るサーバー技術の民主化(=個人運営化)について潜在的技術リスクと反省・加筆版

Mastodonはじめました。

mstdn.io/@o_ob/

以下、サーバ立ち上げようと思ってhogehogeしてみた結果、反省の再掲です。雑言です。

ちなみにMastodonインスタンス立ち上げのHowToではありません!このエントリーもMastodonが流行り始めて3日ぐらいの2017/4/16の記事です。もう古びていると思います!

Mastodonに至るまでのノスタルジー

ある種の大学の先生というのはいわゆるフルスタック系エンジニアである必要があって、自分の研究室やらIT環境やらを常に実験材料にしてhogehogeするものです。

自分もサーバー関係はいろいろやってきていて、古いところではISDNテレホーダイを使った自宅サーバーとか,FirstClassを使ったSNSのはしりとか。フランス留学中はリモート録画サーバーとか、帰国後のこの10年強でも自宅/自作サーバー系はいろいろやってきていて、光ファイバー、固定IPからDDNSなどなど。

ハードウェア的には自宅(自作、サーバー設計機)、1U→エアコン含めた電気代が機材を上回る→VM→レンサバ、VPSRasPiときていて、OS的にはRedhat→Debian→Ubuntu→CentOSと経験しそれなりに実用レベルの運用経験&セキュリティも維持してきたのだけど、メールサーバー運用するのをできるだけ避けてきたのとDockerで実運用してこなかったので、Mastodonインスタンスを立ち上げようとなると、なかなか勇気いる。

他にもAWSGoogle Compute Engineなどリソース課金型サービス、SSLなども同様で有料となると、なかなか時間と作業時間が折り合わない。貧乏な学生時代は自作だけでサーバー立てるのはなかなかに利益あったのですが。

サービス的には自作CMS、会員サービス、チャットやロビーなどはモリモリ書いてきたけど、最近はセキュリティ維持のためにOSSでもLAMP+Wordpressのようにパッケージ管理が行き届いた信頼性の高いソリューションに頼って来た感じです。

単にインストールするだけなら何とかなったとしても、実際の運用、それにまつわるトラブルなども含めてリスク管理ではありますし、実際に運用してみるとなると、結局インストールが簡単で、ユーザが多くてセキュリティ対策が早くて、どんな寝ぼけていても実施できるような堅牢性が重要になります。

なのでLAMPも、試すだけならともかく実運用ならできるだけソースから入れないし、できればVPSもゼロから立ち上げるのではなくて、レンタルサーバーで終わらせたい。
(本当はそういう人こそDockerのほうが向いているのかもしれないけど、ISPレンサバ各社がそこまでDockerをサポートしていないのも現状)

例えば昨今ではPHPで素のログイン画面やファイルアップロード書くのは怖い。学校では教えるかもしれないけど、そんなユルいPHPフォームはあっという間にrootkitを送りつけられたり、SQLインジェクションを食らったりします。フランスでは日常的にハッカーがSSH絨毯爆撃してくるので、よっぽどしっかりとセキュリティ対策していないとあっという間にルートをとられたりゾンビ化されてしまいます(経験談)。

「教科書に書いてあること」と「教えられること」の差分

話を日本学校の先生に戻すと,つまり「教科書に書いてある事」と「生々しくて教科書には書けない実運用」の差分は日増しに大きくなっていく、ということで。ことIT分野ではサーバ技術についてはその傾向は強いと思う。

先生としては出来るだけ新鮮で生々しい技術を教えて、技術者の価値が高いうちに色々な経験を失敗含めて体験させるべきだろう。

(誰もがやれるようになってから失敗すると責められるからな!)

まあつまりMastodonの流量によるトラフィック圧迫、もしもの時のデータ消失の責め苦などが怖くて試せないなど言い訳まじりに、最新のSNSサービスのインストールが気軽に試せなくなっていく時点で潜在的技術に対するリスクを増大させているのだなあと感じます。

まあそのうちどこのISPでもやりそうだけどね!あとキャリア各社ね。

ソフトバンクとかauとか好きそうだし。

と思ってたら mstdn.jp がすごいことになってた

mstdn.jpを立ち上げておられたぬるかる氏,どうやら筑波大学のM2さんなのですが,なんだかすごいことに.

■暫定世界一ユーザの多いmstdn.jpの管理者さんの奮闘ぶりに、思わずMSのクラウド担当者も声をかけるレベル
togetter.com/li/1100609

■支援先

enty.jp/nullkal

これは経費差し引いても不要から外れる感じがする(まあ贈与して課税にすればいいのかもしれないけど…)。

普段からDockerをどっかどっかインストールしている人にとってはそんなに難しいことじゃないでしょうね~,とはいえ1時間で2000アカウントぐらい増えていく状況を見ていたのでそれは笑いが止まらないというか、何か運命的なものを感じるのだけれど。

ぬるかる氏の将来はどこへ。いい勉強ですね。

日本人こわい,おもしろい.

さて日本人の熱狂ぶりは本当にすごいエネルギーですね。

偽のMastdonサーバーなどもっと出てきてもおかしくないです。気を付けましょう。

 

3日ほどMastodonTwitterの並列社会に暮らしてみて感じたこと

MastodonTwitterの良いところを完全に喰っているけど、実は野蛮なTwitterは野蛮さゆえに消滅はしないと思う。というか最後にはTwitterOStatus準拠になって「一つのMastodonインスタンス」となって終われば良い事だ。

あとは未成年と本人認証かな,勝手サーバーだから仕方ないのかもしれないけど、連邦タイムラインに変態が流れるのはつらい。やつらはCWとか自分から設定しないからな。

同様に年齢認証について。幼稚なユーザの実年齢になんて興味はないのだけど、Mastodonの特性と未成年Twitterの欲望はとてもよく一致すると思う。

“何かあったときに”責任とるのはサーバー管理者なのだろうか。まあ「何かあったとき」なんてことを考えてたらインスタンスなんて立てられないのだけど、なんか予想をはるかに超えるような事件が起きそうでドキドキします。

つぶやきコンテンツ漂流問題

多くの技術系カリスマTwitter諸氏が取り組んでいるのは、現状のメインつぶやきをどこにするか?という「つぶやきコンテンツ漂流問題」とでも呼ぶべきか、まあライフログをどこでまとめていこうかということです。そんなの気にしてない人はどうでもいいのだろうけど。

自分はAmaroqiPhoneつぶやきは解決したので、最初の出発点はTwitter→MastdonなのかMastodon→Twitterなのかといった問題が残ってる。

実際にはMastodonfeedを吐くようなので、すぐに解決しそう。

で自分はTwitterライフログはすべてFacebookにコピーし、WordPressにまとめられているのでこのストリームに乗るなら楽である。
しかし奇遇なことに、実はWordPressがミニブログとの競合を起こしてしまっている。

なのでこれを書いている。

Google方面もがんばれ,特にGoogle Sitesとか.

