ダンボールをめぐる冒険

フランス人にあったら聞いてみよう。
「引越し用のダンボール(boite demenagement)、どこで手に入る?」
このエントリーの続きなんですけど、ほんと、大変だった。
http://akihiko.ameblo.jp/akihiko/entry-10048990190.html

まず、昨日、デジュネしているときに、カナダに留学したことがある助教授の先生から
「ダンボール?そう、大変なんだよ、国際用の分厚いやつ探すの…レンタカー屋か引越し屋が売ってくれたりするからADAに聞いてみな」
という新情報をゲット。
朝、息子を幼稚園に置いたその足でADA(あまり有名ではないフランス国内レンタカーチェーン)に行ってみる。
「ないね、LEROY MELINで売ってる」
そうか。いちおう新情報だな。ルロワメランか。たしかにあれはDIYの店でもガテン系資材とか扱っているのであるかもしれない。嫁がブチ折ったマリベル(シャッターを閉めるときにまわすあのハンドルのこと)も買いに行かないといけないから、行ってみよう。

なんだかRPGのフラグ立てみたいになってきたんだけど、ルロワメランはここからバス乗り継ぎしないといけないし、そもそもダンボールを何箱も買ってバスに乗り込む気がしないので、スーパー世話焼き黒人・グレゴワールにメールしてみる。

…めずらしく反応なし。
いちおう、もういっかいメールしてみる。

…さらに反応なし。

携帯どっかにわすれてるのかな、仕方ない、バスで行くか。と思ったところに電話。

「Aki、なんか電話した?ふむふむ、10秒で行くから!」
といってきた(もちろん10秒ではこない)。

ちなみにメールは見てないらしい。

親切なお人なので悪いことは言えないが、
この時点で10時。
「午前中に終わればいいなあ…」ぐらいに構えていた。

ついでに先日、結局届かなかった日本宛の履歴書送るのに使ったクロノポスト、
どうやったら返金してもらえるかも聞こうっと。
電話で事前に聞くと、郊外のルロワメランにはあるらしい。
車でいってみるが…店員は、えーとあのへん…といって店内を探し始めた。
そのうち先輩社員を捕まえて何か聞いている。その先輩社員は
「ないです、取り扱いやめました」
…と断言。えーうっそー。てゆか、電話であるっていったじゃん。

仕方なく、街に戻ってきて郵便局でクロノポストの返金について聞いてみる。
「判りました、じゃあその伝票をコピーさせて」
おお、どうにかなるんじゃん?と思って期待してたら
「だめです、これクロノポストなのでうちじゃないです、ここに電話して」
がっくーん。そんなこったろうと思ったよ。
再び、検索モード。
グレゴワールの奥さん、コレットの事務所が近いので、そこでページジョンヌ(イエローページ)を見て、箱屋を探す。あるけど、電話してみると小売していない、扱ってたけどやめた、とかけっきょく収穫なし。

何だこの国は、
ダンボールに何か恨みでもあるのか!?

午後また探そう、ということになり、昼飯タイム。
自分はパリのクロネコヤマトに電話してみる。
ダンボール10箱、船便、25キロまでとかで700Euro。悪くない。ただし集荷はパリのみ。
そうこうしてたら、午後に突入。グレゴワールも突入。
コレットに聞いて、引越し屋の電話番号を探してくれてきたらしい。
ルロワメランとそう遠くない郊外にあるので車でGo。
いってみると、確かに運送屋の事務所。
これでやっとダンボール大小としっかりしたガムテープ、そしてプチプチ!が手に入った。

えーと本名エアキャップね、フランス語だとブル(bulle)何とか。語感が近い感じ。
「日本語でプチプチっていうんだよ」と言ってやって見せたら笑ってた。

さて、これでダンボールは片付いた。
この時点で15時。

息子を幼稚園においてから、都合6時間半。

ちなみにここの会社にパリまで配送頼むと100Euroらしい。全部で。やすっ!
でも月に一回しか配送がないんだって!そりゃすごいのんびりさんだこと…。
さらに家にダンボールの束を運んで、クロノポストに電話してもらう。
電話の相手は聞こえないが、グレゴワールの口調がだんだん荒くなってくる。
黒人なのでよく判らないけど、たぶん、顔を真っ赤にして、
ものすぐぉく丁寧な言葉で怒っているのが判る。こえー。
どうやら、この契約はサインしてから21日しか有効でないらしい。
確かに裏を見ると、ちっちゃーく、そう書いてある。てゆーかみねーよそんなの!!
そもそも未着で何の連絡もないまま何週間も経っておいて、そりゃねーよな。
まあでもグレゴワールのほうが怒ってたので、どう対応したものか。
とりあえずため息しか出ないよ。
とある就職先(公立大学の准教授)関連の応募だったんだけど。
そう。2週間ぶっ通しで、何十ページも応募書類書いて、100Euroも運送料払って、さらに間に合わないのが確定した段階でFedexキンコーズやらに印刷&バイク便たのむところ、お願いして、大学職員さんに残業でPDF印刷してもらった上に、さらに24万ぐらいの飛行機チケットかって、国際会議の2日目で参加取りやめて、リムジンバスでスーツに着替えて、マンガ喫茶に飛び込みながら最後の発表資料をそろえて、それで面接したあのポストです。
最終的には内定までたどり着いた案件だったからよかったものの、えらい浪費だよな。
時間とお金の。
まあ無駄だとは思いませんけどね(涙)。
日本に帰るための冒険はまだまだ続く、みたい。