[CFP] Call For Papers

In this year, I have to get accept some articles on international conference and journals.

In the past days, I had managed them on my Wiki site, but I guess such as CFP(Call For Paper/Participation) should be posted to Blog like here.
http://akihiko.shirai.as/modules/bwiki/index.php?CallForPapers

Now, there are too many international conferences about Entertainment Technologies.
But their qualities of conference (submission, management, difficulty and publicity) are completely different.

So, it looks like a vogue.
I know such as situation is just typical “Research of Play” in medieval to modern generation.

Someone says,
“Research of Play is Playing of Researcher, isn’t it?”

I am not sure it will be true or not, but I think it will be a hint archiving CFP linked to Entertainment Technologies.
Also it will be a good memorandum for my research….

Akihiko Shirai, Ph.D
Invited Researcher
Presence & Innovation Laboratory ENSAM France
http://akihiko.shirai.as/

http://akihiko.shirai.as/

トイレ休憩での出来事。

さーてがんばるぞ、とPC再起動がてらトイレ休憩。
なんか市民ギャラリーエリアに見たことがある感じの子供たちがいる…。
うちの息子も来月は、どこぞのギャラリーに校外授業に出るといっていたっけ。
…つい自分の息子を探してしまう。
いやいやこんなところにいるはずが無いよ…と思ったら子供たちのほうから「ナルィコのパパだ!」と発見される。
よく見たら、息子の学校の年中-年長クラスの子供だった。
市バスに乗ってこんなところまで来れるなんてえらいね!
全員自分の名前いえてえらいね!
来年には自分の職場に自分の息子のクラスメイトが来るんだろうか…と思いながらトイレ。
そういえば大きいほうはずいぶんしてないような気がする。しばし格闘。
無事戦い終わって、流す前にふと下を見たら、卒倒しそうになった。
トイレが真っ赤。
実はここ最近、便にすこしばかり鮮血がついていることがあったのだけど、ここまでではない。
確かに痔とかは数年前に何回か切ったし、そのおかげで消化器系には気を使っているし、コーヒーだってほとんど飲んでないのに。
というかこの出血の仕方は外痔核じゃないな。痛みもないし。
となると大腸とか直腸とかにできたポリープとかから出血してるってことになるのか…とか冷静に判断してみる。
とりあえず投稿終わりしだい、医者だなあ。
食事も便通がよいものを心がけないと。
てゆーか、普通に職場に2泊3日で泊まり続けて投稿作業とかしている時点で体にいいはずが無い。
そして、実は今日は息子の誕生日だったりする。
死ぬ気で終わらせ、俺!!てゆか死んじゃあダメだ!!!

まだ起きてる。

その後、嫁が作った食事をトータル5人前ぐらい食べて、フランス語教室に行っ
て、息子を迎えに行って、Linuxでほげほげしてたら、だんだん「どうして投稿
が間に合わなかったんだろう?全部項目満たしているはずなのに!」と腑に落ち
なくなってきた。
意を決して、SIGGRAPHチェアにメール書こう!
と思ったら、偶然にも向こうからメールが。
どっちの不備かわかんないけど
1日半延長、ということらしい。
とりあえず軽く寝る。
そういえば連続何時間起きてるかわからなくなってきた・・・が起きてて良かっ
たのかも。

[お知らせ]大社優子写真展

おっと、寝てしまう前に告知。
メディアアート職人の笹田晋司先生から展覧会のお知らせ。
(略)
さて、今回ご連絡いたしましたのは、私の知り合いがパリで写真展を行うことになり、1月17日から27日まで展示をしております。私がプログラミングしたインターラクティブ作品も展示されていますので、もしパリに行かれることがありましたら、立ち寄って頂けたら幸いです。(と誘っておきながら、私は学校業務の関係で会場にはおりません。恐縮です。。。)
1.17-1.27.2007『travel』
国立シャイヨー劇場(フランス)
大社優子写真展
THEATRE NATIONAL DE CHAILLOT
1, place du Trocade´ro 75116 Paris
BP 1007-16 75761 Paris Cedex 16
"no tatami spot"
火-土曜 19:00-20:15 日曜 13:30-14:45
詳細は、下記のホームページの頭で紹介されております。(今回展示された作品以外のものも紹介されています。)
http://duco.jp
突然のご連絡で恐縮ですが、
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
—-
笹田さんの作品は
これなんじゃないかな?
http://duco.jp/album.html
Javaだろーか?
なんかもっといろいろできそうな感じがする。
オープンソースでどうにかならないもんだろうか、とか。
…とかいろいろ考えてしまうという意味ではいい作品なんだと思う。
写真集的にはどうなのかしら?
あ、写真展で思い出した。
2006年に撮りためた4,000超えの写真の中からフランスの「空」の写真だけ抜いて、なんかつくろーかと思案中。
たぶん夢の中で。