WordPressも、本当に必要なサイト以外は、どんどんGoogle Appsあたりに引っ越していくべきかと思う。

そういう意味ではGoogle Waveとかもう一度頑張って欲しい気もするよ、Google AppsSlackbot的な融合をしてくれるなら歓迎だ。

実はこの週末はMastodonのインストールに取り組むどころか,とあるサイトの完全SSL化とGoogle Apps統合をやっていたのですが、Google Appsの一部であったGoogle Sitesは”いちおう”取得したドメインでWebサイトが構築できるサービスなのですが,見た目がダサすぎるばかりか、オブジェクトが個性的過ぎてCMSとしてはホント最低限のイントラネット程度の意味しか持たないサイトが作れる。このGoogle Sitesでもいいや!って用途もあるので、久々にGoogle Sitesを独自ドメインで運用しようとしていたら、実は「新しい Google Sites」なるサービスが立ち上がっていて,これはレスポンシブデザインもできるし、Google Drive各種ともきれいに統合できているしフォントは美しいしでいうことないのだけど,なんと「独自ドメインでは運用できない」という名言付き.なんだそれ!!フッターの「このサイトはGoogle Sitesでつくりました」もどうにかしてよと思うのだけど,なんというかこんなに素敵なサイトなのに自社ドメインでしか使えないとなると,じゃあそれでGoogle Appsの契約アカウント数が増えるのかというとそんなことはないと思うぞGoogleよ.Webというのは不特定多数の人々に無料で使えてこそ意味があるのではないでしょうか.

まとめ: OStatus もっとがんばれ

Mastodonのようなオープンソースのマイクロブログサービスは実は標準化に取り組んでいる成果であって,OStatus というそうです.これはまさにLinux黎明期のころのような興奮なのですね.

実際に使う側の問題としは,この100文字ぐらいのチャットやマイクロブログから、ミニブログといった文字数と写真等のコンテンツの保管,メディアタギングをどう活用していくか。例えば「LINEブログ」とかも,こうなってくるとあまり立つ瀬がないのかもしれない。レスポンシブなBlogとフォント以外に利点がないもの(というかこういうのはアメブロがやればいい).

Mastodonはこの形のまま安定することはないと思います。インスタンスごとにカスタマイズして、厳格なユーザしかいないインスタンスも作れるだろうし、企業内インフラとしての利用もあるだろうし、個人用ローカルと連邦参照のみに絞ったスマホインスタンスによるOStatusなんかもできるかもしれないので、今後企業IT諸氏は大いにOStatus活用を検討すべきと思います。

Laval Virtual 2017ふりかえり講演を予定しております

2017年4月25日のTokyo VR Meetup にて、Laval Virtual 2017振り返り講演を実施できることになりました。

開催日時:2017年04月25日(火)19:20~22:00

会場:デジタルハリウッド大学大学院 駿河台ホール

今年のLaval Virtualはとても規模が大きく、9,000平米, 出展社240社。プロフェッショナルデイに当たる3/22-3/24の3日間での来場者は前年度30%増の約7,900名、パブリックデイに当たる3/25,3/26の2日間での来場者は9,800名と合計17,700名の来場者を集め、欧州最大VRの祭典となりました。今回のLaval Virtualは会場の広さ、展示規模の大きさだけでなく、学生コンテスト、Startup contest、AR/VR Contents festival, 市場関連では投資フォーラムなどもあり、とても数人でレポートできる規模ではありませんでした。また一方で、アンテナの良い日本からの参加者は数多くの重賞受賞があり、大きなプレゼンスをみせていました。Laval Virtual 2018参加者向けの情報も含めて紹介したいと思います。

日本の学生VRコンテストIVRC2016からLaval Virtual Award経由でACM SIGGRAPH Awardを受賞しEmerging Technologies展示を決めた「Real Baby – Real Family」

twitter.com/o_ob/status/844997866624073730

Best VR/AR Contents賞を受賞した たゆたう さん

超人スポーツ協会(リリース)、立命館大学、筑波大学の「Laval Virtual Award」部門賞受賞もありました。多くは、国際公募デモセッション「ReVolution」にて採択されており、今年は「TransHumanism++」というテーマ。無料で広いブースを獲得し、大変な盛況でした。

 

日本からのVIP参加者も gumi 國光氏、東大 稲見昌彦先生、慶応大学 中村伊知哉先生などもご参加いただいておりました。特に國光氏は投資フォーラムやラウンドテーブルでのご講演に加え、Laval市郊外に常設されるLaval Virtual Center(2017年夏オープン)の見学などもされているようです。

以下(時間の都合上、講演で扱えるかわかりませんが)VR関連の日本から見えづらいニュースとしては、Lavalにフランス本社を持つ老舗EON Realityの国際インターンシップセンターIDCが、新たに4パートナー、7カ国増えて32カ国なったようです。第5回を迎えるLaval Virtual併催のイベントも満席だったようです。
www.eonreality.com/events/eon-experience-fest-2017/

またLaval Virtual Asiaとして、中国・青島の都市から10年で5億ユーロの投資を獲得しました。

www.futura-sciences.com/tech/actualites/technologie-realite-virtuelle-met-cap-vers-grand-public-salon-laval-virtual-66797/

VRの研究者と無名都市と市民が20年で”VRの首都”を作り、それが実を結びつつあります。

Laval Virtual 2018の状況などもふくめて、ご紹介できれば幸いです。

 

 

「任天堂Switch、みんな気付いてない10の未来」を読みやすくするハック

日経テクノロジーオンラインに寄稿したNintendo Switch発売記念カウントダウン記事「任天堂Switch、私はここに期待する」が本日公開されました。

「任天堂Switch、みんな気付いてない10の未来」

白井 暁彦=神奈川工科大学 准教授

全11ページあるうえに、毎ページのようにログイン要求されるので、著者ですら読みづらいと思いました。以下インデックスしておきます。

 

1.Switchは「テレビゲームの歴史にトドメを刺す」
2.グラフィックス性能の向上で見えなくなる「何か」が明らかに
グラフィックス性能を上げたら売れるとは限らない
3.テレビの奪い合い戦争が終焉する
遊びを遊びとして保つためには「やめる自由」が大事
4.「何かゲームがしたい人」は結局なにも買わない
ゲームを買うのはソーシャルな理由
5.でもスプラファンは「スプラ2」さえ出れば満足
任天堂ハードで「○○専用機」は珍しくない
6.玩具の歴史であってゲーム機の歴史ではない
7.「1-2 Switch」こそが最注目タイトル
8.「VRエンタメ」の未来に「触覚VRエンタメ」あり
一番手が抜けない場所がユーザー任せ
9.「Joy-Con」がひらく日本がアップルを超える未来
“Switch”という名前の本当の意味
10.やはりSwitchは「テレビゲームの歴史にトドメを刺す」

最初は「10のヒミツ」として書き出したら10どころか20ぐらいあったので、だいぶ圧縮しております。全部で11,000字ぐらいあります。

基本はエンタテイメントシステム、プラットフォーム設計の歴史と変遷の話なのですが、任天堂の中の人さま、一部憶測で書いてゴメンナサイ!
今度機会があったら試遊会に呼んでください、もっとちゃんと書きますから!

