テレビ東京がネット配信開始

アニメ関係では他者の追従を許してない感じのテレビ東京ですが、2月1日から過去に放送したアニメをネットで放映するそうです。
www.kahoku.co.jp/news/2006/01/2006013101003752.htm
ani.tv/theater/
まだ詳細は公開されていませんが、期間限定のライセンス方式で売るんでしょうかね?
値段的にも1本105円とはなかなか良心的な気もします。
これで海外に住むアニメオタクも裾野が広がりますね。
まあテレビ東京のアニメって系が偏ってますけど。

飯ログ:セップ茸(Cepes)のオムレツ

カレーは元からそんなにたくさん残らなかったので、昼ごはんでほぼ片付いてしまった。
 
イエローカレーの鶏を焼いて、タンドリーチキンで食べてもいいかなと思ったが、もうこれ以上痛めつけるのはかわいそうなので、ぺろりと食べる。
 
犬がものほしそうに見ている…が、あげない(事故になるから)。
 
鶏とバゲット(フランスパン)だけでは若干足りない感じだったのだが、もう12時。あまり重いものは食べたくないので「セップ茸」のオムレツ、それもちょっと大きめのやつを作って食べることにした。
 
—-
【目標】「セップ茸のオムレツ」1人前+
セップ(Cepes)とはフランス料理に使われる高級きのこで、南仏~イタリア、スペインあたりにあるらしい。イタリアではポルチーニと呼ばれる。秋の味覚。マツタケ同様栽培が難しく野生のものが販売されている。巨大なものもある。写真はすでに南仏のマルシェで撮ったのだが、今はないのでまた今度。生のセップなどこの時期には手に入らないので、今回は、いや今回も(いつも)乾燥セップを使う。香りは独特だが、あえて近いものを挙げると椎茸に近い。
 
【材料】
・卵     小4個
・セップ茸  6かけほど
・生クリーム 大さじ1
 今回の使用品はフランス製15%のもの,今回はスジャータ製の生クリームでもよいはず、量は好みで
・塩     小さじ1
・オリーブオイル 少々
 
【調理】準備15分+調理5分程度
1.卵を溶いて、乾燥セップをお湯で戻す。
 セップはものによるだろうけど、軽く水で洗うか洗わずに等量のお湯で15分ほど戻す。茶色の出汁が出る。卵は白身と黄身で分け溶きするのもうまいが、今回は4個ともしっかり溶いてよい。塩はここで入れておく。
2.大き目のフライパンを熱する。オリーブオイルを引く。
3.中火にして卵を半分引く
4.セップの出汁を半分溶き卵に混ぜる。戻ったセップの身のほうは、焼いている卵の上へ。
5.生クリームを溶き卵の中にひとさじ入れて、軽く混ぜる(激しく混ぜる必要はない)。
6.フライパンの上の卵の周辺が固まってきて、ひっくり返せそうな雰囲気が出てきたら、円形の下半分めがけて残りの溶き卵(+出汁+生クリーム)を投下する。身が寄ってたら適当に左右に均等に。
7.適当な美的感覚で、上半分を折り返して出来上がり。
 
【食べ方】
 とにかく熱いうちにどうぞ!絶対ケチャップなどはいらない。残ったセップの煮汁でソースを作るという高度な技もあるかもしれないが、とりあえずセップの味わいをまずはどうぞ。
 
【考察】
 生のセップ、もしくは冷凍輸入のセップはとんでもない値段がするので乾燥ものをつかっているが、50gで500円はしない、結構気軽に使える値段である(今回は5g程度しか使ってない)。
 このメニューを作ったのはまだ2回目だが、まだ納得いく仕上がりになったことがない。
 オムレツだけなら上手に作れるのだが、出汁の水分が制御できないのでちょっと苦労する。出汁巻き卵と同じ要領で、四角いフライパンを使えばいいのかもしれないが(ない)。
 セップのソースについては、これはもうフランス料理店に行って舌で盗んでくるしかないかも。白ワインを足して…つい醤油をたらしてしまいそうだが。。。
 セップと椎茸は似ているので、日本でも近いメニューは作れると思う。さすがに乾燥椎茸を戻して同じようなオムレツが作れるとは思えないが(できたらやってみてほしい)、椎茸とチーズは合うので、エメンタールなどを混ぜれば椎茸嫌いの子供も喜びそうな?メニューになるのではないだろうか。
 なお、オムレツに生クリームを入れるテクニックはうちの母親の技術。前回のカレーピラフで嫁に「生卵禁止」を宣告されてしまったので、硬めに焼いた卵でも、舌に芳醇な旨みが残るように工夫したつもり。今回はバターをまったく使っていないが、腕に覚えのある人は、非テフロン加工フライパン&バターで作ってみてほしい。難しいから。
 

