クォーターパンダの1/4は何でできているか

マクドのクォーターパンダ(以下QP)が大阪でデビュー、期間限定の企画店で1000万円も売り上げたらしい。

すげーな大阪人。
『バファリンの半分はやさしさでできている』
というコピーがあったけど

『QPの1/4は何でできているか』
今日の帰りの京王線では、そこについて考えてみたい。

まず物理的には

『QPは肉でできている』

といえる。
実は肉々しさを演出するためか、QPには野菜がほとんど入っていない。
月見なんちゃらとか、エビなんちゃらの代わりに肉増量。
しかもすでにギガマックとかダブルチーズとかあるのにね。
ではこの『肉』は何でできているのだろう?

QPを2回以上試食してみたのが、明らかに歯ごたえやら

胃の中での残り方が無印ハンバーガー100円とはちがう。

某マクド某店に

『何でできているんですか?』

と屈託無く聞いてみたところ、回答は自信満々に

「牛100%!」

だという。

『他のハンバーガーと同じ肉?』

と聞くと

「同じです」

と答える。

続いて

「クオーターとはよんぶんのいち、つまり1ポンドのよんぶんのいち0.25ポンドすなわち113グラムのにくということで…」と30貫(=112.5kg)はありそうな店長らしき青年が答えてくれた。

『肉は同じなの?』

「同じです」と再度やりとり。

そっかー
おなじなのかー

てっきり豚肉とか増粘材とか肉に歯ごたえを出す何か、

がくわえられてると思ったんだが、それもないと言い切ったか。

公式に公開されている情報を調べてみる。
http://www.mcdonalds.co.jp/quality/basic_information/menu_info.php

お品書きについては各位で読んでいただくとして、

チーズバーガー(CB)は303kcal 120円。
ちなみにマックポークは391kcal 120円。

そしてQPダブルチーズ(DC)は

830kcal 790円

『通常のビーフパティの約2.5倍を2枚』とある。

ここで便宜上

肉の比較としてQPDC=5CBと定義する。
野菜とバンズが圧倒的に足らないけど。

価格の上では5CB=600円なので+190円高い。
それに加えて5CBから比べると。野菜とバンズ4セット分が圧倒的に足らない。
カロリー的にも5CB=1515kcalとなるため圧倒的。
ちなみに例の『腐らないフライドポテト(M)』は454kcalある。

以上のことから、いえること。

【その1】QPのクォーターは広告である

QPの本質は肉厚であり、肉質ではない。
これを『うまい!』といって食べている人が、
従来のCBを

『まずぅて食うたれへん』

と言っているのであれば、それは

食事を

"喉ごし"や

"歯ごたえ"や

"膨満感"で

食べているのであり、味覚ではない。

よく噛め、って話でもあるだろう。

いずれにせよ『うまい』と感じさせる為の仕掛け、

派手で高いプロモーション費用で

『肉をおかずに肉を食べさせる』ことで

上手に捻出している経済がここに見える。

【その2】QPは半分ぐらいローカロリー

どういうわけか、830kcalしかない。
どうやっても5CBとは計算が合わない。

もしかしたら他のパティと違う秘密がここにあるのかもしれない。

赤身が他に比べて多いとか。

それにしても『上下のパンと野菜4セット』で倍もカロリー違うのかと。

カネに糸目を着けず830kcal程度接種したいならQBDCはお勧めだ。

同程度のカロリーはCBを2.5個でバランスよく摂取できるわけなんだが。

さらにいうと満腹感を追うなら、後者の方が圧倒的にボリュームがあるだろう。

【その3】心理効果が大きく左右する

これはとても大きい。

公開されている情報で計算してみるだけで我に返る。
ところで会食ならともかく、

私は時間もない上にお金もないので、ファーストフードに500円以上かける気は毛頭ない。

故にセットのポテトなんぞ食べたいとも思わないし、

できれば丑年だけに牛肉だって食べたくない(あまりおいしいと思わない)。

なのでつい、

選ぶ物がなく

マックポークやチーズバーガーを頼むのだが、

あるときマックポークのオーダー後。

ぽつねんとレジ横で待っていたら、気配に気がつかなかったmcd店員が

『貧乏人が』

という私語を他の店員とついうっかりしているのを目の当たりで聞いてしまったことがある。

ただの事故で他の雑談だったのかもしれないが、

そのまま商品受け取らずに退出したくなるほどショックだった。

スマイルがなければ、買う気すら起きない状況なのだということに気がつくべきだ。

嘉門達夫の"ハンバーガーショップ"という曲で『ご一緒にポテトはいかがですかぁ?』なんて節があるように。
そんなわけで今度からマックポークやCBを頼む時は

『ああ俺カネないから…』

という心理でレジに立ってはいけない。

『俺様、健康志向だから!!』

という顔で行きたいところだ。
まあそんなに日常的に行きたかないけど。
こうしてみると、安売り戦略と高級志向の繰り返しで、

顧客をうまくコントロールしているかに見えて、

実際にはそうでもないスパイラルに落ちているようにも見える。

もしくはそのせめぎ合いか。

店内でネットが使えてコーヒーお代わり無料。

すると勉強道具かPSPをもった高校生の巣になる。

電源がとれるところでは携帯電話もしゃべり放題なので、なおさらだ。

そんなガキどもの横でまっとうなビジネスマンが作業に使えるわけもなく、

というかそもそも席もないし。

せいぜい牛丼代わりにしか使えないってわけで。

そんなせめぎ合い、新春の景気が通り過ぎたあたりで

次はなにがくるのか、見極めていきたいところでもある。

…意外とダブルバーガーあたりだったりして。