ミシュラン初 日本料理に3つ星 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=343365&media_id=2 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071120k0000m040094000c.html 個性のない記事。 本家・ミシェラン日本のプレスリリースね。 http://www.michelin.co.jp/media_center/news/corporate/071119.html 「実感ない」 http://mainichi.jp/life/food/news/20071108dde001040027000c.html あたりまえ、まだ発売されてもいないし。そのうち大変なことになるよな、かわいそうに。 実はこのガイドが発売されることは以前から知っていたんだけど、「ギッドミシェラン日本」がいまだに出ていないことにまずびっくりした。アジア初なんだそうな。 ちなみに英語版は来年1月15日発売。 http://www.amazon.co.jp/Michelin-Guide-Tokyo-Guides/dp/2067130692

[MICHELIN GUIDE東京 2008 ![](http://ecx.images-amazon.com/images/I/212CsHsw4bL.jpg)](http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=1848628)
[Michelin Guide Tokyo [English Version]](http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/2067130692/amazonas-22/ref=nosim) 個人的にはギッドミシェランは東京のHotels、メトロ、あとは普通の信頼できる「日本旅行ガイド」の"仏語版"がほしい。 フランスで売ってる日本の旅行ガイドなんて、1980年ぐらいから全然改定されてない。単位はEuroになってるけど、古都とか、渋谷とかそんなのばっかり。基本的にステレオタイプに基づくのは仕方がないとしても、秋葉原とかお台場とか六本木は、もう少しどうにかしたいと思う。Miraikanとか載ってもいないし。 少なくとも「ハイテクシティ東京」「オタクシティ東京」「サブカルチャー東京」「極東アジア!!」…らしい絵を訪れたいならこちら!!というかんじではない。日本人だってめったに訪れないような神社とか祭りとか明治神宮とかの紹介をされましても。しかも「こういうの見たかったら素直にハトバスのりなよ」と書いてあるわけでもないし。 まあミシェランに話を戻せば、多くの賢い日本人は気がついているとは思うけど、どんな基準であろうと美食、特にレストランの星の数なんて客観であろうと参考意見でしかない。パリで三ツ星レストランの入り口に行くと、日本人観光客がやる気満々で並んでいて、非常に雰囲気悪い。とてもじゃないが、美味しいものを楽しむというかんじじゃないので入る気もしないけど、話によると、日本人だけ別エリアに寄せられたりしたりもするらしい。嘆かわしや。てゆか、お金に任せて、buffe(=暴食)しまくってる人とかもいるから当然かもしれないけど。 さらに賢い日本人ならここで気がついていると思うけど、この「ミシェランガイド東京」はフランスでは発売されていないです。まあ「ミシェラン」の名の下に、日本で独自にビジネスするから、勝手に盛り上がってよ、ってところですね。いずれ訳されるんだろうけど。 プレスリリース、日本語版とあまり変わらないものがそのままAFP経由でフランスで報じられてる。これも無個性な記事。 [http://www.france24.com/france24Public/fr/nouvelles/culture/20071119-societe-japon-guide-michelin-tokyo.html](http://www.france24.com/france24Public/fr/nouvelles/culture/20071119-societe-japon-guide-michelin-tokyo.html)
[http://www.avmaroc.com/actualite/guide-michelin-a109315.html](http://www.avmaroc.com/actualite/guide-michelin-a109315.html)
同じ「毎日.jp」だけど、まあまあ読める記事 [http://mainichi.jp/life/food/news/20071108dde001040027000c.html](http://mainichi.jp/life/food/news/20071108dde001040027000c.html)
ま、でも普通のフランスの文化人なら和食の美学とかは理解すると思うけどな。 パリで中国人がやってる日本料理店とそうでないものの区別ぐらいはつくし。
それよりガイドは「高い金だして食べれるうまいもの」ではなく、安かったり入りづらかったり、知られていなかったりする「うまいもの」を紹介するべきだよ。
「ミシェランガイド大阪版」を作るときには是非巻頭辞にこう述べてほしい。 高くてうまいは当たり前 安くてまずいも当たり前 大阪では、安くてうまい、これが「いい店」。
自称「最高にまずい店」とかも、ぜひ紹介してほしいけど。 ちなみに、普通のフランス人の味覚だと「日本で一番うまいもの」は以下の順になると思う。これは経験上なので、母集団が学生寄りかもしれないが。 **5位・寿司**  おそらく回転寿司のほうがお勧め。鮭にマヨ乗ったやつとかは衝撃。
**4位・てんぷら**  フランスでも作れるよ、ダシさえ作れれば。
**3位・味噌カツ**  日本人の近代豚料理はほんと、すごい。
**2位・ラーメン**  普通のしょうゆラーメンとかがお勧め。家系とかはくど過ぎると思う。
**1位・コロッケ**  でもフランス語croquetteでは、普通「犬のえさ」のことだったりする。 もちろんこの時期、日本人でも美味しいであろう「銀杏」とか「松茸の土瓶蒸し」とかも、理解するけどね。どっち方面も記憶には鮮烈に残るみたい。あとは価格と味覚と食文化のバランスの問題。高いほうがうまい、そう信じるならそれも真実。「1500円食べ放題」の幸せも真実。 なお、フランス人を日本でもてなす機会があるなら、 一通り美食を楽しんだ後で、ぜひ日本の食料自給率の話をしてあげるといい。 フランスは農業国だから、日本みたいな状況はとてもじゃないが、信じられないから。 …とエスプリをきかせてみたところで。 あーおなか減った。 日本に帰ったら何食べようかなあ! 1匹200円以下の秋刀魚をおなかいっぱい、なんていいよねえ!