知的詐欺

今日は「ズッコケ系SPAMの当たり日」か何かだったんだろうか。
こんなメールが舞い込んだ。

Dear Akihiko Shirai:
On behalf of the WMSCI 2006 Organizing Committee, I would like to invite
you to participate in the 10th World Multi-Conference on Systemics,
Cybernetics and Informatics (www.iiisci.org/wmsci2006), which will
take place in Orlando, Florida, USA, from July 16-19, 2006.
The best 10%-20% of the papers will be published in Volume 4 of JSCI
Journal (www.iiisci.org/Journal/SCI/Home.asp). 12 issues of the
volumes 1 and 2 of the Journal have been sent to about 200 university and
research libraries, and 6 issues of Volume 3 (2005) will be sent to a
larger number of library. Promotional, free subscriptions, for 2 years, are
being considered for the organizations of the Journal’s authors.
We are emphasizing the area of Information Systems, mainly Multimedia
Systems, Technologies & Applications which, we think, are related to your
specific area.
Also, we would like to invite you to organize an invited session related to
a topic of your research interest. If you are interested in organizing an
invited session, please, fill the respective form provided in the
conference web page, and we will send you a password, so you can include
and modify papers in your invited session.
Organizers of the invited sessions with the best performance will be
co-editors of the proceeding volume where their sessions’ papers were
included and of the CD electronic proceedings. They will also be candidate
for invited editors, or co-editors of a possible JSCI Journal issue related
to their invited session papers.
You can find information about the suggested steps to organize an invited
session in the Call for Participation and in the conference web page.
If by any reason you are not able to access the page mentioned above,
please, try the following pages: www.iiis.org/wmsci2006 .
If you need a detailed Call for Participation, don’t hesitate in asking us
for it. You can also get it the conference’s web site.
If the deadlines are tight and you need more time, let me know about a
suitable time for you and I will inform you if it is feasible for us.
Best regards,
Professor Nagib Callaos
WMSCI 2006 General Chair
If you wish to be removed from this mailing list, please send an email to
wmsci.remove(a)iiis-sci.org with REMOVE MLWMSCI in the subject line.

いつものようにCallForPapersとして自分のWikiにまとめようとした。あて先に自分の名前が載っていることを除けば、普通のちょっとしつこめのCFPと何ら変わらなかったし、HPも見てみたがプログラム委員会が聞いたことない先生方が多いことを除いて特に気になることはなかった。まあそもそも「Systemics, Cybernetics and Informatics」なんていうジャンルで実名で
お呼びがかかるとはちょっと意外な気もしたが。
会議の時期もSIGGRAPH直前のフロリダだし、参加するのも可能といえば可能だし。
しかしなんというか、野生の勘が働いたので調べてみた。
…よりによってスラッシュドットのアーティクルにひっかっかってしまった。
(とりあえずざっくり読まれたし)
slashdot.jp/articles/05/04/19/0941201.shtml?topic=27
この学会が電波かどうか、金取り学会かどうかは今私はここで断言できないと思う。参加したことないし。それに400-450USDというのは国際会議ではめちゃくちゃ高いほうではない、むしろ安いほうに入るだろう。
むしろ、これを金取り学会に認定すると、私はもっと「不快な価格設定をした金取り学会」を列挙しなければならなくなる。
おそらく問題は、このMITのサイトにある、"SCIgen – An Automatic CS Paper
Generator"が原因なのだと思う。
pdos.csail.mit.edu/scigen/
簡単にいえば、自動でコンピュータサイエンスのそれらしい図入りの論文が生成できてしまうWebサイト。まんまだけど。
このWMSCIという会議は過去に、この論文ジェネレータが書いた論文を受け入れてしまったらしい。
結果、詐欺国際会議でも金取り国際会議でもないのに、アカデミックSPAMぎりぎりのメールを送信してまで、集客しなければならなくなった。はぁ。
ちなみに暇がある人はスラッシュドットを細部まで読んでもらうといいのだが、こういう事件は初めてではないようだ。まあ機械が書いた論文を受け入れるなんて寄稿…じゃなかった奇行はそうめったに起こるわけじゃないんだけど。
せっかく7月のフロリダにいけるかと思ったんだが、いきなり萎えたなあ…。
こういうちょっとした会議も複数つながるか、欧州内で開催してくれれば参加も検討できるんだが…金ないな。

