1月10日あたりの日記で、市場の危うさを指摘してたその直後にライブドアショックがあって、正直(忙しくて何も書けませんでしたが)、おお!いい勘してるんじゃん?と我ながら胸をなでおろしておりました。 実際、個人的な生活費兼研究費は個人で管理せねばならないばかりか、為替レートや市場動向で大きく影響を受けます。 ユーロはEMUのおかげで右肩上がりではあるのですが、日本円から換金する立場上、それは辛い立場でもあります。また月給生活ではないため、急激な円安など市場の動向が、生活の基礎を脅かすこともあるので注意が必要です。 まあそのようなわけで、かなり客観的ながらも、今回の事件で日本株は世界経済にどの程度の影響を及ぼすか、ということが感じられたのはよい勉強でした。 為替は現金ですから、利益は少ないですが、無茶さえしなければ株のように「紙くず以下」になったりすることが少ないのが多少なりとも救いです。 と言うわけで今日の日経からですが、 「日経平均大幅反発、上げ幅一時300円超・不安心理後退」 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060124AT2D2400A24012006.html …これなんて典型的な日経新聞調の「煽り記事」ですよね。 冷静に考えて、ここ数日のパニック売りで市場が反発材料を求めているのは当然のこと。なんと言っても売り抜けたらその後は現金が手元に戻ってくるわけで、借金して株買ってる人はここで借金返して勝ち逃げするか、マクロで下がると判っているとしても再投資するかしか選択肢はないわけです。これは「金融の性」ですからとめられるものではありません。 ※借金してない、現物のみの個人投資家も心理的立場は同様です。ですが、実際に現金が入って再投資まではあと1,2日かかるかもしれないですね。 デイトレならここは、理由なく火の粉を被って下げた銘柄を狙うべきでしょう(例の管理ポスト銘柄は額面50円どころか1円だったはずですから、どこまでも紙くずまで突っ走ります)。しかし中長期的視点でいえば、ここは間違いなく、引き。 「絶好の買い場だよ!!」と思う人はバーチャル株でも買っててください。100万円もらえますから。 http://www2.nomura.co.jp/vstock/VirtualServlet 大きな理由としては、ここらで海外からの日本株全般の大規模な再評価が入ると思われます。日経平均15000円というのは一時的な高騰とされ、今後、事件なり、小泉内閣の企業優遇政策の転換などですぐにまた苦境に立つ要素が並んでいます。そんなわけで海外の投資運営会社による日本株のファンドの動向などは嫌な予感がします。個別銘柄については25日平均線、カイリ率など基本的なテクニカルチャートをまずは確認すべきでしょう。それから前回の検察のLD踏み込み日が偶然にもSQ翌営業日だったのも気になります。となると次のブラックマンデー予定日は2/13,3/13といえるかも。特に3/13は決算期もぶつかって危ないですね、ちなみに私の誕生日ですが。 それでも「オレは買うんだぃ!!」という樹海が大好きなお友達は、 「にっけいしんぶん新聞」の「愛ルケ」でも読んで頭を冷やしたほうがいいと思います。 http://nikkeiyokyom.ameblo.jp/ ま、個人で投資商品・株を買ってる人への役に立たない情報でした。