でも「テレビゲームの歴史にトドメを刺す」は本気と思いました。

ご感想は日経テクノロジーオンラインのほうにお寄せ下さいませ。

新しいGoogle翻訳とスプレッドシートを使って国際会議への執筆をスマートにするついでに英作文力を高速に身につけるハック

CG,VR業界の研究者はこの時期、Laval VirtualやSIGGRAPHといった国際投稿のピークにあります。

白井研究室は規模の割には国際投稿が多いです。

blog.shirai.la/publications/

また数だけでなく内容も学部生でACMの学生研究コンテストで世界3位を受賞したりと、大学の入試難度の割には世界トップクラスの評価を受けることもあったりします(ちなみにACM SRCは書き物だけでなくファイナルはプレゼン審査込みです)。

本人の頑張りや先生の頑張り、研究の難度やインパクトはあるにせよ、一般的には日本語の論文を「ただ翻訳」したからといって別のアーティクルになったとみなすことはできません。しかし卒業論文や日本VR学会、インタラクションといった、日本語だったら構造的もクオリティ的にもしっかり書けるし、新規性もディスカッションもしっかりしている、さらにそのadvancementも加えられるような投稿もあるけれど、いざその学生に『英語投稿しようぜ!』と提案すると、もうその瞬間にグッチャグチャになる…といった経験はよくあります。

そもそも先生方も英語科学論文執筆のスキルや経験が十分にある方であれば指導もできるかとは思いますが、書き方のトレンドも分野によってはずいぶん違いますし、普段「日本語どっぷり業務」で押しつぶされている大学教員様が英語論文を査読等で読むのに精一杯なのに、ただ書くだけならともかく、「日本語の勢いを保ったまま翻訳する」というスキルを維持するのはなかなか難しいです。

そもそも日本語だって研究の先進性を求められるのに!英語まで書かねばならんのか!
これはハンデだ!俺は英語圏に生まれればよかった!うわーん!!
と嘆くのは簡単ですが、私はそうは思いません。
日本語に加えて英語もフランス語も、中国語も少しはわかりますが、英語単一文化圏に生まれていたら、それ以外の言語に目を向ける機会もなかったでしょうし、日本語が高度だからこそ、詩や短歌、冗談やマンガ・アニメやTwitterのような楽しいことも沢山あります。

また論文を書くことによって高度な日本語を身につける機会にもなります。いい勉強です。

さて、Google翻訳です。これは英語学習には不向きな面もあります。Google翻訳を英作文の一部にでも使おうものなら「どう見ても機械翻訳」という作文になり、あらゆる先生方から否定されたものです。しかし最近のアップデートにより「より自然な翻訳結果」が取得できるようになりました。

 

ではGoogle翻訳を科学論文の執筆に使えるか?というと、Noです。

少なくともそのままでは使える品質にはありません。理由はいくつかあります。

  • 「自然な翻訳」のために、多少の誤りは適当に正してくれる(誤りを発見できない)
  • 日本語と英語では論法が逆(日本語は大事なことを最後に書く)
  • 日本語は構造的に書こうとすると自然な日本語にならない
  • ときどき物凄い勘違いをする
  • 原文の日本語がそもそも曖昧。特に係り受けが本人に聞かないと不明だったりする。
  • 日本語と英語の多義性を考慮する必要がある(例:Play=遊び?試合?演奏?…)
  • ただしものすごく速い、しかも無料。

以下の解説は、上記のようなGoogle翻訳の特性を利用して、英語投稿のワークフローと新しい英作文力向上のための勉強法を提案しています。特に先生方と若い学生さんがWeb上で深夜日中を問わずコラボして執筆するような環境を想定しています。細部に関してはノウハウもあるので割愛しちゃいますが、最大に重要な関数はこれです。

=GOOGLETRANSLATE(B1,”ja”,”en”)

これをGoogleスプレッドシートに入れてみてください。賢い先生であればこれだけで十分と思います。

つまりこの関数を使うことで、Google翻訳のエンジンをGoogle Spreadsheetから使うことができます*

関数リファレンス

構文 GOOGLETRANSLATE(テキスト, [ソース言語, ターゲット言語])

使い方としてのポイントはこの先です。ワークフローにしてまとめます。

<準備>

  1. まず以下のヘッダを1行目に用意し「表示→固定→1行」、A1〜F1に以下。

    Question, Answer(人間による英作文), Google英語, 質問の自動翻訳, 人間による日本語, 人間による英作文の邦訳, MEMO

  2. オンライン投稿によくあるWebフォームの質問をスプレッドシートのA列に分解して貼り付ける
  3. D列[D2]にA列を日本語訳する式を設定 [=GOOGLETRANSLATE(A2,“en”,“ja”)]
  4. E列にD列の日本語質問に該当する「とりあえずの日本語」を書く。和文論文から貼り付ける。いま書けない場合は「条件付き書式」を設定して空白セルに色付けしておくと良い。
    ここでは例として「触覚フィードバックを用いたショートニング不使用クッキーによるハードクッキーのテクスチャー解析」という仮の和文論文からのコピペを貼り付けておきます。
    *あえて係り受けが不明瞭なタイトルです。
  5. C列[C2]にE列を英訳するセルを設定する[=GOOGLETRANSLATE(E2,”ja”,”en”)]
  6. さらにF列[F2]にB列を日本語訳するセルを設定する [=GOOGLETRANSLATE(B2,“en”,“ja”)]
  7. G列はメモ、必要に応じて文字数カウントとか実装するといいです。文字数カウントはLEN()で作れますが、ワードカウントしたい人はGASで作るといいかもです(shirayuca@qiitaによる実装例)。

スクリーンショットにするとこのようになります。

<使い方>

手順通りに作ってくれた人は、もう使えると思います、あえてテンプレとしてダウンロードさせないのは「自分で作った方が理解できるしカスタマイズもできる」からです。列が右に左にするのは「その方が対訳として見やすい」からです。以下手順になります。

  1. D列の自動翻訳の日本語質問を読みながら、E列にまず日本語を書いていきます。
  2. するとC列に勝手に英語が生成されます。
  3. B列に「C列の英語を見ながら人間の英作文」を書きます。少なくとも単語で困ることはなく、書き出しもスラスラ書けます。ただしC列の英語が一発でOKになることはまずないです、疑ってかかるか、楽をしたければE列の日本語を改善していきましょう。
  4. 英作文が正しいかどうか、F列を見ながらすすめます。E列とF列がほぼ同じ意味になればよいわけです。
  5. あれ?もう完成していますね!しかも1作文ごとに英作文力がアップしていくことを感じられます。

上記の例では「not use」というGoogle翻訳の提案を無視して「without」としています。そもそも日本語のタイトルが冗長であることに気が付いたりもします。主文が「触覚フィードバックを用いた」なのか「ショートニングを使わない」なのか、Googleさんにはわかりません。MEMO欄に「おい主著者、どっちが主文だかはっきりしろ!」と書いておくと良いでしょう。右クリックで「メモ」や「コメント」を使うと校閲しやすく、Web上で高速に共著作業が進んでいきます。