帰って寝ます

投稿失敗した。
さすがエマージエンシー宣言しただけのことはある。
3人もの仲間に支えられて、がんばっただけに、非常に後味が悪いです。
とりあえず、後片付け&停滞していたReVolution関係の事務作業をしていたら、息子の登校時間がとっくに過ぎていた。
ああこれも登校失敗。
…笑えない。
それにしても人間、これだけ寝なくても、固形物食べなくても(飴だけで生きている)、けっこう大丈夫なもんだなあ。
ああ、フランスはソルドのシーズン。
男はPC関係。
女は服と雑貨を求めて
町中のショップというショップ、
そしてネットというネットを漁り歩いている。
いいなあ、ちょっと寝たら散歩に出るかな。
昼夜逆転しそうだけど。
ちょうど日本時間ってところかな。
携帯の電池切れちゃったから、フランスのローカルタイムもよくわからんことになってるし・・・。

あと3時間

いつからご飯食べてないんだろう?
腹減ったな。
それにしても自分の体がくさくて嫌だなあ、昨日、晩御飯食べて息子の顔を見に帰ったときに、風呂はいってくればよかった。
日本で木村君と高橋君、ベルギーでGillが手伝ってくれてます。
締め切りまであと3時間でどこまでやれるかわからないけどがんばろ。

エマージェンシー

やばい。
ここ数年でありえないぐらいSIGGRAPH E-Tech投稿に間に合いそうに無いです。
去年もひとり+モロッコからの留学生でどうにか間に合わせたんですが…早くも反省会を開きたい心境になってきました。
・年末風邪引いたのは痛かったかも、記憶が…。
・Vista+Visual Studio2005環境は謎のエラーが多すぎ
・しかもVS2005SP1入れようにもインストールできない
・OpenCV関係の技術検証が遅々として進まない
・要素技術が整理できてないのもあって、英語の書き物に頭が切り替わらない
・ここ数年、E-Techは落選続きなのでどうにかしないと。
・あせる
…なんだかんだいってあと48時間ですので、ノイローゼにならない程度にがんばります。
といっても48時間ぐらいならぶっ通し徹夜しても死にはしませんが…こんなことなら研究室の新年出張に参加しておいたほうがよかったのかも…。
まあ後悔先に立たず。
やれるだけのことをやるだけなのです。
例年の失敗としてはSIGGRAPH採択にこだわりすぎて、年初~上半期の予定がぐちゃぐちゃになってしまうことですね。
投稿に間に合うかどうかよりも、基礎技術を高めないと…。
特に今年は本数を稼がないといけないみたいなので。
しばらくBlog休むかもしれません。
ネタ帖には常に書き留めているので、バッファをフラッシュすることはあるかもしれませんけど。
がんばれ自分。