次は豆腐でも作るか

マイミクきょーこさん経由で「男前豆腐」なるものを知る。
どっちが親だかわからんが…
www.sanwatouyu.co.jp/
otokomae.jp/

なんかこういうノリって食玩で昔流行った気がする。
Flashと商品パッケージだけで馬鹿売れするなら、それも新しい産業のあり方だろう。
それにしても腹減ったな。
フランスにはまともな豆腐など売ってないので、
今度は大豆買って豆腐作ってみるか…。
豆乳ぐらいなら手に入るかもしれないしな。
水が硬いからうまく固まるかどうかわからんが。
ついでに納豆も作ってみたいが、
これは嫁さんに怒られるだろうなあ…。

チームZ

普段はよっぽどネタになりそうなSPAMが来ても削除している私ですが、今回のはさすがにネタにしないわけにはいかないメールが飛んできたので紹介します。

Title:受験生の方へ
突然のメール申し訳ございません。
大学受験研究会、チームZと申します。自分たちは
会社組織ではなく、受験マニアな大学仲間5人でやっている
半ボランティア精神の受験生応援チームです。
自分たちは暇があれば受験に関して様々なことを
研究、分析しており、大学受験をされる方を対象に、
無料で様々な相談やアドバイスをさせていただいております。
そこで今回、全国の私立大学の入試予想問題が
完成いたしましたので、
ご連絡させていただきました。当チームでは学校別に
出題傾向を特殊プログラムで研究しており、
去年の受験シーズンから予想問題の無料配布を
開始いたしました。当チーム完全オリジナルの予想問題
ですが、去年は高確率で出題された学校が多数あり、
全国の受験生の方々から多くの歓喜のメールを
いただきました。
この予想問題は無料配布させていただきますので、
丸暗記するなり参考にするなり、すこしでも皆さんの受験の
お役に立てればと思います。ただし全国の主要な私立大学は
網羅しているつもりですが、学校によっては予想問題が
ない場合もあります。また、すでに私大受験が
始まっていますので、
学校によって受験が終了してしまっている場合もありますので、
その点はどうかご理解願います。当チームは現在、
半ボランティア精神でこのような活動をしておりますが、
将来的には大学仲間で進学塾設立も目指しています。
ですので、その為の研究も兼ねてこの活動をしております。
よって受験後に予想問題がお役に立てたかどうか、
出題率はどの程度だったかなど、
ご感想だけでもいただければ幸いかと思います。
私大の入試予想問題をご希望の方は無料にて
配布させていただきますので、志望校名を記載し、
下記メールにてお問い合わせください。
jyken789(a)yahoo.co.jp
※このメールを受け取られた方へ
突然のメールまことに申し訳ございません。
大学受験とは無関係な方が受け取られた場合は、
まことに恐縮ではありますが、
ご友人、ご親戚、知人の方などに大学受験生がおられる場合、
もしよろしければ、このメ−ルを転送するなどして
受験生の方に今回の件についてお知らせいただければ幸いです。
お手数ですが、ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
—-
「お知らせいただければ幸い」とあるのでお知らせしてみましたが。
ちなみにあて先はIVRCのお問い合わせアドレスで、配信先はTITECH.AC.JPでした。
大学生にこんなメール出して…アホですかあなたたちは。
しかも差出人査証気味だし。試す気はないけど。
これって新手の不正請求とかの手口なのかなあ…?
「チームZ」ってのがZ会を髣髴とさせてなんか間抜け。
『もうあとがない』って意味ですか。
せめてネタついでに対象の大学名ぐらい書いてほしいなあ…。