さて本文の執筆です

上記は国際投稿の際のEasyChairやSIGGRAPH SISにおけるWebフォームの例ですが、本文も同様です。白井研究室の場合、和文の場合はCloudLaTeX,、英語論文はShareLaTexを使用していますので、CloudLaTeXからの英語→日本語の変換工程で構造的に執筆された日本語を英語に翻訳していく過程が必要になりますから、上記のシートをコピーしてカスタマイズして、A列の質問を主著者や先生のストラテジに置き換えていけば良いのです。

Google翻訳の特性上、あまり長い作文をしようと思わない方がいいです。一方で、コンテキスト(前後関係)も重要ですので、だいたい目安としては一段落程度で区切ったり、代名詞Itなどを補完しながら中間的な(=Googleさんにわかりやすい)言語で書いてあげると良いと思います。その言語を日本語で行える、右クリックすればメモなども使える、という点が上記のワークフローの特徴です。必要であればどんどん行を増やしていくと良いです。

最後にB列をガシッとコピーして、Word等のトラディショナルな英語チェック環境やエキサイト翻訳のようなクラシックな翻訳エンジンに通してみることをお勧めします。図版を入れる作業なども必要ですからこのワークシートだけで全てを終わらせるわけにはいきませんが、この段階で人間の有料英語レビューに依頼できるレベルまでは達しているはずです。Todo管理なども含めると分業もしやすくずいぶんとストレスの少ない英語執筆が可能になると思います。

 

ブログに書いた方がいいだろうなというレベルはこの辺りまでですね!

白井研究室のノウハウとしては、上記の方法だけで論文を書いている訳ではありません。これに加えてGAS(Google Apps Script)なども組みあわせていったりもします。ビデオの字幕やYouTube字幕などもこれでずいぶん改善されます。そもそもワークフローにこだわるというよりは自力で、動的に、改善していくことが重要と思います。

なおGoogle翻訳はGoogle Cloud API経由でも使える訳ですが、課金やセットアップが必要な情報に比べてもずいぶんスマートなのでした。
unokun.hatenablog.jp/entry/2015/08/08/103841

白井としては、これでAndroidタブレットやスマホでも書ける!というのは大きいです(右腕が使えませんので、机で両腕を使って書ける時間が限られているのですイタタ…)。

フィードバックありましたら @o_ob までどうぞ!

*(追記:2017/2/17 22:00)

本稿のGoogle Spreadsheet関数で利用できるGoogle翻訳では、フレーズ間の翻訳確率を計算して翻訳先の言語の適切な語順に並べ替える、フレーズベース機械翻訳(PBMT)を採用しているようです。2016年11月にアップデートされたニューラルネットワークベースのGoogle Neural Machine Translation(GNMT)はPBMTよりも翻訳精度が上がる印象がありますが、本稿の関数にはまだ実装されていないようです。
ご参考:グーグルの翻訳AIが「独自の言語」を生み出したといえる根拠(2016.11.24)
wired.jp/2016/11/24/google-ai-language-create/

(例1)
原文:Percent of overcrowded households among bottom quintile of income distribution.

Spreadsheet関数版Google翻訳(エンジン不明):所得分配の底五分位間の過密世帯の割合。
Web版Google翻訳(GNMT日英)所得分配の下位5分の1の間で混雑した世帯の割合。

ちなみにWeb版のほうもクリックすると翻訳候補として「底五分位間の」が出てきますのでやはり「新しい」とはいえGNMTはまだSpreadsheetには使われてないと見てよいでしょう。いつ反映されるのでしょうかね!楽しみです。ただしある日突然変わるので注意が必要です。原文や作文はちゃんと保持してくださいね。

(例2)2017/2/18 23:00追記
原文: Talk of tech innovation is bullshit. Shut up and get the work done – says Linus Torvalds

GNMT日本語訳: 技術革新の話はうそつきです。シャットダウンして作業を完了させる – Linus Torvalds

GoogleTranslate関数: ハイテク技術革新の話はでたらめです。黙って仕事を成し遂げる – Linus Torvalds氏は述べています

この文であればGoogleTranslate関数の方が素直な訳でいいですね、GNMTによる日本語訳は英語に直すと「The story of technological innovation is a liar. Shut down and complete the work」、うそつきとシャットダウンが強く残ってしまっています。
なおこの一文は実際のニュースとしてはもっと恣意的な翻訳をされているのでまだマシなのかもしれませんが…。

しかしGoogle翻訳(GNMT)の翻訳結果がお上品になるのは良いことなんだろうか?「ブルシッt」が「うそつきです」になる事で人類のヘイトを抑えられるどころかより齟齬を産んでるんじゃねーの、って気持ちもある。
この辺り、もう現実はチェス囲碁将棋AIと翻訳に関してはSFに両足突っ込んでる感じがしますね。シンギュラリティです。

ところでSpreadsheetにはこれ以外にも面白い関数がいっぱいあります。

ImportFeed, ImportXML, IMAGE, それに最新の株価・為替が取得できるGoogleFinance関数も便利です。

Excelで苦手なヒストグラムも一発で出せますよ!

どんどん使ってみてくださいね。

 

ご紹介の際は一言頂ければ幸いです

国際論文連発の研究室が明かす、英作文超ノウハウ。Google翻訳ってスプレッドシートから使えるんだ!|ギズモード・ジャパン t.co/VbFhLG4LFz

2017年の抱負 – 気力とは何か

今年もよろしくお願いいたします。

おめでとうとは言えない正月
先年2月の入試業務の真っ最中に祖母を失い、また年末に妻の祖母も他界し、悲しみの中で明けた2017年です。

宗教的儀礼はともかくとして心の持ちようでは元気にいられますし、紅白歌合戦だって楽しめるし、映画だって観に行こうと思えば観に行けますが、長年続く宗教的儀礼とはよくできていて、人の死といったケガレはミソギを行い心静かに過ごさないと逆に良くないことがたくさん起きるようです。

全くもって非科学的に聞こえますが、ケガレとは「汚れ/穢れ」とも書くのですが、語源は「気枯れ」と書くらしく、気力の枯れが魔を呼ぶようです。では気力とはなんなのか?気力は目には見えませんが、全くもって非科学的な存在なのかと思えば、最近は実はそうではないと考えるようになってきました。

気力の正体とは何か?
気力とは「感じる力&やり遂げる精神力」と考えます。英語で言えば sensitivity & spirits です。英語では「心」にあたる言葉はたくさんあってmind, heart, spritsなどありますが、物事をやり遂げたり、本人の信条とする行動を貫く心はspiritと呼びます。「感じる力」とは五感をはじめとする感覚の事ですが、「五感」という呼び方は古くアリストテレスの時代における分類です。視覚一つとっても、中央視や周辺視、フォーカス、認知機構まで考えればアテンションなども「見えているか?」という要素に入ります。意識下の判断はそれ以降です。聴覚、触覚、味覚、嗅覚、身体の平衡感覚や筋骨格系や反射含めて「感覚」です。