The Rabin Ezra Scholarship Trust

昔、イギリスのCriterionというゲーム会社で「RenderWare」というPlayStation2などに採用されていたマルチプラットフォームを特徴にしたレンダリングエンジンの仕事をしていました。
クライテリオン自体、Canonの欧州研究所のスピンアウトが3人で立ち上げた会社で、現在は世界最大のゲーム会社EAに買収されグループ会社になりました。まあこのこと自体は今日のアーティクルとは関係ないので割愛しますが、今日は、立ち上げのときからずっとコアの技術をやってきた古い友人の話をします。
Rabin Ezra(レイビン・エズラ)というイギリス人です。
RenderWareのコアを見たことがある人は、ヘッダファイルなどで名前を見たことがあるかもしれません。
親日家で日本語検定3級ぐらいもってました。照れ屋であまり人前で日本語をしゃべることはありませんでしたが。クライテリオンのエンジニアは、生粋の英国調エンジニアと言うか、理路整然としていないと嫌だ、と言うタイプが多くて、私もかなり叩き込まれました。英語も、プログラミングも。そんな中でもレイビンは、物静かにやさしく微笑んでくれた、そういう人です。
レイビンは、技術の核の担当者と言うこともあり、いつも誰からも切望されていました。RenderWareのお客さんは当然のこと、Criterion内部でも、CanonのMR研といったコラボレーターも「不可能を可能にする仕事」は常に彼の仕事でした。
たとえば、PlayStation2初期の頃はCPU上の演算が主で「どうがんばっても4名までしか人間が書けない」という状況でしたが。rpSkinというスキン&ボーンズデフォメーションをVU側で行うプラグインを彼らが書いてくれたおかげで、22名以上、つまりサッカーゲームが作れるほどのパフォーマンスをたたき出すことが可能になりました。そう、これが無ければ「ウイニングイレブン5」は存在していなかったかもしれないのです。
他にも、MR研との仕事では、左右眼映像が1行ごとに入れ替わる、メガネなしレンチキュラディスプレイのための特別なレンダラをものの数日で書いてくれました。
そう、忘れもしないSIGGRAPH2000では、SCEIのGSCUBEのプロジェクトに付き合って、近くのホテルにカンズメになって、PDIドリームワークスの「Antes」5000体レンダリングなんて仕事もしていました(このときはFinalFantasyのほうが日本人には話題になってましたけど…)。
そんなスーパーマン中のスーパーマン、レイビンは日本好きということもあって、私はよくしてもらっていました。彼が日本に来たときも、うちの嫁とよく3人で鎌倉にいったりしました。雨の鎌倉を靴ごとびしょびしょにして、歩き回って、両親のためのお土産の鉄鈴を買ったりしたものです。彼自身、日本語を学ぶのがどんなに大変かを知っていたので、私や嫁がいい加減で貧相な英語をしゃべっても、無愛想にしたりは絶対にしませんでした。本当にやさしい、いい人でした。
クライテリオンのビジネスが上向きになって、彼はロンドン近郊にマンションを買いました。確か両親を思ってのことだったと思います。その後、クライテリオンが買収されて、多くのエンジニアがアメリカに渡ったり、散り散りになったりしましたが、彼はその後SCEE(欧州)に移籍し、グラフィック関係のR&D仕事を続けていました。
私がフランスにきてからは「いつかロンドンで学会が開催されたら、マンション見に行くから!」と言っていたものです。
時間帯が近いので、いつもMSNのポップアップを見ていました。
そんな、2005年夏のことです。旧同僚のナカムラさんから悲しい知らせをいただきました。
レイビンが会社の仕事でMalta島のゲーム会社を訪問したときに急性肺炎にかかって他界してしまいました。
私は…私だけでなくレイビンを知っている人、おそらくみんなが、本当に突然のことで、驚きと、悲しさと、喪失感に襲われたとおもいます。
もう二度と立ち上がることの無いMSN。
メールを送っても二度と返事は返ってこないでしょう(何度か送ったこともあります)。
「rabin@acm.org」という、彼のニックネームでもあったACMのメールアカウントでGoogleを検索すると、今でもSambaのChange-logに書かれています。
http://samba.org/ftp/unpacked/samba_3_0/source/change-log
彼は本当に名前の残るべき仕事をしていました。
彼は本当に、短い生涯でしたが、リアルタイムグラフィックスの中で、大きな仕事を微笑みとともに、たくさんやり遂げました。
時々、イギリスで学会があると、いつもレイビンのことを思い出します。
いつか、お墓参りにいきたいとも思います。
そんな日々をすごしていた昨秋、またナカムラさんからメールが舞い込みました。
—-
この度、Rabin のご両親がチャリティを設立しCG 関連の研究をする学生を対象に奨学金を付与することになりました。
Criterion 側ではRichard Parr (rparr at europe.ea.com) が中心となり、寄付のとりまとめや、奨学金付与対象のプロジェクト選考のコミティに参加しています。白井さんご自身も含め、お知り合いでこのチャリティ、奨学金にご興味があるかたがいらっしゃればと思いご案内する次第です。
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本当に!驚きました。
そして、感動しました。
なんてすばらしいご両親なんだろう!レイビンのご両親は!
しかも、CG関係の奨学金なんて本当に、全くと言っていいほど存在しません。
すぐに心当たりのある学生さんには紹介しました。
(残念ながらそれほど英語力がある学生さんに知り合いがいないのですが…)
詳細はこちらのURLで入手することができます。
http://www.rabinezra.info
亡くなった息子のために、こんなサイトまで用意してくれるご両親。本当に胸を打たれます。
奨学金に関する要綱はこちらです
http://www.cs.ucl.ac.uk/staff/m.slater/Private/Rabin/Fund/applicant-info.pdf
なお奨学金の初めての募集締め切りは1月19日です。
どういうわけか、この日はたくさんの締め切りがありますね…複数のコンピュータゲーム関係の学会、SIGGRAPH、etc….。
でも若い皆さんは、臆せず、そして笑顔で、
コンピュータグラフィックスの魅力の世界に挑戦していってほしいと思います。
私の心の中のレイビン・エズラに捧げます。