ナムジュン・パイク追悼

新しいビデオゲームを開発する人々が、世界で始めてのビデオゲームを発明した人を超える発明をするのは難しいように、メディアアートをはじめて世に打ち出した人を超えるアートを世の中に打ち出し、認知を得ていくというのは非常に難しい。

ビデオアート、正確にはメディアアートの創始者ともいえる人物「ナムジュン・パイク(白南準,Namjune Paik)」が亡くなった。
www.yomiuri.co.jp/world/news/20060130i515.htm?from=main5

彼の人生というのは、本当に1932年生まれの朝鮮人であるのかと思えるほど、国際的で、自由で、先進的な視野に満たされている。
戦火を逃れ、日本に住み、東京大学を卒業し、ドイツに渡り、その後ニューヨークや韓国で活躍している。

テレビというメディアをアートの素材として扱い、表現と作品と閲覧者のあり方、アートとテクノロジーの関係を大きく変えた作品がたくさん生まれた。

私も「Robotがゲームをする」というアートともいえるような科学デモ作品を作っているわけだが、Paikの歴史にはまだまだ到底かなわない。なんといっても「ロボット史上初の交通事故被害者」を生み出しているのだから(1982年)。

個人的には、近年のメディアート流行とその洛陽には考えされられるものがある。流行廃り、目立とう精神は別に悪いことではないのだが、はたして、Paikとともにあった40年の歴史の中で、彼の作品を越える、言い換えればメディアートの歴史に一石を投じるような作品や出来事がどれぐらい生まれたのだろうか。

私自身もこの訃報によって、もっとがんばらねば、という気持ちでいっぱいになった。それと同時に、60歳過ぎても現役で、作品を作り、世に評価されるということの意味を感じた。

長く生きて、それでいて大きな仕事をしなければ。
ここにナムジュン・パイクへの敬意と追悼を示したいと思う。

Wikipedia「ナムジュン・パイク」(日本語)

Project Gotham Racing 3 @ XBox360

マウス買いに行ったついでに週末は人だかりでゆっくり見れなかったXBox360「Project Gotham Racing 3」の試遊台をさわってきた。
projectgothamracing3.jp/screenshots/

うーん、HDTV(いつのまにかハイデフという呼び名が定着しつつあるな)クオリティってすげーなー。
PCで見慣れてるんだけど、やはりコンシューマゲーム機だと作りこみの細かさが並じゃない。

特に東京。すごい。
こんな看板の作りこみで、こんなサイズの都市が動いているかと思うとけっこうヨダレが出る。うひ。
どれぐらいすごいかというと
「これで広告掲載料とれるんじゃないか」とか
「マラソン中継ゲームを出したい…」と思うレベル。
松屋の牛丼の看板とか、まじやばい。
懐かしいな、牛丼。あのしょっぱい味噌汁。

なんで「マラソン中継」なんて物を持ってきたかというと、この手の都市の作りこみと、ブラーなどのレンダリング技術はもはや、車のような高速に動くものではなくて、かなり緻密に、かつリアルに限りなく近い見え方をするものに適用可能だってこと。
こんな作りこみをした東京を時速200km超で走り抜けるなんてもったいないぐらいだ。

なお車の作りこみはもう、こうなるとあまり興味がわかない。
むしろ車のインテリア(内装・コンパネ類)がまだまだ。
やはりこれはグローバルイルミネーション、すくなくともその風味でいかないと、味わいが出ないのだ(研究済)。

こんなに造りこんだ東京の街が、最高でも10万本しか売れないかと思うと、結構悲しいかもしれん。
ぜひ店頭でお試しあれ(買わないのか…?)。

いや、でもこれ見て本当に思うんですが「リアルなCGで購買意欲が増す」って嘘じゃないかと思うんですが、どうでしょう?
もうPGR3で「ゲームっぽいなあこれは」と思うのは世界観と操作感しか残ってない気がする。