気力が鈍ると何が起きるか?
以上のように「気力は見えません」が、一方では人間の内側で重要な役割を持っている事がわかります。神道では「穢れは厄災を呼ぶ」と言いますが本当でしょうか。気力が枯れると何が起きるか?例えば、交通事故などは、不注意や焦り、普段やらないことから起きます。対人関係のトラブルなども相手の表情やストレスを見ずに行動する事で呼び込みやすくなります。神道では女性に関わる「穢れ」が多く書かれており、月経や出産すら「穢れ」として扱われています。女性を汚らわしい存在として見るような一面もあるのですが、別の視点では、女性は産後や月経周期で精神的にも肉体的にも不安定になりますし、(地位の高い男性のパートナーであればなおのこと)他の女性の誘いを受けるような「好事魔多し」を呼び込む事になることから、お祓いやお清め、滝行のような禊(ミソギ)を行うのでは無いでしょうか。元々は死んだイザナミを追ったイザナギが黄泉の国から帰ってきた時に行った行為であり、現在は神社の境内に入る時に冷たい水で手を洗い口をゆすぎます。冷たい水の感覚が、何か大事な事を感じるための準備信号を与えてくれます。

抱負とは何なのか?

さて2017年の抱負です
いつもなら、張り切って新しい年に「抱負」を述べたりするのでしょう。しかし家族が沈んでいる時に、一人で元気にお祝いをしたり、未来や希望を述べているのもなんだか場違いなのです。それだけ家族が沈んでいるということで、いくら精神的に強固でも(鈍感でも)、それぐらいの空気は読まねばなりません。

そして抱負とは何なのでしょうか。
「抱負」は「希望」では無いようです。
今年一年、抱きかかえて背負うという事ですから、単なる希望や妄想と言うよりは、実現に向かわせるための実効力を持つマニフェストのようなものでしょうか。
つまり

• 腕を治す

• 大きな仕事をする

• 不測の事態に耐える

といったレベルではなく、以下のようなマニフェストでしょうか。

腕を治す
2週に1度は整形外科に通い、リハビリに専念し、3月末までに可動範囲を増やし、上期中に完治を目指す。

大きな仕事をする
研究関係では(詳細は書けませんが)VRの歴史に残るような大きな仕事をする。実験もやる、論文も通すし、商業製作も大きなプロジェクトを動かす。

不測の事態に耐える
2017年は素数。身体の不調、事故や災害、学生のトラブルといった割り切れない「不測の事態」は必ず起きると考える。その時に誰のせいでもなく、予測の範囲として行動する。何も起きなければそれでよく、備えをしておく。

特に大事なには3つ目で、少なくとも、現状のコンディション、体制、家族の状態で「不測の事態」が起きたら、私はバラバラになってしまうでしょうね。そういえば過去のVR業界の失敗はそんな「雑で高価すぎる仕事」にあったように思います。2016年末から2017年初にかけても、そういう「雑な事態」は周りでチラホラ見えていました。

雑な仕事は「気枯れ」によるもので、感覚や品質に鈍りがあるという事で、冷たい水で感覚を研ぎ澄ますような反省が必要です。物事や精神の本質を再度見直すいい時期でもあると考えます。反省しない輩は相手にする必要はありません。

そんな感じで、ちょいお堅い感じですが、真面目に楽しく生きていますので、今年もよろしくお願いいたします。

白井暁彦

Laval Virtual 2017 投稿者向け情報 / Perfect Submission Guide for #LavalVirtual 2017!

フランスLaval市で毎年3月末に開催されている欧州最大のVRイベント「Laval Virtual」。

第19回となる Laval Virtual 2017の投稿者向けコンプリートガイド!を作ってみました。ほとんどが1月中旬締切です。奮ってご参加下さい!

(2016/12/25追記)ReVolution投稿のためのガイドも作りました.
ReVolution Submission Guide bit.ly/ReVoG17

 

全発表者共通

Laval Virtual Awards 「アワード」2017年2月15日締切

「VR界のアカデミー賞」ともいうべき重要な賞。各パートナー企業から様々な分野に賞が出されます。派手な授賞式も必見です。

www.laval-virtual.org/en/prices-competitions/laval-virtual-awards/presentation.html

The Laval Virtual Awards are presented by an international jury of specialists as part of a competition with a unique scope in that field. They acknowledge the highly …

 

企業向け

Exhibitions 見本市 1月末までの登録受付

最小コマ構成は3540ユーロ、9平米~。昨年の主要な出展企業の面々はこちらにまとめておきました。

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/reserve-your-booth.html

The following items are included with each booth : Carpet; Booth structure and partitions; Spot lighting; 2kW power supply* 3 chairs and one table* One sign

AR/VR Contents

www.laval-virtual.org/en/vr-ar-contents-racine-en/area-separator-en/vr-ar-contents-en.html

予選によって選出された20のVR/ARプロジェクトのみが、Laval Virtualの中心で無償の展示スペースを入手することができます(イベントの登録費用390ユーロのみ負担)。 VR/ARコンテンツに専念する分野で、2016年には170の企業と15,500人の来場者を集めた国際的なイベントです。

AR/VR Contents昨年のビデオ

www.youtube.com/watch?v=uhqBC_zzOIw

Market Place

www.laval-virtual.org/en/vr-ar-contents-racine-en/marketplace-separator-en/mp-presentation-2.html

予選によって選出された20のプロダクションスタジオが、国際的投資家の聴衆(メディア、ベンチャーキャピタルファンドなど)にプロジェクトを紹介し、VRスペシャリストのパネルからフィードバックを得ることができます。プレゼンの後、分野ごとの投資家と専門家の接触を促進するためのミーティングが開催されます。2017/1/16締切。

投資フォーラム

「Images&Réseaux(network)」と「Laval Mayenne Technopole (LMT)」のサポートを受け、2017年のLaval Virtualは、Augmented and Virtual Reality専用の国際投資セッションを開催します。
スタートアップ企業は、2017年1月16日までに申請書を提出してください。選出された10社は、7分のピッチ(ライトニングトーク)で、ICTとデジタルメディアコンテンツの実績を持つ10-12名の高水準の国際株式投資家(ビジネスエンジェル、ファミリーオフィス、ベンチャーキャピタルファンド)を説得する機会があります。 このコンテストは、新技術部門のすべての企業およびVR技術のアプリケーションに向けです。産業、医学、トレーニング、マーケティング、ゲーム… すべての投稿は、国際的な業界専門家の審査委員会によって評価されます。
Call for applications. With the support of the French technology cluster, Images & Réseaux and Laval Mayenne Technopole, the 2017 edition of Laval Virtual is hosting …

 

Startup Contests

あなたは若くて革新的な会社、あるいはVR技術とアプリケーション分野でビジネスプロジェクトを持っていますか?
あなたはこの分野の専門家にコンタクトを得たいですか?
それならLaval Virtual Startup Areaにあなたの専門知識を紹介してください!
ラヴァルバーチャルでの無料のブース(100ユーロの価値)、より優れた視界、独占的なサービスから恩恵を受けることができ、Laval Virtual Awardsを受賞してベストスタートアップにチャレンジしましょう!
ブースには机と2つのハイチェアが設置されます。
*登録料390ユーロ:保険、セキュリティサービス、来場者と出展者へのあなたのビジネスのコミュニケーション(ウェブサイトや展示ガイド)を含む