フランスに留学する前にそろえておきたいもの

JAIST・宮田研の かいせいくんが22日からうちの研究室で留学開始です。
今年は3ヶ月強、とけっこう長いのでいろいろできそうです。
さらに、彼は無料でフランス語を学べるので去年よりは成果を出さねばなりません(とプレッシャー)。
でもフランス語教室には女性が多いので、楽しく勉強できるでしょう。
(詳しくはきてからのお楽しみ)
さて、以下、彼への確認も含めて「フランスに中期留学する前にそろえておきたいもの」としてみます。
基本は大事な順です。
・健康な体、あふれる勇気
・資金(だいたいLavalの場合、月1000Euro+)
・VISAのクレジットカード
・電子辞書(最低最悪でもポケットフランス語辞書)
・フランス語能力「挨拶と1から100までの数字」程度
・新生銀行かシティバンクの銀行カード(残資金をここにおいておく)
・トラベラーズチェック(AMEXとかなら比較的普通に使えます)
・現金(最大500Euro)普通にスリに合う人がたくさん。
・この時期は「ちゃんとした冬服」。半端な冬服は役に立ちません。
・国際学生証もしくは生年月日と写真が入った証明書
・パスポートのコピー(携帯用)
・体を洗うナイロンたわし(無いんです!!風呂桶もないし)
・ノートPC(無線LAN推奨)もしくはQWERTYのキーボード
・しょうゆ1.5L(任意。500mlでもあると食事の幅が広がります)
デジカメとかはサムソンのとか安く買えますから必須ではないです。
携帯電話も3G契約してもってくるぐらいなら、プリペイドを買ったほうがいいかも?
TGVは電子チケットがあるから大丈夫ですね。
p.s.
 Alexandre@Virtual Scooterがお土産ほしいって言ってます。
 「ああ、あの日本で飲んだ蒸留酒、なんていったっけ、shoujoが飲みたい!」だってさ。
 (焼酎の間違いね)