2マウス壊れる

けっこうノートPCでプログラミングとかしてしまう派なのだが、静電容量方式のなん
たらパッドみたいなポインタデバイスは、指に負担がかかるのでつらい。
今のNECはそうでもないんだが、以前使っていたSharpのメビウスは、本当に指紋がな
くなってしまい「これで指紋認証機能とかついてたらアホだなあ」としみじみ思った
ものである。
というわけで、Blogやメールはともかく、ちょっと込み入った開発や映像関係の作業
をするときは、マウスを使うようにしている。別に安いのでよい、2ボタン+ホイー
ル、オプティカルであれば満足。
最近はワイヤレスもずいぶんと軽く安くなってきたので、職場のデスクトップのほう
は縁あって使うことになったMicrosoftのワイヤレスキーボード&マウスを使ってい
る。だってQWERTY配列だし。
しかし、メインで使っているノートのマウスが調子悪い。しばらく使っていると、ポ
インタが動かなくなる。
まるでフリーズしたか?と思うような症状なので心臓に悪い。
で先日、E.LecrercのPCショップに行ってみたら、見事なまでにワイヤレスとプチマ
ウスしかなくなっていてびっくり。地味な玄人マウスはあまり選択肢がない。
「うーむ、食品買い終わってから再度選ぶか…」
とカレーの材料を買いに行ったのだが、気がつけば閉店時間間際になってしまい、
すっかりPCショップに寄るのを忘れてしまった。
「まあ家にモバイル用のプチマウスがあるからそれでいっか…」
と使っていたら、どうも様子がおかしい。
今度は左クリックが反応なし。これもCPUの速度が遅いのか?と勘違いするので心臓
には悪くないが胃に悪い。
プチマウスのほうは3年はつかっている。日本のArvel製。
大きいほうはLogitechのもので、ちょうど1年というぐらい。
どっちも電気的に壊れているっぽいな…静電気か?
この二つのマウスを足して2で割って、新しいマウスが作れないものか…。とくだら
ない妄想をしてみるが、どうやら最低でも1つは新規購入しないといかんらしい…。
面倒なのでこの昼休みに行ってくるかな…。

飯ログ:イエローカレー

…というわけで、自信のない順にカレー料理を紹介しているわけですが、今回の「イエローカレー」はお勧めできます。
一部、材料の入手に難があるかもしれませんが…。

【あらすじ】
日曜日、旅行に行こうと思っていたのだが、あいにくの大雪で友人Valerieの家に御呼ばれすることになった。(中略)ベジタリアンの旦那には「欧風ベジタリアンカレー」を失敗しながらも作ったのだが…。

【目標・うんちく】
「イエローカレー」
私が始めて本格的な「イエローカレー」に出会ったのは厚木ビブレにあったあるアジア料理レストランである。工芸大時代、95年ぐらいに活動していたネットワークプロジェクトの仲間、特に草原研の人々とよく利用した。
店の名前は「東洋元氣食堂」だったと思う。この店はタンドールとかカレーがインド系シェフによる本格的なものなのにもかかわらず、一定料金で「食べ放題」だったので、学生のわりにかなりのアジア料理を学んだ。しかしある日突然、この店は経営方針が変わり、その後あっというまに潰れてしまった。
当時、友人だったマレーシアからの留学生が作ってくれたイエローカレーもうまかった。その後も渋谷やお台場のカレー食べ放題店などに行くとつい、イエローカレーばかり食べてしまうようになる。
さらに無印良品の「イエローカレー」に出会い『俺にはもうこれしかない』、と安住の地を得たかと思ったが、その後、フランスに引っ越してしまったので、二度とイエローカレーが食卓に上ることは無くなった。

基本的にはインド・パキスタン系のさらっとカレー。鶏肉が崩れるまで煮込んであり、ココナッツが効いている。甘くて辛い、またその色合いのため、素人には作れないような気がしてくるが、実はそうでもない、ということをこれから証明。