学術系

VRIC (ACM Virtual Reality International Conference) 第19回VR国際会議 2017/1/6締切

www.laval-virtual.org/en/scientific-conferences/vric/vric-2017.html

長い歴史を持つ学術コンテストです。ACMのプロシーディングスに収録され、優秀論文はJVRCという国際ジャーナルに収録されます。
近年、単なる国際会議・口頭発表の場から、世界中のVR研究者の主要メンバーが集まり、講演だけでなく発表者が協働して未来観測ワークショップなどを行う趣向になっています。
VRIC基調講演の面々も決まりつつありますAlvaro Cassinelli, Mark Billinghurst, Masahiko Inami, John Peddie, Robert Stone…。東大アルヴァロ・カシネリ先生や稲見昌彦先生ですよ!

www.laval-virtual.org/en/scientific-conferences/vric/keynote-speakers-2017.html

Pr. Mark Billinghurst, University of South Australia. He earned a PhD in 2002 from the University of Washington and researches innovative computer interfaces that …

VRICパネルトークの暫定プログラムも出ています

www.laval-virtual.org/en/scientific-conferences/round-tables/programme-rt.html

コンテスト系

Virtual Fantasy – 学生コンテスト

学生コンテストには「DEMO」と「Limited Time」の2つの部門があります。
www.laval-virtual.org/en/prices-competitions/virtual-fantasy/presentation-vf-en.html
DEMO部門:テーマ自由のコンペです。学生や若手研究者が、研究室で開発したアプリケーションや、VR技術を使う可能性を展示します。優秀作品は日本のIVRCに招聘されます。
時間限定部門:30時間のハッカソン。チームはリアルタイム3Dアプリケーションを開発します。 毎年、Leap Motion、Tobii、HTC Viveなど技術スポンサーがVirtual / Augmented Realityデバイスを提供し、競技参加社者はその技術を使い、自分のコンセプトを発見し、想像することができます。あなたの技術的専門知識、コラボレーション能力、何かを越えることができる素晴らしい挑戦の場です!

ReVolution2017「TransHumanism++」  2017年1月6日締切

www.laval-virtual.org/en/prices-competitions/revolution/introduction-revolution.html

白井がチェアを勤めるReVolutionは、2006年から毎年開催されている、最も革新的なバーチャルリアリティプロジェクトのための国際公募展です。専門家と科学者の審査員によって選ばれた最高のプロジェクトは、Laval Virtual内で展示ブースを獲得します。 遊び心のあるものから科学的なものまで、採択プロジェクトは、将来の日常生活の一部になる可能性がある未来のバーチャルリアリティ技術の始まりを期待されます。
ReVolution2017のテーマは「TransHumanism++」。日本の超人スポーツ協会がプログラムパートナー、gumiさんとともに The VR Fund が協賛に参加しています。
Invited、Welcome、Weekendという3つの採択レベルがあり、Invitedになると飛行機代と宿代、懇親会プレミアムチケットなどが支出されます。
今年度はこれに加えて大型展示に耐えられるよう「TransHumanism++ Stadium」という採択部門を用意しております!

日本語の募集要項はこちら

年末エントリー締切です。他の学会等の重複投稿も認めます。投稿はEasyChairから。 j.mp/LVREVO17
(2016/12/25)
投稿ガイドを追加しました!ReVolution Submission Guide bit.ly/ReVoG17

以上です。奮ってご参加下さい!

Laval Virtual, exhibitors pickup from 2016 #LavalVirtual

 

Thanks for your interest to come Laval Virtual. I’ve tried to pickup nice exhibitors from Laval Virtual 2016 (last edition).

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors.html

in Laval” mark means, it locates in Laval city or near from Laval region area.

If you have any interest to come to Laval Virtual, please visit official site and some resources.

Non profit association / Institute 

CLARTE, non-profit VR support center, long time worked in Laval to motivate VR technologies. Mainly CAVE and CAD/CAM technology. 

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/13-clarte.html

Present at the professional days (22-24 march) Presentation. CLARTE is a research and a technological transfer center specialized in Virtual and Augmented Reality.

AM-ParisTech, my labo 😊 I guess some interesting colloaborations with local SMEs in Laval.

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/81-arts-et-metiers-paristech-laval.html

Present at the professional days (22-24 march) Presentation. The Arts et Metiers ParisTech team, located in the heart of the Virtual Reality hub of Laval …

Laval 3Di : Art school for realtime graphics (in Laval)

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/43-laval-3d-interactive-stand-b29.html

Presentation. Laval 3Di is the first partnership of its kind bringing together different academic programs specialized in the creation of interactive numeric medias.

ESIEA, engineering school in Laval

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/25-esiea.html

Horizon JAPAN, Japanese study club in ESIEA

Acutually, they love Japan, they speak Japanese very well and they study VR, probably some students seeks internship in Japan. They may organize a party in Laval Virtual.

www.youtube.com/watch?v=RghW5wdvXs0&t=23s

Merci Francois !

 

EDNA, Industrial art school, good sense for AR and new media (Nantes, not far from Laval)

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/32-l-ecole-de-design-nantes-atlantique.html

Present at the professional days (22-24 march) Presentation. Supported by the Chamber of Commerce and Industry of Nantes-Saint Nazaire, L’École de design Nantes …

 

Local developper

Enozone, the president had stuided in Japan (in Laval)

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/38-enozone.html

Present at the professional days (22-24 march) Presentation. Enozone is a company specialized in computer graphics and interactive 3D applications.
URANIOM, personarized avatar creation service (in Laval)

www.youtube.com/watch?v=1wN-DVbqYcI&t=134s

URANIOM demonstrates an interesting tool and service in Laval Virtual. You can create your high quality avatar for famous video game. Fallout4, FIFA, Skyrim,…

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/307-xxii-creative.html

Present at the professional days (22-24 march) Presentation. We are a digital studio in love with tech+art. Visual experience designers through gaming, motion design …

Global Player in VR, located in Laval / France

 

EON Reality, best global company of industrial VR. They have 22 entrepreneurship internship center in the world, Laval is most biggest one. in Laval

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/30-eon-reality.html

TEAM Alps (IVRC2016 invited), they are second educated students in EON Reality France. They have experienced in IVRC2016 Tokyo, they have a new project in Laval Virtual 2017.
 
Orange, telecome company like NTT

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/134-orange.html

Immersion, one of the big distributer of VR materials

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/21-immersion.html

Present at the professional days (22-24 march) Presentation. Immersion, creating 3D experiences since 1994. European expert and international major player in …

Techviz, industrial visualization (Nihon Binary is cooperated)

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/22-techviz.html

Present at the professional days (22-24 march) Presentation. TechViz is a software Editor and a global provider of a market-leading immersive 3D visualization technology.