学位論文書くときのコツ

M2の人は修士論文で大変みたいですね。
人格崩壊したり、失敗したりする前に、なんとなくコツのようなものを列挙してみることにします。
とりあえず学部の人も博士の人も関係あるかもしれないけど、修論に絞って書いてみます。
(ちなみに章立ては基本的な科学論文と同じ章構成になってますが、学位論文の場合、これにこだわる事はありません)
・目次はとっとと書き終わる
 本当は10月ぐらいには書き終わって先生に同意を得ておきたい事項。
 もしいまごろ論文の構成を変えているなら、すぐに目次を見直すべき。
 ぜんぜんページ数の配分とかぐちゃぐちゃなときとかは今のうちに見直してしまおう。
 たいてい書きすぎの項があるはず。
・大作を書こうと思わない
 そんなに大作書きたいなら、学位論文書き終わってからにしてください。
 さらに、その学位論文、PDFにして研究室のHPに置けますか?
 もしそういう「誰に見せても恥ずかしくない論文」が書けるなら、以下を読む必要はないでしょう。
・1章2章から書かない
 書くなら4章5章から書きましょう。
 なぜかというと、工学系の場合は「やったことベース」に書くしかないから。
 やったことがそんなに多くないのに(or多くかけないのに)、理論やバックグラウンド、序文ばかり大きいのはちょっと恥ずかしい。
 特に5章の「結果のまとめ」ができてないのに、バックグラウンドや理論はかけませんよ。
・参考文献を最後に書かない
 参考文献を「最後に取り掛かればいいや」と思っていると、締め切り間際になって非常に重要な論文に出くわしたりしてあせります。
 普段からZOTERO(http://www.zotero.org/)を使って集めておくか、2章を書くときに一気に必要な件数をそろえてしまいましょう。
・先生との別れ方を考えておく
 島本和彦風に「どりゃああ」とか言いながら先生の顔に叩きつけてスキー旅行に出かける…!
 とか(↑は冗談ですが)いろいろ考えながら論文を書くといいです。
 研究というのは永遠に終わらないものなのです。だから終わらせ方を学べ、ということ。
 最後の最後で主査の先生にからまれて卒業遅れそうになる人とかは普通にいますので(笑)。
 いかにして円満に卒業できるか、そのために頭を使いましょう。 
 ちなみに普通の工学系修士の学生で就職が決まっている人は、M2の冬が「もっとも大学と先生が嫌いになる」瞬間のはずです。
・付録は充実
 プログラム、ソース、実験データ、図解、ビデオ、パワーポイント、関連ソフトのインストーラなど「卒業後に先生に呼ばれないように」というコンセプトで、
 論文と平行してしっかり整理して整理しておいて、提出と同時にCDROMに焼いてしまうと、スキー旅行に行きやすくなります。
 反対に、論文書き終わっているのに、まだプログラム直してたりすると、卒業式までなぜか研究室で徹夜してたりすることになります。
・先生の立場も考えよう
 「修士は早く出す、博士はその逆」…これは大学院指導教官の学位に関する基本戦略です。
 「就職が決まっている修士の学生が卒業遅れ」…これは教官の指導能力もしくはコミュニケーション能力の不具合を意味します。
 「就職が決まっていない博士学生が卒業遅れ」…これはその学生が非常に優秀で、先生が離したくない、ということを意味します(もちろん単にダメ学生も同意)。
 『先生が卒業させてくれない…』と嘆く前に、まず先生の立場での最適戦略を考えましょう。
 その上で自分が何をするべきか。
・時には折れる
 科学の道は真実への道です、しかし無限に続いています。
 「自分の信じる科学」を突き通して、先生と喧嘩してしまう…なんてこともないことはないです。
 今あなたにとって大切なのは「卒業すること」です。指導教官と喧嘩することではありません。
 結果を捏造するといった反則行為をのぞいて、細かな記述や図解の注釈、仮説のコンセプトなど
 「自分が折れさせすれば穏便に片付く問題」は、以下のように片付けましょう。
 (1)まず先生の言ったことを筆記、そして確認。
  まとめてメールや紙に書いて復唱する。この時点で先生が非を認めることもあります。
  先生だって人間なので、たくさんの論文を短期間に見ていると、「右を左に→左を右に」といった修正をしてしまうこともあります。
 (2)直した上で自説を提案してみる
  指摘された点を完璧に直して、1発OKならそれでいいです。修正点をPOST-ITに書いて表紙に張っておくとなおよし。
  でもここで「納得がいかないポイント」があるなら、よりよいバージョンとして「自分がすっきりする書き方」で書き直しましょう。
  ここで先生に頼りきりになると、あっというまに「迷宮落ち」しますので注意。
 (3)自説・自分の論文にこだわらず、単なる1ページとして書き直してみる。
  特に「言い回し」を指摘されたときに多いのですが、実は図解が足りないだけだったのに、
  「この言い回しをどうにかしてもっとわかりやすくできないのか?」と言われて腹を立てている学生が時々います。
  しかし先生としても「ここにもう一枚、図を書いてくれ」とは言いづらいものです、すでに大変なので気を使うのです。
  でも、手書きで描いた図を持って『こんな図を入れてみたらどうでしょう?』で片付いてしまうこともあるんです。
 (4)自分の「科学に関する妄想」は捨てる
  これは最終段階ですが…。まず、あなたは長時間の執筆で疲れています。
  自分が信じている「科学への理想」は妄想…と思いましょう。
  結局、あなたが主張していることも、先生が主張していることも10年もたてばいい思い出ですし、
  50年もたてば笑い話にもならないでしょう。ここは生き延びて、笑い話にすべきです。
  もしあなたのプライドがどうしても許さないなら…!先生の見ていないところでBlogに書いておくか、
  TeXのコメントに恨み辛みを書き綴るか、もしくは「著者・自分一名」で学会にフルペーパーを投稿すべきですね。
  初任給と初ボーナスで特許申請してしまうというのもいいストレス解消かもしれないです。
・バックアップを取らずにマーフィの法則を語るな
 あまり知られていないことですが、大学の研究室でもっとも消費電力が高まるシーズンは1−2月です。夏よりも。
 普段でてこない学生も含めて、大学全体が不夜城になるだけでなく、PC全体がガリガリとフル稼働します。
 ハードディスクもたまりにたまったデータがあり、非常に不安定になります。立ち上げっぱなしで作業するのでスワップも多くなる。
 古い設備の大学などは(それが理由かは定かではないですが)、供給電圧が不安定になり、PCに不具合がおきやすくなります。
 たとえば不意のブルースクリーンなど。で、ハードディスクに傷がつきます。さらにそれを直すためにスキャンディスクやデフラグなどをみんな一斉にかけ始めます。
 さらに電源状況は悪くなり、スキャンディスクの最中に停電…!なんていう事態まで起きたりします。
 そう、元凶を取り除くためには「論文を書かないこと」…じゃなかった、「バックアップをとること」です。
 ハードディスクなんて論文書き終わったらごっそりフォーマットするか、そのまま新品買って置き換えればいいんです。
 USBメモリドライブなどだって最近は安いですから、毎晩大事なファイルをフルコピーするbatファイルを書いてバックアップしたってバチは当たりません。
 TeXで書いている人は、SVNを使ってサーバーなどにおいてしまうのもよいでしょう。
 もちろんDocで書いている人も、ホームページやGmailアカウントに添付で送っておくとかいろいろ手はあります。
 とにかくこの時期のアクシデントは起きるべくして起きます。
 「今日一日の作業がふいになった~!」といって嘆かないことです。
 そこのあなた!フォーマットかけてVistaRC1をインストールしている場合じゃないですよ!!それは現実逃避というものです。
 