いや、むしろ簡単かも。材料さえ手に入れば。

【準備】3人前
骨付き鶏肉 600g(簡単に言うと両モモ)
たまねぎ 小3個
にんじん 2本
じゃがいも 小3個
水 600ml

粉末にんにく(ail)
ローズマリー(romarin)
ローリエ(laurier)
生クリーム15% 大さじ3
カレー粉 30g
 マサラ。今回もブレンドは何でもいいです。黄色いからってターメリックが多目というわけでもない。今回は市販のブレンド済みカレー粉を使用。
ココナッツヨーグルト 160g
 これが今回の主役ともいえます。なければココナッツミルクや粉末ココナッツ+ヨーグルトでいいでしょう。フランスにいる人はダノンのこれ、が超便利です。

【調理】
1.鶏肉に下味をつける
 軽く洗って塩少々、ハーブとカレー粉を少々振っておく。
2.野菜を切る
3.たまねぎを炒める
4.野菜とカレー粉の1/3を加えて水を加えて煮始める
5.熱したフライパンにオリーブオイルを引いて鶏肉を焼く、
 片面(かわのほう)を下にして、ローズマリーとにんにく、カレー粉を少々かけて5分、中火でふたをして焼く。ちょっと焦げたか?というぐらいまで我慢。
 裏返して弱火で5分、またふたをして焼く。

6.鍋に鶏を投入。
 皮のほうを上にして、残りのカレー粉を投入。弱火でふたをして10分煮込む。
 いったん火を止めてアク、コゲやスパイス、油などの浮遊物を回収する。
 そのまま余熱で10分、温度が落ちて味が落ち着くまでまつ。
7.生クリーム大さじ3を投入。さらにココナッツ入りヨーグルトを160g投入。軽く混ぜる(鶏を崩さないように…)。
8.食べる直前に温める。

【食べ方】
前回と同様、お米はローリエやサフラン、バターなどを入れ(これも少量、風味付け)、固めに炊くとよいと思います。サラサラカレーなので、タイ米やバスマティ米が合うでしょう。


【考察】
今回の出来は(欧風ベジタブルカレーと比べて)かなりよいものでした。
コツはココナッツヨーグルトを思い切って入れることですね。一瞬「ええっ?」というぐらい白くなりますが、いわゆるイエローカレーの色はここからきているようです(インドでイエローカレーなんて呼んでないと思いますが…)。酸味とココナッツの甘み、乳脂肪由来のコクがたまりません。
鶏の扱いについてはいろいろな方法があると思います。焼かずに、ココナッツとヨーグルトの酵素をつかって料理する方法もあると思いますが、私は肉の内側に旨みが残る料理法が好き(グズグズのボロボロになって出汁をとられた鶏がかわいそう)なので、とにかく最初に強めに焼いて香ばしさで封じ込めるという方針を採りました。

ちなみにフランス人の反応はよかったです。子供も、好き嫌いが多い割にはちゃんと食べてくれました。

辛さは上記のレシピだと日本人には甘口になると思いますが、子供もOKということで、適当にアレンジして、ぜひ試してみてください!
ココナッツの代わりに大量のバナナなどを使うというテクニックもあるようです。

なお、デザートも、やはりヨーグルトがよいのではないかと思います。ラッシーですねインド料理風に言うと。

飯ログ:ベジタリアンカレー

ちなみに事前に断っておきたいのですが、今回は失敗の部類に入れたいと思います。

なのでルセット(レシピ)などは今後修正する可能性があります。

【あらすじ】
日曜日、旅行に行こうと思っていたのだが、あいにくの大雪で友人Valerieの家に御呼ばれすることになった。手ぶらで行くのもなんなので、何か料理を作ろうと思い立ち、普通のフランス人がめったに食べない「カレーライス」を作ろうと決めた。
ただし上手にできなかった場合は、企画ごと秘密に。
さらに、Valerieの旦那はベジタリアンであり、肉や肉由来のソースが入ったものは使えない。さらに子供もいるので、辛さに任せたテイストも不可。…というわけで不測の事態に備え、同じカレーの準備から途中で2つのカレーに分岐することに。
なお、重大な制約として「市販のカレールゥを使わない」という点が挙げられる。何故って…売ってないし、肉のスープが入っているから。

