大地震/卒業によせて

先日CG実験に参加していただいた皆さん、ありがとうございます。
相変わらず論文書いてます。
風邪と花粉症の合併で、なんだかどうしてもトップギアに入りません。
薬を飲めば寝てしまうし…困ったものですが、あと数時間で和文と英文、2本の論文
を仕上げなければならないという、苦笑がとまらない状況です。
週末で、息子と嫁はプールに行っているのに、付き添えない。
フランス人、しかも大学関係者としてはありえない働き具合です。
こんな駄目親父は…(以下自己嫌悪)。
5月ごろ、忙しくなくなってから思いっきりツケを返したいと思います!
それはそうと、今年ご卒業の皆さん、おめでとうございます。
今年卒業に当たる人は学部4年も修士2年のかたも、それから今年博士をとられたかた
も、みんな思い出深い学生さんばかりです。
具体的には…
・工芸大メディアアート学科のみなさん
 彼らの1年生最初の情報処理演習を担当したのは私でした。
 メディアリテラシーと称してWordの使い方の課題で「科学論文の書き方」を提出させるなど、我ながらなかなかコアな授業をやったものです。課題も毎週、しかも140人ぐらい履修者がいたので、採点はそれはもう大変でしたが…いい思い出です。
・工芸大映像学科・磯野君
 インタラクティブの黎明期を支えたスーパー1年生も今年卒業です。元気にしてると良いんですが。
・NAIST千原研&東工大佐藤研他、IVRC関係者のみなさん
 IVRC関係ではお世話になりました。特にアオキくんとか、スーパーIVRC学生もいったんは卒業ですね(彼は、その後JSPS博士らしいですが)。NAIST千原研は「Invisible」チームご一同ですね。LavalとIVRC2006以後、なかなか連絡する時間がありませんが、本当に面白い人たちだったと思います。
・JAIST宮田研のみなさん
 Lavalに短期留学していた木村君をはじめとして、研究関係含めて、ほんといろいろお世話になりました。面白い人がそろってましたよ。
 で!地震ですよ地震!!!
 マイミクさんの日記→ニュース見て驚きました。
 http://www.asahi.com/national/update/0325/TKY200703250039.html

 日本って本当に怖い国です…私も親兄弟は日本に居ますので、他人事じゃないんですよね…。
 何かあってもすぐには助けに行けない距離なので。
 日曜の朝だったのが幸いだったのでしょうか、とりあえず知り合いで直接損害を受けた人は居ないようですので、胸をなでおろしておりますが…。
(研究室が雪崩になってないといいんですが)
 不謹慎な表現かもしれませんが、こうやって日本という国は波乱含みで、ダメージを乗り越えてどんどんと強くなっていくんだなあ…と感じることがあります。
 ノンビリすごしていようとも、あくせく働いていようとも、突然の事件事故災害は「必ず」起きるし、それで積み上げてきたものが一瞬で失われる人も居れば、その苦境をバネにさらにがんばる人もいる。
 特に修士以上の学位をとられた方は「卒業おめでとう」という単純な言葉では、表現しきれない「いろんな苦境」があったと思います。…いろんな苦境を乗り越えて、

「きょう"芽出度く"卒業する」

という心境なのではないでしょうか。
 再来週ぐらいから4月に入り、会社や新しい環境でウキウキと、そして他人の人生とちょっぴり比べてしまう日々がなんとなく過ぎていくと思います。

でも、何か他人と比べて

「劣るんじゃないか」

「うらやましい」

「こんなやつと一緒の釜の飯を喰えるか!!」

なんて不安や憤りを感じたときは、今日、この時点で

「どれだけの苦境を味わってきたか」、

「どれだけ挫けずがんばったか」を

思い出してみるといいでしょう。
 学位は学位、卒業は卒業です。大学生活も百人百色。そして人の人生に与えられる苦境も百色なのです。
 大事なのは、そこであきらめて終わらずに、いま「まだ生きている」ってことです。
 大切なのは、そこで周囲に同調して、「何のために生きてるか忘れない」ってことです。

 皆さんは、みんな「非凡な才能」の持ち主です。

 数年後、どこかでお会いしたときに「凡人化」していたりしたら、私はガッカリしてしまいます。
 健康も損なうことなく、魂も腐ることなく、

 「非凡なあなた」が

 「超非凡なあなた」になって、

 イキイキと大活躍していることを本当に本当に期待しています。
 みなさんの卒業によせて
                 しらいあきひこ