ESI, virtual prototyping

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/18-esi-france.html

Present at the professional days (22-24 march) Presentation. ESI is a world-leading provider of Virtual Product Engineering software and services with a strong …

 

Key technologies

 

Lumiscaphe, realtime renderer (Japan division exisit)

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/20-lumiscaphe.html

Presentation. About Lumiscaphe. Founded in 2001, Lumiscaphe is a software publisher and systems integrator of innovative solutions in the field of the Digital Aspect …

Haption, haptic robot mede in Laval (Nihon Binary is cooperated)

www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/39-haption.html

Present at the professional days (22-24 march) Presentation. HAPTION designs, manufactures and sells hardware and software solutions based on force-feedback.
Here are good video and photo in past Laval Virtual. You can also see student volunteers and local visitors.

世界巡業中です / World Touring

2016年12月から2017年1月まで以下の講演で飛び回っております。

フランス語を話す研究者の日2016基調講演

日仏会館, 2016年12月2日

sites.google.com/site/sciencescopejfr2016en/program/invitedspeaker

Research and innovations of Virtual Reality for Entertainment systems between Japan and France

Abstract
This talk contributes to the shared value of researches and innovations of entertainment systems, which affects human amusement.
The speaker, Akihiko SHIRAI, Ph.D has over 20 years of experience in research and development of entertainment systems. He has experiences in researches and developments of photograph, photo engineering, game making, game design, entrepreneurship, factory manufacturing process, real-time graphics engineering, haptics application, television organization, virtual reality industry, event promotion, science communication in national museum, multiplex hidden imagery, manga for VR, and augmented reality for public. The talk also contains discussions about future values and his challenge in Hello Tomorrow, IVRC, ReVolution in Laval Virtual.

 

 

MANPU2016基調講演

カンクン・メキシコ

December 4, 2016, Cancun Center, Cancun, Q.Roo, Mexico

MANPU2016:
The First International Workshop on
coMics ANalysis, Processing and Understanding
To be held in conjunction with the 23rd International Conference on Pattern Recognition (ICPR2016).

manpu2016.imlab.jp/

Invited Speech 10:10 – 11:00
Manga Generator, a future of interactive manga media

☆プロシーディングはオープンアクセスジャーナルにしましたので、そのうちACM Portalからアクセスできるはずです。

Akihiko SHIRAI, “Manga Generator, a future of interactive manga media : Invited Talk Paper”,
MANPU ’16 Proceedings of the 1st International Workshop on coMics ANalysis, Processing and Understanding, Article No. 13, 5 pages, 2016. [PDF] [SlideShare]

 

<以下、うらばなし>

ちなみに泊まっているホテルは横に「Coco Bongo」という有名なクラブがありますので、土曜の夜は大変騒がしかったです。

 

Program

Opening Ceremony
10:00 – 10:10
Invited Speech
10:10 – 11:00
Manga Generator, a future of interactive manga media
Akihiko Shirai (Kanagawa Institute of Technology, Japan)
Oral Session 1
11:00 – 12:00
Manga109 Dataset and Creation of Metadata
Azuma Fujimoto, Toru Ogawa, Kazuyoshi Yamamoto (The University of Tokyo, Japan), Yusuke Matsui (National Institute of Informatics, Japan), Toshihiko Yamasaki and Kiyoharu Aizawa (The University of Tokyo, Japan)
Detection of Comic Books Twin Pages with a Non-overlapping Stitching Method
Clément Guérin, Jean-Christophe Burie and Jean-Marc Ogier (University of La Rochelle, France)
Retrieval of Comic Book Images Using Context Relevance
Thanh Nam Le, Muhammad Muzzamil Luqman, Jean-Christophe Burie and Jean-Marc Ogier (University of La Rochelle, France)
Lunch Time
12:00 – 13:00
Oral Session 2
13:00 – 14:00
Pose Estimation of Anime/Manga Characters: A Case for Synthetic Data
Pramook Khungurn and Derek Chou (Cornell University, USA)
Comics image processing: learning to segment text
Nina Hirata, Igor Dos Santos Montagner and Roberto Hirata Jr (University of São Paulo, Brazil)
Comic visualization on smartphones based on eye tracking
Olivier Augereau, Mizuki Matsubara and Koichi Kise (Osaka Prefecture University, Japan)
Coffee Break
14:00 – 14:15
Poster Session
14:15 – 15:45
Designing A Question-Answering System for Comic Contents
Yukihiro Moriyama, Byeongseon Park, Shinnosuke Iwaoki and Mitsunori Matsushita (Kansai University, Japan)
Manga Content Analysis Using Physiological Signals
Charles Lima Sanches, Olivier Augereau and Koichi Kise (Osaka Prefecture University, Japan)
Emotional arousal estimation while reading comics based on physiological signal analysis
Mizuki Matsubara, Olivier Augereau, Charles Lima Sanches and Koichi Kise (Osaka Prefecture University, Japan)
Toward speech text recognition for comic books
Christophe Rigaud, Srikanta Pal, Jean-Christophe Burie and Jean-Marc Ogier (University of La Rochelle, France)
Estimation of Structure of Four-Scene Comics by Convolutional Neural Networks
Miki Ueno (Toyohashi University of Technology, Japan) , Naoki Mori (Osaka Prefecture University, Japan) , Toshinori Suenaga and Hitoshi Isahara (Toyohashi University of Technology, Japan)
A Sustainable Practice Method of Hand-drawing by Merging User’s Stroke and Model’s Stroke
Natsumi Kubota, Shinjiro Niino, Satoshi Nakamura and Masaaki Suzuki (Meiji University, Japan)
Coffee Break
15:45 – 16:15
Panel Discussion
16:15 – 17:30
Closing
17:30 – 17:40

 

ICAT-EGVE2016デモ発表(リトルロック・アーカンソー)

2016/12/7-9, Little Rock, Arkansas, U.S.A.

icat-egve-2016.org/

ICAT-EGVE 2016 / 第26回人工現実感とテレイグジスタンス国際会議
第21回バーチャル環境に関するユーログラフィックスシンポジウム

ICAT (International Conference on Artificial Reality and Telexistence)は最も歴史あるバーチャルリアリティとテレイグジスタンスの国際会議であり本年で26回目の開催です.本年もEGVE(Eurographics Symposium on Virtual Environments)との共催となり,初めて米国(アーカンソー州リトルロック)にて開催されます.会期は2016年12月7日から9日まで,論文の投稿締切は9月30日となっております.今回は General Chair の Carolina Cruz-Neira 教授のご尽力によりクリントン大統領記念図書館での開催という快挙となりました.