・問題解決能力/問題発見能力
 「学部と修士卒の違いは何か?」と聞かれて答えるなら、それは「問題発見能力」なのではないかと思います。
 もちろんほかにもいろんな答えはあると思いますが。
 先生からの視点ですが、学部の研究には「問題の解決」をテーマにしていることが多いです。
 …で「その延長で研究をやっている」と思っている人は間違い。
 迷宮に入る前に、「問題そのものを発見する」というところに視点を移すべきです。
 『先生から言われたのでやりました』というスタンスは事実であっても、論文中で肯定してはいけません(読者や指導教官が赤面する)。
 「このような常識があるが、それが問題なのだ…!そして自分はこういう仮説に基づいて、こう解決した」…という方法論をとれないかぎり、
 修士として「2年よけいにやってきた」とはいえなくなってしまいます。
・『俺は書ける!』と信じること。
 年末年始、ぶっ通しでがんばっちゃったりした学生に多いんですが、この辺で突然心の調子が悪くなって、倒れてしまったりします。
 さらに風邪を引いたり、胃を壊したりして入院したりすると、本当に「物理的に」卒業が危うくなってしまいます。
 まだ正月に飲酒運転で交通事故を起こして卒業できなくなったほうが諦めがつきます。
 若いあなたはまだ気がついていないかもしれませんが、人間の体調というものはこのような精神的な緊張状態では、面白いほど簡単に崩れます。
 たとえば、消化器科の先生に聞いた話ですが、胃潰瘍もちは、誰かに嫌なことを言われただけで、その瞬間、胃壁が真っ赤になり、血管が浮き、口内炎のような炎症…つまり「胃に穴が開く」という状態になります。
 さらにそこに徹夜をしたり、スナック菓子やカップラーメン(塩と油の塊)を食事の代わりにしたり、コーヒーをがぶ飲みしたり、気晴らしにお酒を飲んだりしたら自殺行為です。
 そんな自爆行為をするぐらいなら、まず机の前で『俺は書ける!書ける!書いて卒業するぞおお!!』と叫んでみましょう。
 周りで聞いている研究室の学生もきっと勇気付けられるはずです。
 同様に「夜9時に寝て朝3時に起きる」(これは研究室が混んでなくていいという効果もアリ)、「とにかくシャワーを浴びる」なども効果があります。
 気晴らしをするなら健康志向で。自分を信じて!ということですね。
以上、今も徹夜でがんばっているであろう修士2年の皆さんにささげます。
がんばってね。