面に接する前に終わっている人々のテーゼ

就職活動関係。
週末はいろいろフェーズが進む。
今朝、すっかり落ちたと思って忘れていた某T社から面接のお誘いが。
まあこれはいわゆるラッキーとか縁なものだと思うので、有難く受けておきます。
午前中は立場変わって博士前期学生の入学面接2件。
このいそがっしいのに、ほんとしょうがない。新学期だから。
てゆーか面接前に筆記試験ぐらいバキッと科してほしい。

問題なら作ってあげるから。
一人目は西インド諸島出身、パリで数年工科系のコースを進んだ女子学生。
趣味はコスプレらしい。
もちろんマンガ好き。
もちろん日本語も学習している。
指示代名詞があやしいが自己紹介ぐらい出来る。
しかし、エンジニアリングスキルは低いな。プロジェクトマネジメント系。
てゆーか、普通に工科系の大学にいればOpenGLぐらいいつでも自分で学べるだろうに。

Parisにいれば見るものだってたくさんあるしな。

結局「自分で勉強できない学生」なんだよ。

あでも、マンガは読むのか。
こういう学生をどんどん受け入れてしまう隣の教授が怖い。
まあ3割越さなければ成り立つんだろうけど。
もう一人はIVRCフランス代表で日本にも行ったことがある男子学生。
この学生はスキルも夢も大きいのに、シャイだ。
「俺にはでっかい夢があるぜ」と本人は思ってても、海の向こうのレベルってのは、君が考えている2倍ぐらい高い。
MERLの研究者の机にはそんなCVが300は積もっている。
加えて、先生の言ったことをそのままやってしまうタイプだろうな。残念だが、その殻を超えられなければ、海は越えられないよ。
一歩ぬきんでるには、若さに加えて「クレイジーな実装能力」が必要だ。
そして、こういう工学系の学生には「なんでも出来るだろう」と思って、マンガの世界を開発させようとする怖い教授が隣にいる。
私もこの人のおかげで、ずいぶんと遠回りさせられているんだろうな。
まあがんばれよー、てなかんじ。君の人生だし。
まあがんばるよー、僕の人生だし。
こうやって優秀な学生は教授の野望によって
芽を摘まれていくのでしょう。
摘まれるスピードよりも伸びるスピードとか、裁きがよければビッグになれるよ。
そうでない学生は、陽の当たる小道か、それなりに食える道を探そう。
(たいてい教授は責任持たないけどね)
……とか何とか考えつつ(…口に出してダイレクトには言わない、てゆーか学生はその時点では浮き足立ってて判ってないし…)面接してたらメール届く。
ひゃっほう、某私立大学、書類で落ちたぜー!ありえねー!!
(ちなみに現在、査読つき論文+国際会議+発表数35ちょい。40は欲しいが。途中リーマンだったり去年ほぼゼロだったのが痛い)
公募にしてはあまりに露出度が低かったので、「出来」かもなあ…とは思ってたんだけどね(負け惜しみ)。
「当方の求めるものとは若干食い違いがあるという結果」
…だってさ。真実は闇の中(負け惜しみ)。まあこれが真実か。
まあいいや、大してショックじゃないし。
家から近いところだったのが残念だけど。
ああ週末の面接予定をキープしていたのに、あいちゃったなぁ。
…墓参りでもするか。
ご先祖様、私をお導きください。
ちなみにお墓のある本籍の近くの小学校には、私の曾爺さんと思われる名前が石碑に刻まれている。
日露戦争時に工兵だったらしい(ちなみに殉死碑ではない)。
それはそうと。親しい先生方に質問なんですが、
年間スケジュールに「学会投稿・参加」とか「ジャーナル執筆」とか入れますか?
デモや予算のための研究成果とは別に。それとも個人的な管理に任せますか?
もちろん入れないことはないと思うんですが、博士学生の指導において、上記の2点が「どういうプライオリティ」で研究室内に入ってくるかっていうのが知りたいです。
私の環境が異常なのか、それとも各研究室で違うのか。
それとも各学生の自己管理に任せてしまっていいのか。
逆言うと、論文(国際会議とかではなく、ジャーナルね)書いたことない、とか
「えー査読に6ヶ月もかかるんですか?」とか言っている博士学生が結構いたりすると怖いです。
(そういう学生は学位審査に6ヶ月以上かかることも知らなかったりしますが)
まあ最近の大学は灯台とか兄弟でも論文1本で学位取れちゃったりするから、わかんないんだけど。
客員研究員としてはバキバキ研究して、ガンガン論文を書きます。
そもそも研究室からお金もらってないので、一人著者で書いたっていいわけなんですけど、
やっぱり博士学生ぐらいには多少からませて(実験とか作業とか…)、共著にしておいたほうが彼らのスキルにとってはいいと思うんですが。
…まあいいや、プレゼン制作に戻ろう。
そのあとは恐怖の「プログラミング・ハイ」だー。
このモードに入ると、時計が見えなくなるから危険。
★ちなみにタイトルの「テーゼ」は「残酷な天使の~」ではなくて、カントとかヘーゲルのほう。面接する前に終わっている人々の矛盾に止揚はあるのか。ないよりはいいな。Blogエントリーってそういうもんかもしれない。