【目標・うんちく】
「欧風・ベジタリアンカレー」
辛いものを食べなれないフランス人でも「Bon!」な欧風カレーにチャレンジ。さらに肉を使わないベジタリアン対応食。バターは使いますのでベガン(完全菜食主義)対応ではないです。
ちなみに日本の「欧風カレー」はインドからイギリスを経由して海軍から伝わったものであるらしい。「欧風」のゆえんはルゥ(roux,これはフランス語)を使うところ。日本語の「カレールゥ」はカレー粉と「何か」が混ざったものであるが、本来ルゥは小麦粉とバターを等量炒めたものであり、スープのとろみと味のまろやかさ、バターによるふくよかさに貢献すると思われる。小学校の家庭科では市販のルゥをつかわず、この工程で調理実習を行っているはずである。いまの生活科はではどうかしらん。

【準備】3人前
たまねぎ 小3個
にんじん 2本
じゃがいも 小3個
グリーンピース 200g(お好みで)
水 600ml

粉末にんにく(ail)
ローズマリー(romarin)
ローリエ(laurier)
ビターチョコレート 10g
生クリーム15% 大さじ1

カレー粉 30g
 マサラ、今回ブレンドは何でもいいです。
小麦粉 100g
減塩バター 100g

【調理】
1.野菜を切る
2.たまねぎを炒める
3.豆以外の野菜とカレー粉の1/3を加えて水を加えて煮始める
4.煮立つ間にルゥ(roux)をつくる。

 小麦粉とバターを等量はかり、フライパンで小麦粉を炒っていく。
 焦がし具合によって、ブラウンルゥ(roux brun)になってしまうので、火加減に気をつけながらがんばってroux blond、つまりブロンドのルゥを目指してほしい。ちなみにベシャメルソースなどはroux blank、つまり白。
 なお今回は見事に失敗した。ダマに気をとられすぎて、クッキーチップのようなものをたくさん作ってしまった。
 最弱火で、うまくバターを制御するべきだろう。あわてなくても最終段階ではバターは扱えるようになる。最初が肝心。また少しでも焦げたら、味がくどくなるので混ぜずに除けたほうがいいかも。
 また本来「小麦粉とバターは等量」とあるが、脂っこいのが嫌いなら、少なめでもいいかも。
 最後の脂が少なくなってきたあたりでカレー粉の1/3を混ぜる。ルゥは後で使うので、フライパンが1つしかなかったらボウルにでもあけておこう。

5.煮立ったらアク、スパイス、油などの浮遊物を回収する。
6.残りのカレー粉と豆を投入、10分ほど煮込む。
7.火を止めてルゥを投入、すばやくかき混ぜる
 このとき、半分ぐらいで様子を見ながらかき混ぜるとお好みの硬さになります。
8.ビターチョコレート、生クリームを入れて混ぜる
 チョコレートはコクが出る、生クリームはまろやかで芳醇な酸味が加わる。なおこの生クリームはフランス国内で手に入るものなので、ない場合は砂糖ぬきのヨーグルトで代用可能と思われます。

【食べ方】
すぐに食べてもいいですし、一晩冷まして食べる前に温めてもよいでしょう。
お米はローリエやサフラン、バターなどを入れ(これも少量、風味付け)、固めに炊くとよいと思います。
完全に肉を使っていませんので、ビーフカレー特有の臭みがありません。グリーンピースの食感+甘みとクリームの酸味がたよりなので、缶詰ではなく、ちょっといい物を使ったほうがいいかも。

【考察】
今回ルゥで見事に失敗してしまったので、自分的には70%の出来でした。
次回はもっと上手に完成させたいと思います。
その後、いろいろ調べてみましたが、やはりルゥからカレーを作る情報があまり見当たりませんでした。日本の食品会社恐るべし。NHK「ためしてガッテン」のサイトに面白い情報が載っているので、試す方はこっちをご参考。
www.nhk.or.jp/gatten/archive/1997q1/19970219.html
ふつうにやったら絶対、クッキーが出来上がるように思うんですが…さすがシェフ、なんでしょうか。ラードを使ってるから?てゆかラードは肉脂なので今回は使用不可…。あとルゥは沸騰直後に入れるのか…鍋が焦げ付いたら嫁さんに怒られそうなのでできない相談だなあ…。

なお、パリの日本食料品店ではバーモントカレーとかを日本の数倍の値段で売っているので、この技術が習得できると結構気軽にカレーが作れることになります。次回もがんばろう。