白井研究室からの発表はデモです(まだ公開されていませんので公開後に更新します)。

プログラム

icat-egve-2016.org/program-overview.html

Paper Sessions

Session 1: For Your Eyes Only I

Christian Scheel, Oliver Staadt, Tariqul Islam ABM
An efficient interpolation approach for low cost unrestrained gaze tracking in 3D space

Peter Passmore, Maxine Glancy, Adam Philpot, Amelia Roscoe, Andrew Wood, Bob Fields
Effects of viewing condition on user experience of panoramic video

Session 2: Use All Your Senses

Naoyuki Saka, Yasushi Ikei, Tomohiro Amemiya, Koichi Hirota, Michiteru Kitazaki
Passive arm swing motion for virtual walking sensation

Shogo Yamashita, Xinlei Zhang, Takashi Miyaki, Jun Rekimoto
AquaCAVE: An Underwater Immersive Projection System for Enhancing the Swimming Experience

Session 3: Going Wide: Degrees matter

Steve Cutchin, Yuan Li
View Dependent Tone Mapping of HDR Panoramas for Head Mounted Displays

Mehdi Moniri Mohammad, Andreas Luxenburger, Winfried Schuffert, Daniel Sonntag
Real-Time 3D Peripheral View Analysis

Ismo Rakkolainen, Matthew Turk, Tobias Hoellerer
A Superwide-FOV Optical Design for Head-Mounted Displays

Session 4: For Your Eyes Only II

Ja Eun Yu, Gerard Kim
Blurry (Sticky) Finger: Proprioceptive Pointing and Selection of Distant Objects for Optical See-through based Augmented Reality

Yuki Yano, Jason Orlosky, Kiyoshi Kiyokawa, Haruo Takemura
Dynamic View Expansion for Improving Visual Search in Video See-through AR

Session 5: When Virtual Is Not Enough

Hiroto Tsuruzoe, Satoru Odera, Hiroshi Shigeno, Ken-ichi Okada
MR Work Supporting System Using Pepper’s Ghost

Tomohiro Mashita, Alexander Plopski, Akira Kudo, Tobias Hoellerer, Kiyoshi Kiyokawa, Haruo Takemura
Simulation based Camera Localization under a Variable Lighting Environment

Steve Cutchin, Iker Vazquez
Synchronized Scene Views in Mixed Virtual Reality for Guided Viewing

Guillaume Claude, Valerie Gouranton, Benoit Caillaud, Bernard Gibaud, Pierre Jannin, Bruno Arnaldi
Derivation of scenarios for collaborative virtual environments for training to surgical procedures from real case observation

Session 6: Being There

Samratul Fuady, Shoichi Hasegawa
Natural Interaction in Asymmetric Teleconference using Stuffed-toy Avatar Robot

John O’Hare, CA Bendall Robert, John Rae, Graham Thomas, Bruce Weir, David Roberts
Is this seat taken? Behavioural analysis of the Telethrone: a novel situated tele-presence display

Sungchul Jung, E. Hughes Charles
The Effects of Indirect Real Body Cues of Irrelevant Parts on Virtual Body Ownership and Presence

Kangsoo Kim, Gerd Bruder, Divine Maloney, Greg Welch
The Influence of Real Human Personality on Social Presence with a Virtual Human in Augmented Reality

Panel

 

白井研究室からの発表

“Simultaneous Socio-Spatial Shared Signage”
Shirai, Akihiko; Yamaguchi, Yuta; Hsieh, Rex; Suzuki, Hisataka
diglib.eg.org/handle/10.2312/egve20161456

Shirai, Akihiko, Yamaguchi, Yuta; Hsieh, Rex; Suzuki, Hisataka, “Simultaneous Socio-Spatial Shared Signage”,ICAT-EGVE2016 – Posters and Demos ,The Eurographics Association, p.25-26, 2016. [Web]

IWAIT2017口頭発表+基調講演(ペナン・マレーシア)

口頭発表

Fujisawa Yoshiki, Hisataka Suzuki, Rex Hsieh and Akihiko Shirai, “Web-based multiplex image synthesis for digital signage”, IWAIT2017, 2 pages. 2017. [SlideShare] [Demo]

SPECIAL KEYNOTE ON AR/VR

Research of VR Entertainment Systems, Its History, Interests, and Future  

 Date/Time:      10th JANUARY 2017 (9:45 am – 10:30 am)

Venue:             Grand Ballroom, Equatorial Penang

Akihiko Shirai, PhD in Engineering

Department of Information Media, Kanagawa Institute of Technology (KAIT), Japan

Chair of Laval Virtual ReVolution (2006~)

Executive Committee of International collegiate Virtual Reality Contest (2002~)

ACM SIGGRAPH ASIA 2015 Youth Program Liaison

 

Abstract

Recently virtual reality has become the hot topic in the tech and game industry, however, the question still remains how can we define the “Entertainment VR” ?

The speaker has interest in how human interacts with games, virtual reality, and science of play which can be seem from his past researches, development pieces, experience design in international opportunities, and his vision for the future of this domain.

Everyday we are constantly exposed to many forms of digital media entertainment products like smart phone and/or mobile games. Latest computer games may grab player’s interests, however its hard to link theoretical research with development cases. Speaker has interested in entertainment virtual reality, interactive systems, games (classic also), computer graphics, computer vision, intelligent systems, science communication, networking, education for a long time, and he has various professional creation experiences as video game engineer, haptic contents designer, virtual TV studio, theme park attractions in Laval, science communicator and exhibition concept designer in national science museum, Miraikan. His production and research methods for “Virtual Reality Entertainment systems” will be revealed in this presentation.

His extended experiences in organizing Laval Virtual ReVolution and IVRC, International collegiate Virtual Reality Contest, will be valuable in demonstrating how we can collaborate and formulate plans to encourage student innovation in project based learning which includes public field testing with social understanding.

Glimpses of the future of virtual reality domain will be disclosed in this presentation whose functionality extends beyond human amusement but to well being and existence between human and technology.

 

Biography

AKIHIKO SHIRAI, Ph.D in Engineering,  has obtained a bachelor of Photo Engineering and master of Image Processing from Tokyo Institute of Polytechnics. Afterwards he worked for Canon and Criterion as a game development consultant to distribute RenderWare, a multi-platform graphics middleware for the game industry until 2001. He went back to academia to study intelligent systems and obtained a Ph.D. in the Tokyo Institute of Technology in Japan in 2004 with research concerning the “Tangible Playroom”, an entertainment system for young children using haptics, a floor screen and a physics engine. He was a R&D researcher at NHK-ES in Japan, focusing on the next generation’s TV production environment before moving to ENSAM Presence & Innovation Laboratory in France from 2004 to 2007 for R&D of a Virtual Reality theme park project.

He worked for National Museum of Emerging Science and Innovation (Miraikan), Tokyo Japan, as a science communicator and exhibition planner from 2008 to 2010.

Starting from 2010, he works in the Information Media Department at Kanagawa Institute of Technology (KAIT) as an associate professor.

 

 

Academic publications: blog.shirai.la/publications/

Authored books: “The future of Game design – Science in Entertainment Systems” (2013), “WiiRemote Programming” (2009)

Awards:

Hello Tomorrow Global Summit Top 500 startups “Multiplex World Augmentation Display”

Laval Virtual Award 2015 “ExPixel FPGA”

ACM Student Research Competition, Bronze Award,” ExPixel: PixelShader for multiplex-image hiding in consumer 3D flat panels” (supervised)

ACM SIGGRAPH ASIA 2012 Emerging Technologies Prize, “2x3D: Real-Time Shader for Simultaneous 2D/3D Hybrid Theater”

Websites: www.shirai.la blog.shirai.la Twitter@o_ob